SAY SILLY THINGS!

“TEAM H末端構成員”が妄想と現実の狭間で戯れます。

偽『東京いい道、しぶい道』〜【世田谷線ゆるカフェ参道・・・松陰神社通り】

泉麻人氏の『東京いい道、しぶい道』をまるまる辿るパクり企画の偽『東京いい道、しぶい道』!
前回約一年ぶりに再スタートした本シリーズですが、年末年始にかけてオミクロン株もじわりじわりと新規感染者数を増やしてきたので、また緊急事態宣言な事態になる前に次の『道』へ!!

今回のお供はLeica CLにプライムキットのElmarit-TL 18mm f2.8を付けてのお手軽カメラで。

01Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

今回も南西にだだっ広く広がる世田谷区
とりあえず池袋からは副都心線で渋谷に出て、渋谷から田園都市線三軒茶屋へ。
ってか学生時代に見知った三軒茶屋ではないっ!?
世田谷線に向かう地下通路がこんな綺麗に整備されているのです。
ってか、当時はそもそもこんな地下通路無かったよな?

02Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

地下のパティオからは空が見え、そこにはキャロットタワー
学生時代には無かったけど、このキャロットタワーは見覚えございます。
まだうちの相方さんとお付き合いし始めた頃にBaker Bounceにハンバーグをいただきに来のでした。

<!--ブログカード--><div class="blogcard"><a href="http://xaymaca3.com/xaymaca3/2006/07/01/%e3%81%a8%e3%81%a6%e3%82%82%e8%82%89%e3%80%85%e3%81%97%e3%81%83%e4%b8%89%e8%8c%b6baker-bounce%e3%81%ae%e3%83%8f%e3%83%b3%e3%83%90%e3%83%bc%e3%82%ac%e3%83%bc/"rel="noopener"target="_blank"><div class="blogcard-thumb"><img src="http://xaymaca3.com/xaymaca3/wp-content/uploads/2014/11/20060914140113-150x150.jpg"></div><p class="blogcard-title">とても肉々しぃ三茶Baker Bounceのハンバーガー | say silly things !</p><p class="blogcard-desc">先日の日比谷野音サンボマスターLiveの日記を書いて足あとを残された方の日記で知った、三軒茶屋のBaker Bounceに相方と行ってきたのだ。 久々の三茶駅前は学生時代の頃の様相とはかなり様変...</p><div class="blogcard-footer"><img src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=xaymaca3.com"><span>xaymaca3.com</span></div></a></div><!--ブログカードEND-->

ブログを検索してみると2006年7月!?いやぁ〜ってことは15年半ぶりの三軒茶屋でございます...(^^;)ハハハ。

03Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

今回のスタート地点へは東急世田谷線で向かいます。
ってかこの世田谷線三軒茶屋もすっかり変わってしまったなぁ〜。
かくいうこちらの世田谷線、実は学生時代に二年間ほど沿線の若林駅近くに住んでいたり、下北で暮らしていた頃は茶沢通りを下北と三茶を行き来してたんで、なにかと縁があるのです。

04Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

車両も当時は渋谷駅ハチ公前に置いてある緑色のイモムシみたいな車両でしたが、このとおり今風のトラムのような車両に変わってます。
だよなぁ〜30年も前の話だからそらぁ〜街も車両も変わるよなぁ...(^^;)ハハハ。

05Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

なんて、昔を懐かしみながら世田谷線三軒茶屋から乗り込んで向かったのは、こちらの松陰神社前駅
今回の偽『東京いい道、しぶい道』は世田谷区最後の道、松陰神社の参道でもある松陰神社通りでございます。

06Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

銀座の並木通りに「松崎煎餅」という古いせんべい屋さんがある。〜<中略>〜最近世田谷の松陰神社前に支店を出した、と覗った。

冒頭、このように泉氏が松陰神社前駅に向かった理由でもある松崎煎餅を訪ねて、松陰神社通りを南下します。
本書でも触れてましたが、御覧の通り煎餅屋さんには見えないくらいにお洒落系カフェのような佇まい。

07Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

その店を確認すべく松陰神社前へ行ってみると、とりわけ世田谷線の駅から南方の世田谷通りにかけての区間に、今時のカフェが増えている。

の通り、駅の南側にはホントいまどきなカフェが多いです。

Leica CL+Elmarit TL 18mm f2 8若林三丁目KANNON COFFEE

この日は正月三が日の最終日でもあり、初詣な人通りが多くそこかしこのカフェで暖を取りつつ寛いでいるカップル、ファミリーで溢れてました。

08Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

ということで、とりあえずスタート地点に向かいます。
おそらく駅から200〜300m程度の距離だと思いますが、あ゛っ!?という間に世田谷通りに突き当たります。

09Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

新式の電柱に<松陰神社通り>と表示された、世田谷通りの入り口から北上していくと、古い商店の間にぽつぽつと最近の店が並び始める。

振り返ると『松陰神社通り』と書かれた電柱。
こちらが今回のスタート地点になります。

10Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

<調味料・乾物・缶詰・インスタント食品 サンエス食品店>なんて、昔のコカ・コーラのマーク入りのブリキ看板を掲げた古い店も、なかをよく見るとハワイアン料理をウリにしたカフェに改造されている。

と書かれているこちらの物件、見ての通りのいぃ〜雰囲気を醸し出しております(笑)

11Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

『ハワイアン料理をウリにしたカフェ』に改造されたこちらのお店は、サンエス食品店ではなく、アロハベイビーというお店のようです。

12Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

美味しそうではあるんですが、年末以来の食い倒れで正直喰い疲れしており、スルーします...(^^;)ハハハ。

13Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

看板は『サンエス食品店』侘び寂び具合が愛おしいですが、こちらのお店は同じ経営者が業種替えしたんでしょうかな?新しい人が前の看板を活かしたままにしてるんですかね?

14Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

松崎煎餅の斜向かいあたりの「カフェ・ロッタ」って店は、以前立ち寄ったときに豆入りキーマカレーのおいしいサンドウィッチを食べたところで、その並びには若い女の子が店番をするアートな佇まいの古本屋

この一角は期待してたんですが、御覧の通り解体されてしまっております...(TT)涙。

Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

この一角は『共悦マーケット』という駅前市場のような物件だったみたいですね。
この手の物件好きなんだけどなぁ〜残念です......。

15Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

古い店舗のなかでは妙に麻雀屋が多い。世田谷通りから駅までの200メートルくらいの間に3軒目撃!この密度は近年の町では珍しい。

たしかに、駅前商店街で3軒というのは珍しいなぁ〜とこの松陰神社前駅南側の道を行ったり来たりして確認しましたっ!
まずは本書の写真にもある麻雀ユキさん。

16Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

駅の近くにはあじゃん遊さん。

17Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

世田谷通りの方には麻雀どんぐりさん。
たしかにこの数百メートルの間に3軒の雀荘がございました(笑)

18Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

カフェも賑わってましたが、こちらのお店はけっこう人だかりが絶えなかったんで、なんのお店かと思ったら讃岐うどんのお店『かんま』さんとのことでした。
初詣帰りのお昼ってことなんですかね?
そういえば、商店街というよりも参道の意味合いもある道なんでカフェは多くても食事をする感じのお店は少ないかも。

19Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

再び松陰神社前駅まで戻ってまいりました。
踏切の所には『国士舘大学箱根駅伝出場』の垂れ幕が掲げられてました。
国士舘てこの辺なんですね。

20Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

世田谷線松陰神社前の踏切を越えた先に本屋があるけど、

ということで、ここからは駅の北側の通りに入ります。
本書にある通り、踏切を越えると山下書店さんを確認できました。

21Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

店頭のマガジンラックには「散歩の達人」をはじめ、東京散歩案内の雑誌やムックが目につく。

おそらく本書の刊行当時に比べると随分雑誌の種類、出荷数も激減してると思いますが、マガジンラックを確認してみると辛うじて散歩系の冊子がまだ置いてありました。

22Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

こちらのお店もずいぶん賑わってましたね。
初詣にはお似合いの玄米甘酒の専門店、せたがや縁側カフェさんです。

23Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

こちら、駅から神社に向かう北方はカフェも乏しく、ゆるりと折れ曲がった道づたいに昔ながらの生活用品の店が並んでいる。薬屋、パーマ着付の店、注文ワイシャツ店、ハンコ屋・・・・・・

南側のいまどきな雰囲気と異なり、北側はどちらかというと昔ながらの商店街・参道の雰囲気が色濃く残ってます。

24Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

残念ながらこのY字路に立つ建物の脇に『はんこ』の看板が無くなっているんで、ハンコ屋さんは閉業されてしまったのでしょうか?

25Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

若林のお洒落な老紳士はこちらの山本さんでワイシャツを仕立てるのです!!

26Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

いなり寿司にのり巻、黒砂糖パンなんかを古めかしいショーケースに並べた甘い物屋さんの先に松陰神社の鳥居が見える。

こちらのお店も期待してたんですが、残念ながらもう廃業されてしまっているようです。
おそらくこの物件だと思うんですけどね。

27Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

ビックリしたのが、松陰神社の鳥居の真ん前に鈴木心写真館松陰神社前がありましたっ!?
ちょうど、この日出かける前に鈴木心さんのYouTube動画を見て出かけたんで、余計にビックリ!?
こちらも初詣ついでに記念写真を撮りに来られたお客さんでいっぱいでした。
この日、撮影は鈴木心さんがやられてたんでしょうか?

28Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

ということで、ほぼゴールな松陰神社でございます。

29Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

いまはピカピカの新しい鳥居だが、往年の古い石の鳥居は東日本大震災でヒビが入って、お役御免になったのだ。古い鳥居の一部を残した石柱が入り口に立っている。

以前の石の鳥居は随分短くカットされて、石柱サイズで残ってました...(^^;)ハハハ。

30Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

田松陰を祀った松陰神社は地元萩にあるはずですが、創建はこちらは1882年、あちらは1907年で、なんと世田谷は若林四丁目の松陰神社の方が早く出来たそうなのです。
ちなみに、以前からなんでこんな世田谷ののんびりしたところに松陰神社があるんだろう?と思ってたんですが、その辺も本書に書かれてましたね。

何故ここに神社が設置されたのかというと、この一帯が長州毛利藩主・毛利大膳太夫の所有地だった、という縁らしい。

31Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

多分、普段はもっとのんびりユルい感じの境内なんでしょうけど、この日は正月3日、初詣でお参りな方々でゴチャゴチャしておりました...(-人-)合掌。

32Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

幕末モノの旧跡とかって、熱心なファンが詣でがちですがこちらの田松陰墓所もけっこう長いことお参りしている方々が尽きませんでした。

33Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

幕末の志士とかいぃ〜感じの名称で括られている長州藩士ですが、正直なところ幕末の浪士の行動は必要悪だよね!と割り切れない思いの方が大きいです。

34Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

境内には松蔭の墓石や銅像の他、門下生の伊藤博文木戸孝允桂太郎・・・・・・らの名を刻んだ26基の灯籠などが置かれている

36Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

本書では工事中で拝見出来なかったようですが、この日はしっかりと松下村塾のレプリカも観覧できました。

37Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

もう少し狭く小さいイメージでしたが、以外と敷地面積あったのねという感じ。

38Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

セミはいいとして、境内の木の幹に<蚊に注意>なんて警告が掲げられているのには、思わず苦笑した。クマや毒蛇ならともかく、デング熱の騒動以来、蚊もこういう存在になったのか・・・・・・

と、今回一番期待してたのが『<蚊に注意>』の警告を見つけることだったんですが、なにせ冬真っ只中、オフシーズンだったので、どこにもそんな警告は掲げられておりませんでした...(^^;)ハハハ。

39Leica CL+Elmarit TL 18mm f2

世田谷線の沿線でも、ここはゴールの神社までの距離が程よく、参道沿いの低い店屋の街並みにどことなくゆるい、穏やかな雰囲気が漂っているあたりが散歩愛好者(とくにビギナー)に人気の所以なのかもしれない。

本書でも冒頭の方にこの松陰神社通りの感想が述べられてますが、世田谷通りから松陰神社まででも500m弱程度の距離しかないンで、お散歩好きにはモノ足りないかもしれませんが、今風な南側、昔ながらの北側と駅の南北でその雰囲気も異なり、幕末テーマパークな松陰神社に、ハレの日記念で鈴木心写真館松陰神社前で記念写真!とビギナー連れて、街歩きの楽しみを味わってもらうにはちょうどいぃ〜按配のコースかも知れません。

そんなこんなで、さてどぉ〜するか?
三茶に戻って、三茶から茶沢通りを下北へ向かうか?世田谷線沿線の車窓を楽しみつつ、下高井戸に向かうか??
どちらも学生時代の馴染みな街なんでせっかくだからと思い、結局世田谷線に乗って高井戸駅に向かったのでした。



【33 世田谷線ゆるカフェ参道・・・松陰神社通り】