SAY SILLY THINGS!

“TEAM H末端構成員”が妄想と現実の狭間で戯れます。

神楽坂。石畳のラビリンス!?

新年度に切り替わったっ!と思った途端に気がつくと早半月過ぎてしまっていた4月中旬の週末のお話。

昨年の4月からコロナ禍によるリモート生活が始まり、これを契機にボクは毎朝うちの小春さんを引き連れて朝ン歩をすることにしたのです。 早いモンでもぉ〜一年が過ぎていました。 雨の日以外は休むことなく、小まめな手洗いうがいの効果かこの一年風邪で寝込むこともなかったんで、毎朝よくオジサンと8歳の雌犬のお写ン歩が続いたモンだなぁ〜。

こんなに続いたモンだから、我が家を中心とする池袋周辺はほぼ歩き倒し、今となっては新鮮味の欠片もないっ!?
週末くらいはちょっと足を伸ばして知らない街をお写ン歩したいのっ!との煩悩が咲き誇り、この週末は神楽坂に足を伸ばしてみることに。
当然のことながら、うちの小春さんは置いてけぼりです(笑)

結論から言うと神楽坂の街並みというか路地並みは相当ボク好みなようで、石畳に限らず、坂や階段、それにゴチャついた狭小住宅エリアに昭和な木造家屋、ガリガリ等々普段ボクがレンズを向ける対象物がそこかしこに溢れておりました。
これは今回だけでは済まないなと。
今回分だけでも、写真多くなってしまったんで、途中でテキトーに読み飛ばしてください。
ちなみに、雑誌やネットでの神楽坂の紹介記事のようなお洒落な街並みの写真はほぼございませんのであしからず(笑)
これは近いうちにまた行きたい街でございました。

01Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

まずは池袋から有楽町線飯田橋駅へ。
神楽坂方面の出口から地上に出ます。
この日のお供はLeica M9-PVoigtlandar NOKTON Classic 35mm f1.4

02Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

大抵他の街をお写ン歩するときはGoogleマップを見ながら、多少はランドマークに印を付けて、いきたいところの目星を付けて向かうんですが、この日はなんの事前準備もなく、まぁ〜感覚に任せてロケハンだっ!と(笑) なので、とりあえず神楽坂通りを上がりはじめました。

03Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

するとすぐに『神楽小路』と出てたんで、これは小さい路は入り込まないわけにはイキますまい!と。
ちなみに今回は飯田橋から神楽坂通りを上がって右側のエリアを重点的に散策です。

04Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

まぁ〜池袋でもよくある繁華街の裏道とよく似た光景が展開されております。

06Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

さらにその奧にはみちくさ横丁。 どこからともなく新宿ゴールデン街のようなウィスキーと焼酎の匂いが混ざり合ったよな匂いが漂ってきます...(^^;)ハハハ。

08Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

愛煙家に優しい横丁です。
最近はこういう場所も無くなりつつありますからねぇ...(遠い目)。

09Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

こちらもみちくさ横丁コーナースポットさん。
やたらと色合いがかっこよかったのでシャッターを切ってしまいました。
お酒は苦手ですが、このお店は一度きてみたいなぁ〜。

11Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

神楽小路を抜けるところにストリートペイント。
神楽坂にもこういうやんちゃなことする若人が暮らしてるんですねぇ〜。
頼もしい(笑)

13Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

抜けたところはおそらく神楽坂通りと並行して走る軽子坂
軽子というのは飯田濠の船着場から船荷を江戸市中に運ぶ仕事をする人のことのようで、そういう職業の方がこの辺りに多く住んでいたことから軽子坂と名付けられたようです。
と、こんな感じであちこちで坂の名前が出来てきます。思った以上に坂の街ですね(笑)

16Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

坂に限らず、ところどころにこのような階段も現れます。
飯田橋側が濠なんで、濠から高台に向かって登ってる感じの道程です。

17Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

神楽坂の奥深い点は、表通りの神楽坂通り周辺に限らず、なんてことない裏路地、横丁にポツンポツンとこんな感じの洒落散らかしたお店が点在するところですね。

18Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

途中途中で路地裏の袋小路に悩まされながらもまた神楽坂通りまで戻って来ました。

19Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

坂を上り始めたら、早速次の横丁『本多横丁』が待ち受けております(笑)

20Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

本多横丁のさらに脇路地。
神楽坂』といえばこういう石畳ですよねっ!
と、ボクもこの辺りはまだ石畳の風情にテンション上がっておりました......が。

24Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

とにかく、本多横丁の脇路地一つ一つがいぃ〜味出しているんです。
なので、入り込んでいくと先の横丁に繋がるわけでもなく袋小路に!?というケースが多々あります。
まさに石畳ラビリンスっ!?!?

27Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

池袋の裏路地にありがちなつまらないブロック塀ではなく、こういう木塀がまだいぃ〜感じに残ってるんですよねぇ〜。

28Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

こちらのお宅は石畳に吊られて迷い込んだラビリンスの袋小路の玄関先。
石畳に続く階段の脇には季節の花々。なんか文化的な匂いを感じます。
こういう所で生活をしているとなんか人としての精神的なステージが高く仕上がりそうです(笑)

31Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

黒木戸塀に囲まれた石畳のクランク。
遊び慣れた大店の若旦那が通り過ぎていきそう。

32Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

いわゆる神楽坂的なイメージの一角ですかね。

34Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

位置的には裏路地も裏路地なんですが、こういう黒木戸塀も気遣っていたり。

35Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

そのすぐ隣は一般的な生活空間しか漂っていない下町のような路地裏風景だったり。
ホント、神楽坂の裏路地は石畳をいう共通性はありますが、区画としての統一感はなく、路地単位で千差万別な顔つきがあり、飽きがこないというか慣れませんね...(^^;)ハハハ。
テキトーに歩いてラビリンスに迷い込んだだけナンで、ここに再び来ようと思っても無理かも(笑)

37Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

そんなラビリンスにも猫さんがいらっしゃいました。

36Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

動きませんけどね(笑)

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こういうところがそこかしこにあるンで、ラビリンスなのです。
3回に1回くらいは通り抜けできません(笑)

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ちょっとした小径も石畳だったり。
こういうのは街全体で決まり事があるンですかね?
ダメッ!アスファルト!!とか(笑)

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路地に限らず、こういう階段路も大好物なのです。

53Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

路地裏に石畳と階段路。そこに抹茶色の壁と個人的には奇跡の空間に迷い込んでいました。
この日は曇り空で残念だなぁ〜と思いながら撮ってたんですが、ここは雨上がりでまだ路面が濡れていたりしていた方がいですね、きっと。

50Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

そんな裏路地を抜けると『大郷材木店』。
え゛っ!?こんなところに材木屋さん??
スゴいところにありますねぇ。江戸時代だったら今の神田川のあたりから材木を上げ下げしてたんですかねぇ。

51Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

そんな大郷材木店の脇路地は石畳になっていない坂道もあったり。
いぃ〜ですねぇ〜この侘び寂び感。なんか池袋本町とか東池袋あたりにもこういう侘び寂び感ありますけど...(^^;)ハハハ。

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裏路地ラビリンス徘徊は続きます。
もうどこ歩いているかは全く解らない状態で、いつかは表通りに付くだろうと歩いていると『レトロなホテル』という名のホントにホテル?

56Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

民泊とかの流れなんですかね?いわゆる昭和なアパートを改築したようなホテル?旅館?でした。
そしてその前には石段路。たまりませんっ!当然下っていくのです(笑)

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もう、佃の知多町のような1mもないような小径も平然と進んでいけるくらいにはこの街並みに慣れてきました。

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明るい方向に進んでいくとやはり神楽坂通りに出てきました。
そして、目の前には神楽坂毘沙門天善国寺さん。

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せっかくなんで本堂へお参りして、振り返ると藤棚に藤の花が咲いてました。
桜が終わるともぉ〜藤棚の季節なんですねぇ〜。
やっぱり日本ていいですねぇ〜どことなく季節の風情というモノを感じられる歳になってきました...(^^;)ハハハ。

66Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

また少々神楽坂通りの坂を上っていきます。
ってか、飯田橋からこのかたこの坂の長さスゴいですよね...(^^;)ハハハ。

68Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

右側に鳥居が見えたんで近づくと赤城神社とのこと。
実家が群馬なんで『赤城』と聞くと真っ先に赤城おろしを思い浮かべます。
あれ、冬になると赤城おろしがもの凄くて、西に向かって自転車こげないんですよね...(^^;)ハハハ。

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正面・左右がガラス張りな現代的な建築の本堂でした。

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その赤城神社の裏側にまたそそられる坂道を見つけたんで、こちらから降りていきます。

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さすがに神社の麓なんでこちらの坂は『赤城坂』。

75Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

そんな赤城坂を下っているとなにやら可愛らしい配色の平屋が見えてきました。

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近づく度に鼻の奥を擽る甘く良い香りの濃度が増していきます。
こちらは『ドーナツもり』さんという土日営業のドーナツ家さんのようで、この朝はまさに仕込み中だったようです。
大抵朝徘徊してるんで、営業時間に来られるか解りませんが、一度は食べてみたいドーナツもりさんでございました。

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この先は江戸川橋を目指して歩いていたんですが、この辺りともなると流石に石畳もなくなり、目にする光景はボクが好きな池袋本町・上池袋・東池袋雑司ヶ谷の裏路地と同じような感じに...(^^;)ハハハ。
でも、こういうのが一番好きなんですよ、やっぱり(笑)

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ガリガリ、ボサボサの廃屋アパートだったり。

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使われていない郵便物がたまりっぱなしの郵便ポストだったり。

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道が塞がれて上がりようがない錆びた階段だったり(笑)

86Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

そんな昭和の廃屋探訪をしているうちに大通りに出るとそこは『渡邊坂』。 幕臣旗本の渡邊さんが暮らしていたことから名付けられたとのこと。

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江戸川橋に向かって歩いていると、なにこの並木道??
と思ったらここは早大通りなんだそうです。
そっか、江戸川橋駅からも早稲田大学っていけそうだったモンね!

88Leica M9 P+Voigtlandar NOKTON Classic 35mm f2

というワケで、有楽町線江戸川橋駅に到着です!
なんか池袋周辺以外のお写ン歩の時って江戸川橋駅使う率高いですね(笑)
そんなこんなな神楽坂でしたが、これは今回だけってワケにはいきませんね。なにせ神楽坂通りの左側には足を踏み入れていないし。
今日のルートも晴れた日にも雨上がりの日にも歩いてみたいし。
ちょっとハマりそうな路地並みです。

がっ!?冒頭思わせぶりで終わりましたが、余所者が第三者的にお散歩する分にはあの『石畳』て風情があっていいんですけど、実際にここで生活している人からしたらどうなんですかね?
今日だけ正味1.5時間程度歩いただけでも、やっぱり石畳って歩きづらいなって思うンですよ...(^^;)ハハハ。
柔らかい靴底だと石のゴツゴツに足持っていかれるし、靴底硬いと硬いで石と反発してクッション聞かないだろうし、登山靴でも履かないと快適な歩行が望めないと思うんですが...(^^;)ハハハ。