SAY SILLY THINGS!

“TEAM H末端構成員”が妄想と現実の狭間で戯れます。

何故か120mmフィルムで撮りたくなる神楽坂。5年ぶりにZenza BRONICA S2を持ち出します!

昨年の心残りとして、神楽坂の街を120mmフィルムで撮りきれなかったという思いがありまして。
120mmフィルムの念のための押さえで35mmフィルムで撮ったモノは以前エントリーをアップしてましたが、Rolleiflexで撮影した120mmフィルムのネガがほぼ全滅だったんですよね...(TT)涙。
ということもあり、いつか撮り直したい!とおもいつつ年を越えてしまったという...(^^;)ハハハ。

Zenza BRONICA S2+Nikkor O 50mm f2

ということで、Rolleiflexの露出計がどうも逝かれてる感じなんで、久々に我が家のスーパーヘビー級の善三郎爺さんの落とし子Zenza BRONICA S2に広角レンズのNikkor-O 50mm f2.8を付けてKodak Portra400四本掴んで久々の神楽坂へ!

このカメラとレンズの組み合わせって、レンズ購入時に持ちだした時以来5年ぶりなんですね...(^^;)ハハハ。
長年防湿庫の肥やしになってたんで、思う存分その爆音を早朝の神楽坂に轟かせていただこうかと思います!

ちなみに久々の120mmフィルムを現像に出したんですが、昨今のフィルム事情からなんでしょうが仕上がりまで二週間もかかるんですね...(TT)涙。

そんなこんなで二週間首を長くして現像の仕上がりを待ちくたびれていたわけですが、いざデジタル化された画像を確認してみると......
Rolleiflexの時ほど全滅では無いモノの、でもほとんどのコマで露出不足が否めない...(TT)涙。
なんなんだろなぁ〜この神楽坂と120mmフィルムの相性の悪さはっ!?
ってかボクの腕が悪いだけなんですけどね...(^^;)ハハハ。
でも以前中判カメラに凝ってたときには、こんな失敗ばかり量産してなかったんですが...

ということでい仕上がりがいまいちアンダーなので、念のために露出確認で撮ってたRicoh GRⅡの写真と合わせて御覧ください。(笑)
上がZenza BRONICA S2+Nikkor-O 50mm f2.8+Kodak Portra400で、下が露出確認時に撮ったRicoh GRⅡの写真になります。

Zenza BRONICA S2+Nikkor-O 50mm f2.8+Kodak Portra400神楽坂二丁目神楽坂.

そんなこんなで早朝の神楽坂通りでございます。
実はこの前日の午後にわざわざ今回のロケハンに来てたんですが、週末午後の神楽坂って老若男女問わず幅広い世代が集まってくる街なんですね。
この狭いエリアになかなかの数の男女が集まっていて、思ってた以上に活気のある街でした。
いつも人がいない早朝しか歩いていないんで...(^^;)ハハハ。

Zenza BRONICA S2+Nikkor-O 50mm f2.8+Kodak Portra400神楽坂一丁目みちくさ横丁.

まずは坂下側の一番近いところのみちくさ横丁から。
Nikkor-O 50mm f2.8だと35mm換算では28mmくらいかと思うんですが、ちと狭いですかね?

Zenza BRONICA S2+Nikkor-O 50mm f2.8+Kodak Portra400神楽坂三丁目芸者小道.

気を良くするとバシバシシャッター切って、120mmフィルムなんてあ゛っ!?という間に無くなってしまうんで、そういうことも有って前日のロケハンの中からシャッターポイントを絞りに絞って撮影していきます。
次は神楽坂通りの西側を廻っていきます。
こちらは芸者小道
以前から左の青の枠と右の植え込みのミドリの対比、その真ん中を抜けていく石段の灰色の配色が好みな小径です。

Zenza BRONICA S2+Nikkor-O 50mm f2.8+Kodak Portra400神楽坂三丁目東京神楽坂組合.

芸者小道を抜けてここは外せないでしょう!と東京神楽坂組合
いわゆる見番横丁の名前の由来となったところですね。

Zenza BRONICA S2+Nikkor-O 50mm f2.8+Kodak Portra400神楽坂三丁目かくれんぼ横丁.

数が限られているんで、神楽坂通りの西側はこれくらいにして、ここからは東側を。
まずはかくれんぼ横丁
この黒板の塀もいいんですが、この微妙なクランクが名前の通りでボクがガキだったら絶対かくれんぼしていて面白い環境だろうなと(笑)

Zenza BRONICA S2+Nikkor-O 50mm f2.8+Kodak Portra400神楽坂三丁目かくれんぼ横丁の突き当たりの民家の花の玄関.

その先の丼付きにはこのようなキレイな石段の玄関を持つ家が建っています。
こういう神楽坂ならではの光景がいつまでも残っていてほしいですよねぇ。

Zenza BRONICA S2+Nikkor-O 50mm f2.8+Kodak Portra400神楽坂四丁目見返り横丁Chika.

ここは見返り横丁と言われる一角のやはり丼付きのところですね。
石畳という人工的な通路の脇に植えられている植え込みの緑の対比が好きなのかもしれません。

Zenza BRONICA S2+Nikkor-O 50mm f2.8+Kodak Portra400神楽坂四丁目兵庫横丁.

おそらく神楽坂に撮影に来た方のほとんどはシャッターを押しているであろう兵庫横丁
不思議なことに何度もこの場所を撮影してますが、来るたびにお気に入りのポイントが変わっている気がします。
必ず鶯色の『幸本』の塀がアクセントに入るのには変わりが無いんですが、この幸本とどこに配置するのが収まりがいいのか?このポイントが毎回変わるんですよね。
なので、狭くて短いポイントでは在りますが、なかなか奥深い被写体です(笑)

Zenza BRONICA S2+Nikkor-O 50mm f2.8+Kodak Portra400神楽坂五丁目新宿区立寺内公園.

兵庫横丁をグルグルと回っていると急に段差のあるところに辿り着きます。
その段差を下がると現在の寺内公園
現在の神楽坂五丁目にあたる界隈は昔は『寺内』と呼ばれていて、まさにこの辺りが神楽坂の花柳界の発祥となったというお土地柄のようですね。

Zenza BRONICA S2+Nikkor-O 50mm f2.8+Kodak Portra400神楽坂四丁目伊勢籐.

そんな横丁巡りもこの辺りで切り上げて、神楽坂通りに戻る途中にあるのがこちらの伊勢籐さん。
雰囲気的にとても現在の令和とは時空が取り残されているロケーションなので、この日も和服姿の女性をモデルに撮影されている方がいらっしゃいました。

Zenza BRONICA S2+Nikkor-O 50mm f2.8+Kodak Portra400神楽坂六丁目和田写真館.

神楽坂通りを北上して行って途中脇路地を西に入り、こちらもいつなくなってしまうか解らない物件なので、毎回生存確認がてらシャッターを切ってしまう和田写真館(笑)

Zenza BRONICA S2+Nikkor-O 50mm f2.8+Kodak Portra400神楽坂六丁目コボちゃん像.

この通りのランドマークとしてはコボちゃんも外せませんね(笑)
作者の上田さんは40年以上神楽坂にお住まいらしく、コボちゃん執筆開始当時から神楽坂在住とのことなんで、この像の制作に至ったらしいです(笑)

Zenza BRONICA S2+Nikkor-O 50mm f2.8+Kodak Portra400神楽坂六丁目木造家屋.

コボちゃん像を通り過ぎて、ちょっと住宅地の方に入っていくと前日のロケハン時に発見した木造家屋!
特にお店でも何でもなく、普通の住居の様ですがかの新宿区にこのような板張りの木造建築が普通に残っているというのがすごいですよね。

Zenza BRONICA S2+Nikkor-O 50mm f2.8+Kodak Portra400横寺町鈴木家住宅主屋、一水寮.

そんな凄さを今に伝えるという点ではやはりここ『鈴木家住宅主屋と一水寮』は外せません。
この両物件の間の路地に佇むだけで、いったい今って何年だっけ?というくらい時空の歪みに足を捉えられてしまいそうになります...(遠い目)。

Zenza BRONICA S2+Nikkor-O 50mm f2.8+Kodak Portra400横寺町一水寮.

こちらの一水寮も、工房として現在も使用されているんで廃屋とは違ってまだまだ瑞々しく、清々しいですよね!

Zenza BRONICA S2+Nikkor-O 50mm f2.8+Kodak Portra400横寺町煉瓦の土台の木造家屋.

そんな一水寮の奧の路地を歩いていくと、なんとこのように煉瓦の土台が残っておりました。
この辺は普通の一般住宅だと思うンですが、だとすると煉瓦造りの土台って当時は随分羽振りがよかった家なんですかね?

Zenza BRONICA S2+Nikkor-O 50mm f2.8+Kodak Portra400赤城元町赤城神社境内の石段.

東西線神楽坂駅を通り過ぎて赤城神社へ向かいます。
この日は七草がゆの日だったんですが、やはり都内でも大きな神社はまだまだ初詣の参拝が続いているようで、前日のロケハンの時は参拝客の行列が出来ておりました。
この赤城神社脇の石段の下の赤木坂下の街並みもなかなかいぃ〜風情なんですよね!

Zenza BRONICA S2+Nikkor-O 50mm f2.8+Kodak Portra400赤城下町三丁目ドーナツもり.

そんな赤木坂下のいぃ〜風情なのがこちらのドーナツもりさん!
まだまだ早朝7時台だったんですが、はやくも仕込みが始まっているよぉ〜で、たまにふわぁ〜っと甘い香りが漂ってきておりました(笑)
いつかはお持ち帰りしたいドーナツもりさんのドーナツでございます。

Zenza BRONICA S2+Nikkor-O 50mm f2.8+Kodak Portra400赤城下町あかぎ児童遊園.

最後はあかぎ児童遊園の2体の象で〆でございます。
象の鼻部分が滑り台になっているこちら。昔ながらのタコの滑り台とか日本各地にありますが、この象パターンも色んなところに在るんですかね?
なかなかなデザインだと思います(笑)


そんなこんなな善三郎爺さんのカメラで神楽坂探訪!
早朝ではなく、日中帯ならも少し光量も増えてちゃんと撮れるんだろうか?
とりあえず露出はAE機に任せてもう一回チャレンジしてみますかね?
とはいえ、神楽坂自体は勝手に緊張しちゃって気楽に来られる気がしなかったんですけど、もっと何度も訪れて深く深く掘ってみるとさらに面白い街だろうなと思います。
今年の目標の一つはもっと神楽坂を知ってみよう!にしますかね(笑)