SAY SILLY THINGS!

“TEAM H末端構成員”が妄想と現実の狭間で戯れます。

国内サービス開始してないのに、国内の無料視聴ユーザ向けにサービスを始めてはいるSpotifyの不思議。

金曜日の夜という時間はポチり癖のあるボクとしてはとても恐ろしい時間帯である。 月曜日から金曜日にわたる5日間にも及ぶ仕事のストレスから解放され、しかも週末は土曜日、日曜日とまだ手つかずの状態で残っているのである。 そんな魔の金曜日の時間帯、特に21時から0時にかけての3時間、ボクは未来への可能性に満ち満ちた何でもできそうな全能感への錯覚に陥るのである。 嗚呼、恐ろしや恐ろしや......。

Music Unlimitedで知ってしまった蜜の味とすぐさま蜜が無くなってしまったことによる飢餓感

先日の魔の金曜日の21時、その時ボクは本ブログでのサブスクリプション型音楽ストリーミングサービスのエントリーを振り返っていたのである。

本ブログで初めて音楽ストリーミングサービスなるものに言及したのは2014年の12月。 当時国内ではそれらしきサービスはSonyが提供していたMusic Unlimitedと当時はその存在すら知らなかったauKKBOX程度なモンだったのである。

本格的にMusic Unlimitedを使いだしたのが2014年の年の暮。しかし年も明けた2015年1月、突如Sonyからメールにて同年3月末をもってMusic Unlimitedのサービス終了を告げられる。 思えば、せっかくその価値を見出し始めたという中途半端なところで、オモシロげなおもちゃを取り上げられたっ!?ということがトラウマとなり、その後の飢餓感たるや相当なストレスとなり、音楽ストリーミングサービスを巡る、あぁ~でもないこぉ~でもないといった右往左往が始まったのである。

思いもよらないMusic Unlimitedの終了は衝撃的だったが、その後の2015年夏から秋にかけての各社の怒涛の音楽ストリーミングサービスの開始はそれ以上に衝撃的であり、ボクにとっては自分のiTunesのプレイリスト以上にこの手のサービスのプレイリストを次から次へと聴きまくった2015年であった。

で、そのきっかけとなったMusic Unlimited終了の言い訳を改めて見てみて、相変わらず代わりのサービスになる予定のまま予定は未定で、未定は未定のいつまで未定なんぢゃいっ!というPlayStation Musicの国内サービス開始のネタは転がってないモノかと、Google先生に聞いてみたところ、やはりなんの進展も見られないようである<現時点

でも、PlayStation Musicの核となるであろうSpotifyのHPは日本語ページでサービスに向けて頑張ってますっ!的なメッセージを送り続けているようで、結局Spotifyと国内音楽産業の落としどころがいまだに付いていないというのが垣間見られ......。 大人たちはなにをしとるんぢゃいっ!もっと大人な人々は、もっともっと大人なやり方でサービスを享受しておるのにっ!ボクもヲトナになっちゃうよっ!!

とこの魔の金曜日の夜間帯にその気になってしまったのです...(^^;)ハハハ。

未だサービス開始できない日本国内からSpotifyのアカウントを登録する寝技

ちなみに今現在、日本国内からSpotifyのトップページにアクセスすると、下の画像のような画面しかでてきません。 『ごめんなぁ~わしらおたくの国じゃまだ営業できんのよぉ~。』 このページは日本語のページで表示されるときもあるようです。

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これは、まだSpotifyがサービス開始していない国では接続元のIPアドレスを見て判断し、このような画面を用意しているみたいです。 なので、このままではサインアップすらできないということになります。

しかし、いつになったらPlayStation MusicなりSpotifyなりが国内サービス開始となるのかさっぱりわからない中、どぉ~してもSpotify聴きたいのっ!!!という先達は様々な情報をネットに残しておいてくださいます(笑) だいたい、同じような内容なので『Spotify サインアップ』あたりでGoogle先生に聞いてみて出てきた検索結果の中から、解りやすいものを参考にしてください。

ちなみにここから先はあくまで自己責任の世界でお願いします。誰もなにも保証も推奨もしませんので。

ボクはこちらのエントリーを参考にしました。 乱暴な言い方をするとSpotifyのサーバが、IPを見て国を判別し、トップページを振り分けているのであれば、サービスを提供している国のサーバを経由してアクセスすれば、正式なサービス開始版のサイトにたどり着けるということになります。 そのためにVPNの仕組みを悪用...いやいやちょいと借りるというところがこのやり方のミソのよぉ~です。

いろいろ経由するサーバを設定するといったコストかけないやり方もあれば、セキュリティ対策の一環で販売しているVPN設定アプリを使うといった簡単なやり方もあり様々です。 ボクはとりあえず手っ取り早く結果を見たかったんで、ソースネクストHotspot Shieldのダウンロード版で試してみました。

ちなみにSpotifyはサービス提供している国々で新サービスの提供開始にバラつきがあるようなんで、とりあえずVPN接続先はUSAにしておいた方が無難です。 あ゛っ!?UK好きにはUKを接続先にした方ぉ~がいいかも!

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VPN接続の接続先をアメリカにして、再度Spotifyのページにアクセスすると、アメリカのSpotifyのページにアクセス可能になるのです。 その状態ですかさず、まずはアカウント作成! サインアップのページから手順に沿って、アカウントを作ります。 Spotifyは無料アカウントも作れるンで、まずはそこから始めましょう。この無料アカウントである程度聴けてしまうっていう面も、日本国内で大人たちが首を縦に振らない大きな理由なんでしょうねぇ~。

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無事にアカウントができたら、再度そのID/PWでログインです。

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すると、『あんがとねっ!』というメッセージのページに移るとともに、『有料アカウントのフリートライアルどぉ~だい??』と誘われますが、とりあえずここでは無視しましょう。 ちなみに今回はWindowsMacSpotify聴きたいじゃん!という範囲に閉じているンで、ここではパソコン版のSpotifyアプリをダウンロードしましょ!

パソコン版Spotifyアプリをダウンロードしてみましょ!

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ページ上のメニューにある『Download』をクリックすると、WindowsMacといったパソコンに応じたアプリが勝手にダウンロードされるはずです。 ダウンロードが完了したら普通にインストールしましょっ!

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アプリの一番最初の立ち上がり画面です。不思議なことにすでにアプリとかは日本語ローカライズ完了済みなんですよねぇ~。 作ったアカウントのID/PWでログインしましょ!

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Spotifyが抱えている3000万曲以上といわれている音楽データベースを世渡りするためのブラウズメニュー。 まずはここが基本スタンバイの画面ですかねぇ。 というか3000万曲て、2015年いろいろとサービスを開始した音楽ストリーミングサービスと比べても、他の追随を許さな過ぎの曲数です。ブッチギリ感が半端ないっ!?!?

このブラウズメニューの目立つところにあるのがアクセスした曜日、時間によって変わるおすすめメニュー。 すでに日付が変わって土曜日深夜になってたんで『It's thebest  day of the week...Saturday!』と土曜深夜のおすすめプレイリストが提供されてます。 この手のレコメンドサービスはGooglePlay Musicでも提供されてるけど、あれ見た目ダサいし、毎回同じプレイリストばかりで継続性無いんだよねぇ。Spotifyにはちっと期待してます(笑)

あ゛っ!?大事なことを言い忘れてました。 このSpotify、まだ国内サービスができてないという面もあり、邦楽が好きな方にはまったく意味がないです。いくつかパラパラと国内アーティストも入っていているようですが、3000万曲の品ぞろえとはいえ、基本洋楽マニアしかいまのラインナップでは満足できないと思います(笑)

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プレイリストを選んだ時の画面はこんな感じ。これはクラシックロックのプレイリストです。

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プレイリストで気に入ったもんを『フォロー』すると、『自分のミュージック』というところに溜まっていきます。 自分のプレイリストの部分はiTunesのプレイリストも自動で反映されるようで、勝手に読み込んでました。 Spotifyアプリ上でもiTunesのプレイリストが聴けるってことですかね。

ちなみに、Facebookとアカウント連携させると、Facebookで使用しているアイコンが反映されます。

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無料アカウントとプレミアムアカウントの差は、パソコン版とスマホ版でも違うようですが、パソコン版ではプレイリストの順番でも聴けるし、スキップの制限はあるのかな? 設定画面上での制限はストリーミングの音質が無料アカウントでは標準だけで、高音質とかは無理っぽいです。 といっても、標準でもボクの耳では十分です(笑)

で、結局Spotifyってどぉ~よ??

そんなこんなで、日本国内にいながらSpotifyのストリーミングサービスを聴けるようにはなりました。 いろいろネットの情報を見ていると、VPN接続は14日間感覚で1回やっておけばよく、その後はVPNを外して接続しても問題ないということのようですが...。 これは、Spotifyユーザが海外旅行に行った時でも継続してSpotifyを聴けるように14日間は契約国外からでもアクセスできるというSpotifyの温情を曲解して無理繰りアクセスしているという後ろめたさは否めません...(^^;)ハハハ。 14日経ったからといって、もうSpotifyに接続できなくなるということではなく、その時に再度VPN接続する(毎回じゃなくてもいぃ~ンです。14日単位で最初の1回だけ。)とまた14日間継続して聴くことが可能になるとのこと。 なので継続的に視聴する場合、この手順がメンドクサイっちゃ、メンドクサイのです。一日も早く正式な国内サービスが開始されることを望みます。

そぉ~までしてSpotifyで聴く必要があるか?というと人ぞれぞれの好みではありますが、洋楽に限っていえば、レコメンドの精度は現在国内でサービス開始している音楽配信サービスと比べても、高いと思います。好きな曲の周辺あたりでお゛っ!?これはいぃ~なぁ~と思える曲との出会いの幅が確実に広がった感はあります。 ただ、洋楽マニア限定ですが...(^^;)ハハハ。

国内サービスが開始されたとしても、邦楽に関しては多分Apple MusicやGooglePlay Musicの収録曲数・内容と大差ない感じがします。 というのも、この2社のサービスとau資本が入っているKKBOXとかLINE MUSICといった国内事業者の音楽ストリーミングサービスで邦楽に関しては微妙に海外資本のサービスは差別されてる感があるんですよね。ラインナップが国内資本のサービスにはあるのに海外資本のサービスにはないってのがちょいちょいあります。 なので、邦楽メインで聴きたい方はSpotifyが国内サービスを始めてもLINE MUSICとかの方がいぃ~かもしれません。

また、無料アカウントの場合、何曲かに一回CMが入ります。ちゃんと図ってなかったんでテキトーですが4曲~6曲くらいの間で1回程度? そのCMが日本語なんですよねぇ。アカウントのサインアップの時以外はVPN外してアクセスしてるんで、日本からのアクセスってわかった上で、流してるんでしょうけど...(^^;)ハハハ。 正式なサービス開始もしておらず、海外居住の日本人が日本に滞在している間にSpotifyを利用することを大人の理屈上は想定してるんでしょうか?じゃないと誰向けに日本語CM流してるのかわからんですもんねぇ...(^^;)ハハハ。

ということで、アプリも日本語ローカライズしているし、CMも日本語バージョンだし、着々と国内リリースに向けての準備は進んでいるかのように見えるんですが.........。

この規模の曲数でしかも邦楽も先行の音楽配信サービスと同程度収録できれば、間違いなくリードしそうなサービスに思えますが、音楽業界の大人たちはいったい、いつ、どういう決断をするのでしょうか? はてさて。