SAY SILLY THINGS!

“TEAM H末端構成員”が妄想と現実の狭間で戯れます。

往年のMotley Crueの楽曲はどこの定額制音楽配信サービスで聴けるのか?

Motley Crue - Theatre of Pain

この夏、国内外の主要な定額制音楽配信サービスが始まり、これまでとはちと違った音楽の楽しみ方を満喫している今日この頃。以前Apple Musicに関するエントリーで書いたとおり、当面はApple Musicをメインに邦楽が不足している分をLINE MUSICで補って、この二つのサービスで決まりかなぁ~と思っていたのである。

そんなこんなしているうちにいつの間にGooglePlay Musicなるもんも始まってしまったっ!?ヲイヲイ、せっかく決まったと思っていたのに...といっても始まったのならとりあえず試してみないワケにはいきますまいっ!どうせ1ヶ月はタダだというし。

ということで、ここ数日はGooglePlay Musicにも手を出し、ドコのサービスでどんなプレイリストを保存していたかわからん状況に陥っているのです...(^^;)ハハハ。
そんな定額制音楽配信サービスで最近ハマっているのが『ヘアメタル』! そもそもこのヘアメタルなる名称には正直ピンとこないのである。この名称はこのカテゴリーに分類されるバンドの髪型にある。 1980年代初頭ロサンゼルスのクラブを中心に起こったムーブメントなのだが、どういうワケか皆が皆ヘアスプレーで髪型をライオンの鬣のように膨らませ、顔にはメイクを施していたことからヘアメタルという名前が付いたのだろう。

しかし、ムーブメントの勃発当初はグラムメタルとかLAメタルと呼ばれていたはずである。 当時のボクは青くて毛穴から性の勢いがプンプン醸し出される思春期まっただ中。 洋楽に目覚め、Rockを遡り、まずはイギリスはロンドンで勃発したNew Wave Of British Heavy Metal、通称NWOBHMの洗礼を受けて、HeavyでSolidなRockにどんどんハマっていった時期である。

Rockというものはボクにとってはすでに過去のスーパースターの作品を後付けで追いかけるものであり、リアルタイムに体験するものではないと思っていたところに、まさに現在進行中のムーブメントに出会ったのである。 それが80年代前半に巻き起こったLAメタルブーム。 いまでは考えられないことに数々のHardRock/HeavyMetalバンドのシングル曲がBillboardのヒットチャートを駆け上がったのだ。 一も二もなく、ボクはLAメタルのまだ20代の若いバンドにハマっていった。

そんなLAメタルの一時代を築いた二大巨頭といえばRATTMOTLEY CRUE。 ほぼイケメン揃いで、スーパーギタリストを擁するキャッチーな曲のRATTよりも、ボクは一癖も二癖もあるMOTLEY CRUEのほぉ~が好きだった。 メンバーのうち、ボーカル、ベース、ドラムの3人はみるからにやんちゃな悪ガキ。SEX DRUG ROCK'n'ROLLを地でゆく破天荒型である。実際全盛期中にもかかわらず様々な問題を引き起こした...(^^)ハハハ。

普通ロックバンドというと、ベースかドラムのリズム隊のどちらか(もしくは両方)が、残念なブーちゃんで、ボーカル&ギターの引き立て役という構成がほとんどなのだが、このMOTLEY CRUEに至ってはHardRock/HeavyMetalの世界では必須ともいうべきギタリストがスーパーギタリストでないばかりか、残念なブーちゃんなのである。 さらに凄いことにギタリストだけおっさんというもはや謎でしかないメンバー構成!?

しかし、このブサメンでおっさんなギタリスト、ミック・マーズこそが実はMOTLEY CRUEの良心であり、不気味な奥深さの元なのである。 この彼は本来ROCKの世界であればボーカル以上に目立ってもおかしくないギタリストでありながら、決して目立とうとしない。 テクニック的にもギター雑誌で特集が組まれるようなスーパーギタリストでは決してない。 でも、バンドリーダーでもあるベースのニッキー・シックス曰く、『たとえどんな状況にあろうと常に80%の実力を出し続けられる男』なのである。

毎日のようにツアーで騒ぎ、ライブが終わればパーティー三昧、夜は夜でグルーピー相手にベッドでお仕事、休むまもなく次の日もライブという生活をおくるROCKバンドにとって、なにがあろうと80%の実力を出し続けるということはある意味バケモンでなのである。

ROCKバンドの定石ともいうべき、ギタリストにはイケメンのスーパーギタリストではなく、ブサメンでおっさんな80%男を置くという底知れぬ奥深さに思春期のボクは脳味噌を揺さぶられ一気にファンになったのである(笑)

グレイテスト・ヒッツ
カテゴリ: ロック

当時TVから流れてきたPVを観て脳天直撃して下が緩んで脱糞した曲が♪Looks That Kill♪ ボクとモトリーの出会いの曲である。

日々のロックンロールジャーニーを綴った♪Home Sweet Home♪はHR/HM史だけではなく、アメリカンロックの代表作として一般的な音楽ファンの記憶に残るモノとなり、以下の♪Smoking In The Boys Room♪とともにMotley Crueは第二作までのLAメタルの文脈での音作りから、第三作♪Theatre of Pain♪でよりRock'n'Rollよりに舵を切る。

ちなみにこちらはモトリーらしい下衆いやんちゃな魅力が詰まった♪Girls,Girls,Girls♪のPV

ある意味ヘヴィネスな音作りという面で頂点を極めた♪Dr.Feelgood♪ 後のグランジの音作りにも影響を与えたモトリーの代表作。

Motley Crue


そんな一癖も二癖もあるMOTLEY CRUEの作品に久々に浸ってみよう!というときには定額音楽配信サービスがあるととても簡単に音楽を手にすることができる。 こういった大人買い的な楽しみ方はこれまでのiTune Storeのようなダウンロード型サービスではなかなか手が出せないことである。

で、さっそくAppleMusicでMOYLEY CRUEで検索......しても最近のというか勢いで再結成したときの数枚しか検索結果に出てこない。 それじゃぁ~LINE MUSICで......結果は同じ。 あ゛れっ!?GooglePlay Musicは?......といってもここでも同じ。 ちなみにすでに退会したAWAで検索してみても同じ。 試しに、止めると言っておきながらまだ退会してなかったKKBOXで検索してみると当時のオリジナルアルバムすべてLibraryに揃っているヽ(^o^)丿

これってどういうことなんだろう? 少なくともこの夏以降に始まった定額音楽配信サービスは軒並みMOTLEY CRUEの過去のアルバムを扱っていないということである。 しかし、以前からアジアを中心に展開していたKKBOXは配信を許可されている。 これはアーティスト側の意向の問題なんだろうか?レーベルとの交渉の結果なんだろうか?

ネットでちょっと調べてみてもMOTLEY自身が音楽配信に消極的とかいう感じの記事は特になく、レーベルと問題を起こしているワケでもなさげである。だって、KKBOXは配信できてるんだから...。 今はモトリーレコードという自身のレーベルからアルバムを出しているようだが、全盛期はたしかエレクトラレコードだったはずである。KKBOX以外で辛うじて配信しているモノはこのモトリーレコードから出されているモノだろう。全盛期のエレクトラレコードから出されたアルバムが軒並み配信されていない感じなのだ。 昨今の新しめの定額音楽配信サービスのプラットフォーム会社とエレクトラレコードとの間で、配信料の料率で合意が出来ていないというところなんだろうか。
まだまだ定額音楽配信サービスは始まったばかりで、それぞれのサービスで善し悪しがボコボコであることは否めない。 iTunes Storeにしてもサービス開始後しばらくは苦労が続いていたんで、各サービスが浸透していくに従って、楽曲の穴も埋められていくのだろう。 急いてはコトを仕損じるのである!

ってか、止めよぉ~と思ってたKKBOXどぉ~しよ?以外とAppleさんでもLINEさんでもGoogleさんでも抜けているよぉ~なところをしっかり取りそろえてたりするんだよなぁ...(^^;)ハハハ。