SAY SILLY THINGS!

“TEAM H末端構成員”が妄想と現実の狭間で戯れます。

大将の思いと組織再編の新体制

Organization Chart

新年度というものは何かと新たな切り替えの時期である。 前年度の決算ももはや事務処理を残すのみであり、4/1からは新たな事業計画がスタートなのである。

ちなみに今回のエントリーはそんな新年度を迎えるにあたって行ったり来たりの迷い道クネクネ♪ですっかり脳味噌が干上がったボクの独り言である。 なんら他意は無い。 脳味噌が干上がった廃人の我論暴論の妄想である。
そんな新たなスタートを切るにあたり、昨年度の途中で新たに変わった会社の大将としては、昨年度の他人が作った事業計画ではなく、自ら作り上げた今年度の事業計画を達成するためには、その遂行をよりマネジメントしやすく、かつ確実なものにするために組織体制に手を入れたくなるのは当然のことであろう。

問題は組織再編までの要員配置よりも、その後の再編後のオペレーションである。 大将は新年度のキックオフに向けて大まかな枠組みを説明すれば良いのであろう。しかし、その下の事業部レベルともなってくると新体制下でのビジョン、ミッションそして具体的な明日からのオペレーションをどうするかというところまで整理しないと新体制での事業が始まらないのだ。 なんで、こんないちいち当たり前のコトを書いてるかというと、たいていの会社、組織というものはトップの思いつきのようなレベルで組織再編がされるからである。 実際に事業を廻す現場としてはある意味いい迷惑なのである。 組織が変わるということはそれなりに現場も変わるコトが本来必然だとボクは考えるのだ。 現場が変わるということは、ちゃんとマネジメント層が担当者にどう変わるのか、どう変えたいのか説明してあげないとイケない。

今回の組織再編にあたり、ボクの事業部では3月半ばくらいから4月からどうするか、どうしたいのかを部課長交えてミーティングを重ねた。 明確な答えが出たわけでは無いが回を重ねる毎になんとなくぼんやりしていたものが、ビジョン・ミッションについてはそれなりの方向性にまとまりそうな感じである。 これをスライドに起こして、難しい言葉では無く、シンプルなわかりやすい言葉で伝えれば、担当者にもこれまでとこれからの違いがわかるのでは?という気はしてきた。
が、問題はオペレーションなのである。 今回の事業部再編により一番大きな影響を受けたのはうちの事業部である。 新設事業部の一つはミッションは明確で、これまでやってきた事業をより全国に広げるために部から事業部に格上げしただけである。メンバーも変わらない。だからこれまでの延長で突っ走ればいいのである。 もう一つの新設事業部はこれまでの看板を新しい看板に付け替えたのが大部分で、そこにボクらが携わっていた案件をいくつか移管しただけなので、ここもほぼコレまで同様で余り影響が無い。 残るボクらの事業部は、これまで業態別の一部を受け持っていたところ、そこにさらに一業態が追加され、ようは地域会社という特性を持ちつつ業態別に事業部制を敷いていたうちの会社の地域ビジネス絡みをすべてボクの事業部で請け負うという、事業部ではありながらある意味これまでの当社のミニ会社のような属性を持つ事業部となったのである。 なんでもありは、なんにもないの通り、おそらくこのままでは何でもありが故に何が何だかわからない舵取りをせねばならんということなのである。 この話を始めて聞いたときにボクは非常な危機感を感じた。
ということで、この新事業部に新たな魂を入れなければならないワケであるが、これがなかなか一筋縄ではいかないところがあるのです。 ミニ会社の様相を呈する新たな我が部の構成要素はPublicな担当、Corporateな担当、Financialな担当。 どれも皆、うちの会社の営業領域での地域ビジネスの拡大がミッションである。 Publicな担当とCorporateな担当はこれまで9ヶ月間面倒みてきたんで、これまでの問題もこれからどうすべきかもある程度見えている。 Publicな担当はとにかく基本行動を徹底すること。当年度のリカバリに終始するのでは無く、来年再来年以降の案件の創出というこれまでちゃんとやれてなかったことを徹底しない限り自転車操業を脱せない。ベテランのおじさま方は今さらやり方変えろと言ったところで無理なんで、得意な部分で最大限貢献してもらい、若手の育成を根気強くするしかない。 Corporateな担当はとにかくド新規なので、注力すると決めたソリューションを持ってとにかく案件開拓。一日でも早くまずはファーストユーザを獲得するに限る。 問題なのが新たにボクの所掌範囲となったFinancialな担当ナノだ。 これまでとんと縁が無かったFinancialな分野だったが、これがなかなかどうしたものか。 この担当は担当の要員分はちゃんと稼げているのである。粗利も十分出ているようだ。稼ぎのほとんどは営業委託というモンで、委託元の代わりに顧客窓口としての対応や営業事務処理をこなしているわけである。

顧客の窓口として機能している以上、個々のFinancialなお客様方の顔であるわけである。なので、この担当にはここ数年さらなる地域ビジネスの拡大が課せられてきたという。 しかし、すでに既存の案件で十分稼いでおり、そこに従事するチーム分の稼働も販菅無しで原価だけで十分喰えているという状況の中で、人ってさらに稼ごうと思うモンなのだろうか? 窓口営業のみで提案営業などしたこともなさげなチームに、ケツを叩いて新しいビジネスを創出しろっ!!!とプレッシャーをかけてもそりゃぁ~無理な話なのではなかろうか? しかも、営業領域が限られているんで自ずとFinancialな顧客数も限られているのである。さらに、大口のビジネスに関する部分はすべて親会社直で仕切られているという。この親子のスキームの硬直化にはボクもビックリしたが、ある意味これまで見てきたPublicなビジネスと違ってこれはこれで統制が取れていてグループとしてはありなのかもなぁ~と感じる部分もあり。でも、結局これって美味しいところは親の総取りなんだよなぁ。 と、新しくボクの配下となるチームの管理職とこれまでやってきたことをよくよくヒヤリングする限り、無理して外に広げるよりも、今の業務の効率化を図って原価削減を探る道の方が現実的なのでは無いだろうか?などとも思うのだ。 結局これまで、地域ビジネス拡大と言われながらも、そもそもマーケットがあるのかどうかということをちゃんと説明出来てないから、何年も期待を持たれて追い込まれているだけなのでは?という気もしている。 なので、このFinancialな担当に関しては、まずはそもそも期待できるマーケットがあるのかないのか?その辺をちゃんと分析させた上で、余計なプレッシャーを取っ払ってやることがボクの役割なのでは?という感じ。

ってか、そもそも昨年7月に赴任するにあたって、その一週間前に発令を受け時の将軍様からの内容と着任後告げられた内容が全然違っていたのに加え、さらにこの組織再編で大きな荷物を背負わされたよぉ~な気がする……。 いったいボクにどぉ~しろとっ!?神様ぷりぃ~~~っズ!!(-人-)