SAY SILLY THINGS!

“TEAM H末端構成員”が妄想と現実の狭間で戯れます。

東京暗歩:美久仁の地下から湧き出る水窪川を追って神田川へ【護国寺〜江戸川橋編】

そんなこんなで、また思いつきで始めてしまった都内の暗渠を巡る『東京暗歩』シリーズの今回は水窪編!!

参考情報は、



キッカケとなった『東京人10月号』に、

ナンの当てにもならないWikipediaの『水窪』の項目。

それと、これさえあればなんとかなるじゃん!なGoogleマップの『河川&暗渠ルートマップ(神田川水系)』!
先人様、ありがとうございます...(-人-)。

31105東京暗歩水窪川 富士山広場とM9 P

引き続き、じゃじゃ馬M9-Pに弄ばれながら歩を進めます。

058東京暗歩水窪川 不忍通りの先で行き止まり 右へ迂回

ということで、前回はここT字路でルート行き止まり!?どないすんねん!!
というところで終わってましたが、川筋はこの塀の内側の敷地内へ直進しているんですが、塀を乗り越えると不法侵入で捕まってしまうんで、右側へ迂回します。

059東京暗歩水窪川 お茶の水女子大キャンパスの日本庭園

この敷地が気になって迂回の道中左側を気にしていたらのぞき込めるスペースがあったンで、行ってみると。
日本庭園が広がっておりました。

060東京暗歩水窪川 お茶の水女子大西門

またルートに戻って先に進むと、オヤオヤ?
これは見覚えのある光景??

061東京暗歩水窪川 お茶の水女子大西門

お茶の水女子大西門ではないですかっ!?

ということはここから先はひょっとして、あの祝令和で茗荷谷から護国寺を徘徊したチョートクブラぱち塾のルートを逆走する感じですかね?
ってことは、あのチョートクマニアが一生に一度は訪れないと罰が当たると言われているあの場所も(笑)

062東京暗歩水窪川 お茶の水女子大脇の暗渠

確かにあのブラぱち塾の行程がフラッシュバックしてきました。

063東京暗歩水窪川 お茶の水女子大脇の暗渠の三角家屋

この使いづらそうな三角物件も記憶に残ってます。

065東京暗歩水窪川 川の蛇行跡

この小径は水窪の暗渠だったんですね。
ひょっとしたら、当時チョートク翁もちゃんと解説してたかもしれないなぁ〜聞いてなかったんだけど(笑)

066東京暗歩水窪川 コンクリートの護岸に描かれたストリートペイント

なかなかしっかりと描きこまれたストリートペイントも現存しております。

067東京暗歩水窪川 地獄門

ペイントされてさらに錆びだしている地獄門(笑)

069東京暗歩水窪川 配電ケーブルラック跡

この謎のケーブルラックも残ってますねぇ。

071東京暗歩水窪川 配電ケーブルラック跡

これなんなんでしょうね?電線とか電話線のケーブルを這わせてたヤツかと思うんだけど。

072東京暗歩水窪川 チョートク翁御生誕の地

そんなこんなしているうちに文京区音羽一丁目15番地にっ!

073東京暗歩水窪川 チョートク翁御生誕の地

そう!こちらこそかの写真家の大家!謎の仙人?我らがチョートク翁が生まれ落ちた生誕の地!!

220東京暗歩水窪川 音羽一丁目チョートク翁御生誕のマンホール

聖人に名を連ねる方々は馬小屋だの厩所だの馬に関係した場所で生まれ落ちてございますが、我らがチョートク翁御生誕の地はいまやこちらのマンホール!?

219東京暗歩水窪川 音羽一丁目嘆きの壁

そしてその後生誕の地の目の前はかの有名な『嘆きの壁』。
まさに音羽一丁目のこの区画はチョートク教信者の聖なる地でございます。 ってことはチョートク翁ってば水窪川の産湯に浸かったんですかね??

075東京暗歩水窪川 コンクリートからしみ出す水窪川の水

そんな生誕の地の前のコンクリートからはいまも水がしみだしております。

222東京暗歩水窪川 音羽一丁目嘆きの壁から染み出す水窪川

ただの生活排水なのか、暗渠が染み出しているのか??

216東京暗歩水窪川 音羽一丁目嘆きの壁に絡まる蔦

この嘆きの壁は全面にわたり水分豊富な故か、蔦がいぃ〜感じに纏わり付いています。

218東京暗歩水窪川 音羽一丁目嘆きの壁に絡まる蔦

生きている部分と枯れている部分のコントラストが諸行無常を感じます(笑)

217東京暗歩水窪川 音羽一丁目嘆きの壁に絡まる蔦

ほんと、無節操に縦横無尽な感じ...(^^;)ハハハ。

215東京暗歩水窪川 音羽一丁目嘆きの壁に絡まる蔦

階段の側面にも蔦がグルリと展開しています。

079東京暗歩水窪川 網と同じ色の自転車

なんか金網の色と全く同じ色の自転車おもしろかったんで(笑)

080東京暗歩水窪川 鳩山会館敷地手前で川筋行き止まり

このあたりでまたT字路で行き止まりになります。

081東京暗歩水窪川 音羽通りを迂回

とりあえず音羽通りに出て迂回します。

082東京暗歩水窪川 鳩山会館隣接空き地に出現した水窪川の痕跡

そして、近年考古学的発見ッ!?と暗渠マニアの中では喧々諤々の議論になっているという、鳩山会館隣接の空き地にある穴!?
なんか真新しいブロックで塞がれちゃってますね...(^^;)ハハハ。

214東京暗歩水窪川 鳩山会館隣接空き地の水窪川の跡

以前はここに建物があったンでわからなかったとのことですが、建物が撤去されたら穴が見えたというコトで、これは水窪のリアルな痕跡なのではっ!?!?
と騒がれているようです。

083東京暗歩水窪川 鳩山会館

そして堂々たる御門の鳩山会館
用事もナンも無いので素通りします。

084東京暗歩水窪川 暗渠に再潜入

邪魔な鳩山会館の敷地が終わると、また本来のルートに戻れます。

085東京暗歩水窪川 マンション奧のお稲荷さん

左側の高台に赤い鳥居が見えたんで、マンション脇の細い階段をあがるとお稲荷さん...(-人-)合掌。

212東京暗歩水窪川 八幡坂
210東京暗歩水窪川 八幡坂

こちらもブラぱち塾でチョートク翁が解説していた八幡坂ですね。

089東京暗歩水窪川 今宮神社

最後のランドマーク、今宮神社までやって来ました。

090東京暗歩水窪川 今宮神社の手水舎

この週末はいつもの雑司ヶ谷方面にネコ歩きしなかったんで、お参りしてなかったこともあり。
手水舎で清めてから、

091東京暗歩水窪川 今宮神社拝殿

今宮神社の拝殿でお参りです...(-人-)合掌。

092東京暗歩水窪川 今宮神社を後にして暗渠へ

またルートにも取り、ゴールを目指します!

093東京暗歩水窪川 石垣に開いた穴

この辺はなんなんですかね?この穴??
ところどころこんな感じで穴が開いてます。水出てくんのかな??

208東京暗歩水窪川 護岸からしみ出す水窪川

そんなこと思ってたら、ホントに水が滲みだしてきているところもありました。

206東京暗歩水窪川 護岸からしみ出す水窪川

けっこうチョロチョロと出てるんで、染み出すというレベルではないですね。

097東京暗歩水窪川 暗渠の終点

振り返ってみて一枚。
この辺りまでが暗渠としての小径の終点となります。

098東京暗歩水窪川 首都高5号池袋線下の神田川へ

この後、水窪はこの道を横切り、神田川へ!

100東京暗歩水窪川 水窪川 神田川合流地点

ここが水窪神田川の合流地点となります。

099東京暗歩水窪川 水窪川 神田川合流地点

遠く北西東池袋美久仁小路から染み出したせせらぎは、水窪となり、この神田川に合流することで消滅します。

101東京暗歩水窪川 水窪川 神田川合流地点の上はキングレコード

ちなみにこの合流地点の真上は現在何かといいますと、キングレコードのビルとなってます。

102東京暗歩水窪川 江戸川橋から見る神田川

そんな水窪を飲み込んだ神田川を眺め、

103東京暗歩水窪川 江戸川橋

江戸川橋を渡ります。

105東京暗歩水窪川 有楽町線江戸川橋駅出入口

首都高5号池袋線をくぐったところで、うまい具合に有楽町線江戸川橋駅
ここから池袋に帰るのでした。

106東京暗歩水窪川 全ルート

そんなこんなな今回の行程はこんな感じで正味4kmくらい?
ちょっと長めのお散歩にいぃ〜感じですね!
なにせ、狭い暗渠をくぐるように歩いている途中、途中で富士山広場だの、チョートク翁御生誕の地だのハァ〜ハァ〜するポイント盛りだくさんなルートでした。
やはり、水窪暗渠散策は暗渠の面白さを味わう上で初心者向けかも知れません!!