SAY SILLY THINGS!

“TEAM H末端構成員”が妄想と現実の狭間で戯れます。

今さらながらモレスキンのiPhone5/5S用のケースをGETなのです。

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モレスキンというモノはボクにとってはなかなか扱いづらい輩である。 きっかけは、映画『小説家を見つけたら』の中で文学の才能がある主人公の少年ジャマールが常にポケットに黒いポケットサイズのノートを身につけていて、何かにつけて書き留めるということを繰り返していたことである。

表紙が堅くてポケットサイズであれば常に持ち歩くことが出来る。いつでもどこでも忘れないように書き留めておけるということは、妄想と現実の狭間で常に地団駄踏んでいるボクにとっては今さらながらの目から鱗であったのだ。

折しもモレスキンが徐々に大手書店チェーンを中心に販売を広げ始めている時期でもあり、当時毎週のように通っていた銀座のブックファーストモレスキンにイラストを綴った展示会を観たことで、ますますこの黒くて堅くて手に馴染む大きさのノートの魅力にハマったのである。 思えば、文房具にハマるきっかけとなったのもこのモレスキンである。

しかし、このモレスキン。 黒くて手に馴染み表紙が堅くて座って書こうが、立って書こうが自在のボクにとっては非常に魅力的なガジェットではあるが、ボクの要望をいろいろと考慮しだすと途端になかなか使いづらい存在と化すのである。

例えば、 『常に身につけて何かあったらサッと取り出し書き始められる。』 この状態を維持するにはノート本体だけでは完結しない。ノートに書くためのペンが必要なのだ。 となると必然的にペンホルダーなりなんなりでモレスキンノートとペンを同時に持ち歩ける策を講じなければならない。 ペンホルダーをつけるとそれはそれでモレスキンのガジェットとしての魅力が半減するのだ...(^^;)ハハハ。

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また、持ち歩くペンの種類である。サッと書くにはあまり筆圧を高めること無く書きたいのである。それには万年筆がベスト。 しかし、モレスキンの紙の品質はけして高くはない。値段は高いのに...。 水溶性のインクではまず『×』。完全にインクが裏抜けする。 ネットでは顔料インクであれば大丈夫との記事もあるが、これでも裏抜けしないわけではない。文字の始まりと終わりの部分では裏抜けするのだ。 というわけで、モレスキンノートで万年筆を使用することには無理がある。

この二つを妥協するかしないかということとガジェットとしての抗いがたい魅力の狭間で、モレスキンを取り出したりしまったりを繰り返している10数年...(^^;)ハハハ。 まるで、別れた彼女のことをいつまでもグズグズと思い返しているかのようなモレスキンとの付き合いなのである...。

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先日東京出張の帰りしな、久々に有楽町Loftに足を伸ばしてみたのだ。 昨今の文房具事情にすっかり疎くなったんでどんなモンが売られているのだろうかと。

久々すぎて、内部のコーナーもだいぶ変わっており、なにより入り口から奥の方に設けられていた『モレスキンアトリエ』が無くなっていたのにビックリ!? あ゛れっ!?モレスキンもそろそろ失速かっ!?と(笑) しかし、端の方に追いやられてはいるモノの、主力のノートをはじめバッグやアクセサリーと一通りのラインは健在。よかったよかった。

その中に、発売直後からずっと売り切れ状態で実物にお目にかかりもしなかったiPhone5/5S用のデジタルデバイスカバーを発見っ!?

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モレスキンといえば黒ですが、黒は無くカーキベージュのみ。 うぅ〜ン、iPhone5S本体もうちのはゴールドだしこれでもいいかっ!と。 まずこの手の手帳型には恋い焦がれておれども、実際はすぐデカくて嫌っ!とか言いだしてしまい込まれる運命なのは重々承知なれど、やはりモレスキンというガジェットの魅力には抗えないボクなのでございます...(^^;)ハハハ。

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して、このカバー。袋から取り出すとこんな体。 外観だけ観ると渋いです。色合いが(笑)

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中はこんな体。左側にノートをはさむ箇所とカードを入れられるポケットがついてます。

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おそらくモレスキン推奨の使い方はコレなんでしょう。 ノートはついてなかったですが、左側にモレスキンの中で一番小さいヴォランノートブックXSサイズを差し込みます。

ただ、これだけだとボクはムズムズしだすのです。 ペンホルダーが付いていない! これではこのケースとは別に筆記具を持ち歩かなければならないことになる。 荷物が増える。 面倒くさい。 すぐに書けないと意味が無い。

そういえば、以前こんなエントリーでなんちゃってモレスキンケースを紹介してたりもしてました(笑)

そう、このキツネケースにはペンホルダーが付いていたのに、ご本家モレスキンのケースにはペンホルダーが無いのです。

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机の下の文房具箱を漁り、まだ使用していないペンホルダーをサルベージ。 ノートを差し込む部分にペンホルダーを装着します。 フムフム。

これでよいかと思いきや、ヴォランノートブックXSの横幅が気になりペン収納の邪魔になりそうということもあり。 また、これで書き留めるということはなにか?と考えると、

  • けして長文では無い。メモ程度。
  • あくまで一時的なメモであり、書き残しておくモノでは無い。
  • 現在アナログメモはすべてスキャンしてEvernoteに放り込んでいる。
  • ヴォランノートブックXSに書いたモノをスキャンするのは面倒くさい。
  • 一枚一枚切り取れるメモの方が後でスキャンしやすい。
  • 横幅も気になるし、ヴォランノートブックXSじゃダメだ。
  • 別のメモを探す必要がある。

という流れで方向性が固まり、再度文房具箱をサルベージするとみんな大好きプロジェクトペーパーの付箋紙を発掘!? なんか、上の思考をすべて満たしそうなんでこいつを装着することに。

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メモはプロジェクトペーパーの表紙を折り返して装着。 カードポケットに現在金沢市内を移動すんのに必須な北鉄バスのICA(笑) そして、ペンホルダーにはステッドラーアバンギャルドライトのシャンパンゴールド。 なんて都合のよい色合いのモノを持っていたことか(笑)

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これで、とりあえずこいつと財布を持って出かければいちおぉ〜一通りの用事はこなせる最小構成セットのできあがりでございます。

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ちなみに厚みはこれくらい。ペンの部分に十分空きがあるんで、プロジェクトペーパーが少なくなって厚みが減ってきても十分な余裕ありといったところ。

ただのガジェット好きとしては結構自己満ではございますが、しかしっ!?!? 『デジタルとアナログの融合』という何よりもハァ〜ハァ〜するテーマを追い求めて幾星霜......。 これまでの過去の実績を思い返す限り、おそらく100%しばらくするとやはりデカくて嫌っ!!!と普通のiPhoneケースに戻ると思われます...(^^;)ハハハ。