SAY SILLY THINGS!

“TEAM H末端構成員”が妄想と現実の狭間で戯れます。

梅雨入り前に立木義浩「七つの真実にまさるひとつのきれいな嘘を」に金村修「TOMBSTONE PILE DRIVER」

この春はコロナ禍明けで一斉に写真家の方々が展覧会を開催しており、毎週のようにどこかのギャラリーにお邪魔している感じですが、梅雨入り直前の6月最初の週末はまずは新宿一丁目アイデムフォトギャラリーで6/7()水まで開催されている立木義浩氏の写真展『七つの真実にまさるひとつのきれいな嘘を』を鑑賞です!

Ricoh GRⅡ新宿一丁目アイデムフォトギャラリーシリウス立木義浩写真展 七つの真実にまさるひとつのきれいな嘘を

写真を趣味とするようになって六年半ほどですが、当時見知った写真家といえば荒木経惟加納典明浅井愼平立木義浩といったあたりくらいしか知りませんでした...(^^;)ハハハ。 みな80年代〜90年代くらいにメディア露出が多かったのでTVや雑誌で知った感じです。
なかでも浅井愼平立木義浩といえば、まだ青い春を送っていた当時、糸井重里や川崎徹と並んで当ボクにとってはヒーローでした。
どういうワケか、子どもの頃から芸能人には全く興味が沸かず、それよりも文化人枠でメディアに露出するクリエーターに強くひかれる青い春の時代だったんですよね...(^^;)ハハハ。
ちなみに糸井重里と川崎徹といったCM・広告業界のこの二人は供に1948年の戦後生まれ、浅井愼平立木義浩の写真家組は1937年の戦前生まれといった偶然がもたらす共通項があったりします(笑)

Ricoh GRⅡ新宿一丁目アイデムフォトギャラリーシリウス立木義浩写真展 七つの真実にまさるひとつのきれいな嘘を
立木義浩氏は写真家でありながら当時Papasのモデルとして被写体になっていたりして、Papasのポスターとかかなり格好よかった記憶があります...(遠い目)。
そんな立木義浩氏の写真展というと、2019年の梅雨入り前に上野の森美術館で開催されていた『時代』以来ですね。
そんなこんなな『七つの真実にまさるひとつのきれいな嘘を』は新宿御苑画駅から徒歩2、3分、新宿通り沿いのアイデムフォトギャラリーシリウスで1週間ほどの期間で開催です。 40枚ほどの新作が展示されてました。
都内、国内でのスナップショットの中からセレクトされたということなんですが、やはりそこは長年広告・出版で活躍されてきた立木氏ならではの色味や構図で、一枚一枚がまるで作り込まれた写真のような印象でした。
写真家の持つ視点によってこれほど変わるモノかを実感した写真展でございます。
Leica CL+ELMARIT TL 18mm f2

ちなみに、この日の戦利品は新作の『七つの真実にまさるひとつのきれいな嘘を』。
それとうちの本棚から前回の『時代』の時に購入した『SNAP 20C』と名作『舌出し天使』。



そんな新宿詣での翌日は副都心線明治神宮前へ!
この日は神宮前の書店?BOOKMARKで開催されていた金村修氏の『TOMBSTONE PILE DRIVER』展を鑑賞です。

解る人には解るでしょうが、このタイトルって謎ですよね?
脳天を逆さに落とす別名『墓石落とし』と呼ばれるプロレス技です。
何気にプロレスマニアでもあるンで、その検証に訪れようと思ったわけですが、金村修氏の出会いというと、実は最初は写真ではなく活字で出会ったので写真評論家の方なのかと勘違いしておりました(笑)。
写真に興味を持つようになって、それまでの空白の期間のカメラの進化や写真史というモノをとにかく何でも吸収しようと最初の1,2年は書籍を読みまくっていたんですよね、なにせそもそもが活字中毒患者な性分なので...(^^;)ハハハ。
その中でたまたま手に取った一冊、『挑発する写真史』の著者の一人が金村氏だったというわけで、その歯に衣着せぬ論破ッぷりに溜飲が下がったといいますか、気持ち良かった記憶があります(笑)


読了後すぐに金村氏が写真家であることを知り、写真集は見てたんですが、オリジナルプリントが見られるという事なので神宮前のBOOKMARKへいってまいりました!
001Leica CL+ELMARIT TL 18mm f2

早朝の原宿〜神宮前周辺は朝ン歩で歩き慣れてるんですが、日中帯はなにせこの表参道周辺は若者の街!?
何気にオジサンは若人の人混みの中、緊張しながらBOOKMARKへむかいました...(^^;)ハハハ。

002Leica CL+ELMARIT TL 18mm f2

場所が場所だけにやたらと敷居高げなアートスペースというかアートブック系の本屋さんといった感じで、地下がギャラリースペースになっているようです。

003Leica CL+ELMARIT TL 18mm f2 8神宮前四丁目BOOKMARK金村修 野村佐紀子 TOMBSTONE PILE DRIVER  月夜 展

入ってみて驚いたのが、金村修野村佐紀子の合同展示会とのことなんですが、素地下のギャラリースペースは所々鏡が置かれているので、奥行きありげに見えるンですが、野村佐紀子はモノクロの新作のプリントの展示が何点か、金村修にいたっては中央のプロジェクターで投影されている動画のみ!?という構成でした。
正直、金村修のプリント見たさで足を向けただけに、ある意味脳天直撃喰らった感じです...(^^;)ハハハ。

Leica CL+ELMARIT TL 18mm f2 8金村修 野村佐紀子 TOMBSTONE PILE DRIVER  月夜 展

ちなみに戦利品は金村修TOMBSTONE PILE DRIVER』に野村佐紀子月夜』。
そもそもこの2冊の写真集の出版記念としての展示とのことですが、写真集の装丁も全く同じデザインなんですよね。当然色味とか蜂がいますが。
どういう関係性なんだろ?
それと、金村修の2014年出版の写真集『ECTOPLASM PROFILING』。
オマケに金村修野村佐紀子の両表紙のノートをいただきました。