池袋西口だけでもけっこう店舗がある松屋。
でも池袋を生活圏として暮らしてきた十数年のうちに、松屋のお世話になったことは片手で足りるくらいしかない。
というのも学生時代にお世話になりすぎるくらいに松屋に通っていたために正直飽きたのである。
明大前の松屋や下北沢南口の松屋ではおそらく週の半分は松屋の牛丼を口にしていた。お金のない学生には牛丼を頼むと味噌汁も付いてくる松屋の方が吉野家よりもコスパが高かったのである。
しかし、そんな愛して止まない松屋の牛丼も社会人になり、可処分所得が増えて吉野家の牛丼に舌が慣れてくると、これまで旨いと感じていた松屋の牛丼の味が濃くて仕方が無く感じてくるようになったのである......。
アホみたいな学生時代と違い、社会人ともなるとそれほどの塩分は必要ないのである(笑)
以来、松屋から脚が遠のいて幾星霜......。
STAY HOME生活が続いたこの春から夏にかけて、まさかまた松屋を恋い焦がれるようになるとは夢にも思わなかったのである。
松屋では松屋ネットで予めお持ち帰りのWeb予約が可能になっており、これで注文をするとポイントも付いてなにかとお得！
Web注文時に受取時間も指定できるんで、その時間になったらお店に向かい、食券は買わずにお持ち帰りの注文カウンターに言って、予約時の名前を店員さんに伝えると注文した品が手渡される。
この春、松屋から遠のいていたボクをまた近づけてくれたのがこちらっ！
創業ビーフカレーとうまトマチーズハンバーグ！！
このうまトマチーズハンバーグはたしか昨年の夏も発売されていて、ネットでも話題になった季節限定メニューで、今年も復活！
昨年は松屋だしなぁ〜とスルーしていたところ、今年はなにかとテイクアウトメニューを開拓せねばならない理由で、一度試しにチャレンジしてみるとこれがなかなか馬鹿に出来ないのである。
合挽ミンチのハンバーグは昔ながらの洋食屋さんのハンバーグのよう。
それに惜しげも無くかけられているうまトマソースは主張し過ぎないトマトの酸味に、にんにくのパンチと溶け出したチーズのコクが絡み合い、絶妙な味わいを醸し出してくるのだ。
とはいえ、やはり松屋らしい塩分過多な面も無きにしも非ずで、そこで威力を発揮するのがこちらの半熟玉子。
ちょっと味濃いなぁ〜と感じてきたあたりで半熟玉子を決壊させて、うまトマソースと絡めていただくと、ほどよく塩味加減も中和され、またバクバクと箸が進むのである。
それとこちらも馬鹿に出来ない味わいな創業ビーフカレー！
こちらは単品でもテイクアウト可能なので是非！
写真だとわかりづらいが、ほぼルー全面にほろほろと崩れた牛すじが絡まってくるのである。
この日、うちの相方さんは茄子と筍の麻婆コンボ牛めし。
こちらも季節限定メニューということで。麻婆茄子のタレと牛めしのタレが絡まり、なかなかオリジナルな味わいでございました。
和風な麻婆茄子といった味わい(笑)
