SAY SILLY THINGS!

“TEAM H末端構成員”が妄想と現実の狭間で戯れます。

3月下旬、渋谷Concealの『CROSSING』に東京都写真美術館『没後50年 木村伊兵衛 写真に生きる』を鑑賞です!

3月の文化活動が続きます。
先ず向かったのが渋谷道玄坂
ここ数年来の渋谷駅周辺の再開発で、一番渋谷に来ていた20代の頃の渋谷と全然違ってしまって、最近は渋谷駅に降りても一体自分は今どこに居るのか右も左も解らなくなるのですが、この日は渋谷マークシティの南側のブロックを目指して歩いていきます。

01Ricoh GRⅡ道玄坂一丁目Gallery Conceal Shibuya外観.

すると、この辺は再開発はどこへやら!のまだまだ90年代の香りが残ってるんですね。
普通怪しく思うンでしょうが、ボク的にはむしろ懐かしい感じの渋谷が残っております(笑)

02Ricoh GRⅡ道玄坂一丁目Gallery Conceal Shibuya『CROSSING』.

上の写真の見るからに怪しいテナントビルの階段を上がっていくと、今回お邪魔したGALLERY CONCEALさんがございます。
ここに上がってくるまでなかなか怪しくて興味深いお店が各階にありました(笑)

03Ricoh GRⅡ道玄坂一丁目Gallery Conceal Shibuya『CROSSING』会場.

この日観に来たのはGALLERY CONCEALで3/19〜24まで開催されていた『CROSSING』展。

04Ricoh GRⅡ道玄坂一丁目Gallery Conceal Shibuya『CROSSING』会場.

11人のフォトグラファーが参加したグループ展で、それぞれの視点で切り取られた作品が展示されています。

05Ricoh GRⅡ道玄坂一丁目Gallery Conceal Shibuya『CROSSING』会場.

日頃渋めな題材の写真展を彷徨いているンで、今回のような『現在』にコミットした写真展だとこんなに若い人が集まるんだぁ〜と妙な感心をしておりました。

06Ricoh GRⅡ道玄坂一丁目Gallery Conceal Shibuya『CROSSING』会場.

展示スペースではないオープンスペースでは、おそらく今回展示されているフォトグラファーの方と来場者がコミュニケーションを取っていたりと、従来の静かなイメージの写真展と違ってとても躍動感のある展示でございました。

08Ricoh GRⅡ道玄坂一丁目Gallery Conceal Shibuya『CROSSING』戦利品.

この手の若手の写真家さんたちに対してはなにか多少なりとも活動資金になればと、気がつく限り写真集だのZINだの購入させていただくんですが、とりあえず目に止まったモノは一通りお持ち帰りさせていただきました(笑)
といっても11人中5名分だけですね...(^^;)ハハハ。

galleryconceal.com

 

続いては気がつけば3月末日で2023年度の東京都写真美術館の年間パスポートが切れてしまうのに気がつき!?
企画展無料の権利がまだ1回分残ってたんで、これは三月中に『木村伊兵衛 写真に生きる』を観に行かねば!と恵比寿に向かったのでございます。

001Ricoh GRⅡ三田一丁目東京都写真美術館エントランス.

しかし、観に行けるタイミングがなかなかなく、この日しかない!というその当日はまるで台風でも来たかのような暴風に豪雨な午前中...(^^;)ハハハ。

002Ricoh GRⅡ三田一丁目東京都写真美術館エントランス.

恵比寿駅の長い長い動く歩道を歩き渡り、外に出ると通常の暴風に加えて恵比寿ガーデンプレイスのビル風でさらにパワーアップ...(^^;)ハハハ。
ビニ傘は役に立たず、下半身の腿から下はほぼびしょ濡れになりながら這々の体で東京都写真美術館のエントランスに辿り着きました。

003Ricoh GRⅡ三田一丁目東京都写真美術館『木村伊兵衛 写真に生きる』エントランス.

そんな思いまでして、年パスの最後の無料の権利を行使しようとしたら『木村伊兵衛 写真に生きる』は無料の対象ではなく、割引にしかならないとご無体な受付の反応...(T0T)号泣。

004Ricoh GRⅡ三田一丁目東京都写真美術館『木村伊兵衛 写真に生きる』エントランス.

なんか、この地下1Fの展示は無料にならないケースが多いですね。
以前も土門拳の古寺巡礼の展覧会も割引にしかならなかった記憶が蘇ってきました...(^^;)ハハハ。

005Ricoh GRⅡ三田一丁目東京都写真美術館『木村伊兵衛 写真に生きる』エントランス.

ここのところ、今の作家さんの写真展を見に行く機会が多かったんで、久々に昔ながらの巨匠のプリントを前にすると、現在のインクジェットのプリントとは違う仕上がりが逆に新鮮に感じますね。
木村伊兵衛の作品としては、これまで雑誌やネット上の画像でしか見たことなかった『本郷森川町』や『秋田おばこ』、浅草の荷風散人といった代表作を直に目にすることが出来ました。

006Ricoh GRⅡ三田一丁目東京都写真美術館『木村伊兵衛 写真に生きる』入場券、リーフレット、図録.

今さらながら昔の銀塩プリントをよくよく見ると、解像度が今ほど高くないからか、どこを撮っても線で構成はされていないんですよね。
モノクロということもあって、全ての境界はグラデーションで表現されているということを改めて実感いたしました。

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