最近Instagramに流れてくる広告が気になるのです。 ある日age of teeという会社のTシャツの広告が流れてきて、これは!と思いポチッてしまったのが9月の下旬。
以来、たまに思い出したかのようにDHLからメールが届くんですが、ポチッてから一週間位してよぉ〜やくSANTA ANAからの出航完了のお知らせが。 またしばらく何の連絡も無く、もう忘れかけた頃にフランクフルトに行ってるよ!との配送連絡が......。 なにゆえフランクフルト?でも船便だからまとめてグルグル地球上を回っているのかと。
もぉ〜無事に着いたら儲けモンくらいに考えていたら3週間くらいして川崎に到着!との連絡。
そして、さらに4日ほど待たされて、正味3週間ほどしてよぉ〜やく海の向こうからお荷物到着なのです!! いやぁ〜長かった...(^^;)ハハハ。
なにかというと、こちらのMiles Davisの名盤『on the corner』のジャケットイラストがプリントされたTシャツなのです(笑)
別にボクの御生誕年に発表されたアルバムでも無いこの『on the corner』のTシャツをなんでおすすめされたのか不明なのですが...。
このアルバムには個人的には非常に思い入れがあるのです。 90年代も後半に入った頃。 ボクはこれまでの人生の転機を迎えており、仕事もプライベートも絶頂期でこの世の春を謳歌しているつもりだったのが、そんな天狗の鼻をへし折るかのような職場の異動、環境の変化にともなう彼女とのすれ違いが続き、若かりし青年のワガママがもたらす別れと垂直落下式ジェットコースターのような変化に人間不信に陥りかけた頃合いなのでした。
そんな半分以上壊れかけていた当時のボクは、これまでとは違う趣味に意欲的に向かうようになり、それまではRockやPopsメインだった音楽の趣味も、突然JAZZを聴き出すようになり、なかでも名前だけは知っていたMiles Davisのアルバムを貪るように聴くようになり、一番ハマったアルバムがエレキマイルスといわれる時代のアルバムの中でも一番プリミティブというかシンプルな曲の構成がつまった『on the corner』だったのです。
今思うと、あの頃の躓きがあったからこそ自分自身を振り返るコトが出来たと思うし、あの頃のこれまでとは違う自分を捜し求めたコトで趣味の幅も広がることに繋がっているし、出来れば同じようなジェットコースターはもう経験したくないけど、若い頃に躓いていてよかったなぁ〜と思えるくらいには充実した人生を歩めるようになってるよね。 と20年前の自分に「なにが起きてもなんとかなるから!」と一言言ってあげたい気分です(笑)