これまでの人生で、四川料理や韓国料理のお店に積極的に足を向けなかったのにはワケがある。 あちらで評判な麻婆豆腐のお店がある、こちらに担々麺が評判なお店があると聞くと、なにはともあれ果敢に攻め入った20代。 ボクはことごとく討ち果たされ、砂塵と化したのである。 時には、意識朦朧となり危うく気を失いかけることも幾星霜...(遠い目)。
そうなのだ、ボクは唐辛子系の赤い料理が大の苦手なのである！ と20代前半に悟ったのである。 以降、辛いモノ系の場合は必ず辛味少なめの調整が可能かどうか、お店の人に聞くようになった。 唐辛子系の料理を受け付けないワケでは無く、食べたい気持ちはあったのである...(^^;)ハハハ。
そんなことから韓国料理もどちらかというと食わず嫌いな面が多々アリ。 しかし、近所の自起屋さんの各種炒め物の辛味ダレの味に舌鼓を打てるようには成長し、最近では韓国料理のお店をもっと開拓してもいいのではないかと思えるようにまで成長したのである。 この歳でまだ成長の伸び代があるとは我ながらたいした玉なのである(笑)
ということで、だいぶ昔にうちの相方さんと行って以来、その後興味の欠片も無く忘れ去っていたお店『ハヌリ』さんに数年ぶりに足を向けてみた。 場所は池袋東口ヤマダ電機のビルの対面、叙々苑が入っているビルの5階でハヌリさんは営業している。
エレベータを降りると入口もなにも無く、すでにお店の中。 このビルのテナントの造りはどこもこんな感じ。 廊下の左側は大部屋のテーブル席で、右側は個室っぽい造りのテーブル席である。
個室っぽい方はこんな感じ。 これが二組並んでいるんで、一組だけだと個室っぽさを感じるが、二組入ると逆に狭い空間に見知らぬ二組が閉じ込められて、なんか微妙な雰囲気になる...(^^;)ハハハ。
こちらがランチメニュー。晩秋の季節柄か鉄鍋系の料理が多い。
以前と違っていたのは、副菜の食べ放題コーナーが設置されたこと。 多分、昔は無かったと思うんだけど...。
付け合わせ3品に本日のキムチの食べ放題。 この日の付け合わせは、肉団子と大根の煮付け、マカロニサラダ、厚揚げの煮付けの3品に、本日のキムチはカクテキ。 意外とカクテキの食べ放題のお店ってないンで、これはラッキー！
サラダはほぼサニーレタスとトマト。
これ以外にご飯も食べ放題で、ジュースはりんごジュースと梨ジュースが置いてあった。
とりあえず、付け合わせとキムチを装って料理を待つ。 付け合わせの味付けは和食の味付けっぽさがあるが、どれも味を濃いめにしているよう。なので、ぶっちゃけそんなに量喰えません...(^^;)ハハハ。
サラダはこんな感じ。 なんかトマトは昔の昭和なトマトの色合いで、懐かしさがましております(笑)
まず、出てきたのはうちの相方さんが頼んだプルコギ！ ハヌリさんのプルコギの特徴は、なんとスープ仕立て。 プルコギでこんななみなみと汁があるのってなかなかないですよね？？ 味はすき焼き風煮のタレを薄めにして、塩とごま油を効かせたような優しいお味。 これは残った汁にご飯入れて食べてもイケる感じの味わい。
そして、辛いノ苦手なボクが頼んだ濃厚味噌豚甘辛炒め！ 甘辛の『甘』に期待を込めてのご注文なのです！！
みた感じ、絶対旨い！という印象なモノの、みるからに辛そうな、赤、赤、赤のオンパレードなのです...(^^;)ハハハ。
恐る恐る一口口にするとあ゛れっ！？甘ぁ〜〜いっ！！ これダイジョブじゃん！という一瞬の油断を突いて辛味が脳裏を直撃しますっ！ げっ！？ダメなヤツじゃん！！ でも、今となってはヲトナなボクは冷静を装って食べ続けるのです。
しかし、口に入れるたびに首から上の神経をズタズタにされるが如くの大規模攻撃に、ボクはもはや生きる気力を失いかけました......。 と、そんな時にフト気付いたのです。 青い野菜をボクはピーマンだと思って、食べまくっていたのですが、これひょっとして青唐辛子じゃね？？と。 そんな青唐辛子らしい物体をよけながら食べ始めると、確かに辛味はあるけど旨味を感じられるようになり、この料理の真髄に行き着きました...(^^;)ハハハ。
濃厚味噌醤と豚肉の脂の甘みがちょうど良い按配で、これ旨いヤツです！！(笑)
そんな濃厚味噌豚甘辛炒め定食はこんな感じ。
こちらはうちの相方さんが、チーズモノも喰いたい！といって追加したチーズトッポッギ。 こちらも鉄鍋でグツグツです。 ボクは味噌豚甘辛炒めの辛味で口の中が非常事態なんで、そこにこの熱いヤツを入れると辛味＆熱さ倍増なのです...(^^;)ハハハ。
これでも、小サイズなんでフルサイズだとどんだけなの？？と。
そんなこんななハヌリさん。 辛い料理も食べ方を心得ればなんとかなりそう！ということが最大の収穫！！ いろいろ試したい料理が多いお店なんで、また今度伺いますm(._.)m
