泉麻人氏の『東京いい道、しぶい道』をまるまる辿るパクり企画の偽『東京いい道、しぶい道』!
城東エリアも6道中半分は踏破して、今回から後半戦。
城北エリアも合わせると13道も歩いていると、次第に自分でも気に入りそうな道とあまり興味を惹かない道の区別も付いてくるもんで。
そんな今回はまたまた京成線のお世話になって東の方へ!
フト思いつきで、今回は軽薄短小な装備で行ってみようかと、久々にRICOH GR1sを引っ張り出してきて、フィルムのGR1sとデジタルなGRⅡの新旧揃い踏みなのでございます。
我が家の池袋からは山手線で日暮里経由、京成線に乗り換えて成田行きで青砥まで。そこから羽田行きに乗り換えて二駅ほど戻ったところの四ツ木駅で下車。
改札入口のところを振り返ると、なんとキャプテン翼ではないですかっ!?
そっか、キャプテン翼の母校は南葛だから?
まずは本書の案内通り、今回の舞台の南口では無く北口へ。
するとほんと駅前に鎮座坐して在らせられるのが名物灸院の四ツ木の灸。
開業は昭和6年ということですが、
そもそも江戸の元禄時代から会津松平家お抱えの鍼灸師をやっていた板橋家という代々の家系らしい。
とのことで、元禄の時台から脈々と受け継がれてきた鍼灸相伝なのでございます。
家屋の半分は今風に建て替えられてますが、玄関先の部分は昔ながらの古めかしい日本家屋。
その玄関先には水かけ地蔵さんが設えられてございます。
そんな四ツ木の灸を後にして南口へ!
こちら側にもデカデカとキャプテン翼。
同じ葛飾でもこの辺りはこち亀ではなくキャプテン翼押しなんですね(笑)
そんな翼君を背に、目の前に入口を開けているのが今回歩くことになる渋江商店街。
駅前ではありますが、パッと見なかなかのうらぶれ具合...(^^;)ハハハ。
これはうらぶれ道中か!?と思いながら歩き始めると、早速ブラぱち猫クラブ発動ですっ!?
まだ開いていないお店で店番なキジ虎さん発見(笑)
しばらく歩くと、
弓なりに曲がった道筋に肉屋、魚屋、履物屋・・・・・・昭和商店街のお手本ともいうべき店が並んでいるが、シャッターを閉ざしたところが目につくのが寂しい。
との描写の通り。
この日は珍しく早朝散歩ではなく夕方にかけてのお散歩だったんで、潰れていないならお店を開けていてもいい時間帯なんですが、なんだろ?この眠い感じ...。
とはいえ、お店の脇にはモヤモヤさまぁ〜ずでお馴染みの大人の夢の1000円自販機を見つけてちとテンション上がったり(笑)
こんな場末?な商店街にエチオピア料理のお店を発見したり。
この辺に住み着いたエチオピア人の方が始めたんでしょうね。
どんな料理なのかちと興味が沸きます(笑)
商店街の合い間に金属関係の工場が点在するのもこのあたりの特徴だ。
との記載通り、合間合間に町工場が点在しています。
そんな商店、町工場、商店、町工場をウロウロ見て回っていると、
修理中の自転車をずらりと店前に並べた昔ながらの自転車屋の先で、桜並木の横道が交差する。
とある自転車屋さんがこちらの古川サイクルさん。
本の中では渋江コミュニティ通りと記載されてたけど、東四つ木コミュニティ通りが正解?
道筋を見る限り、明らかに川を塞いだ暗渠の道といった感じ。
ボクが通った幼稚園の前の川もコレくらいの幅で、桜並木になっていたっけ...(遠い目)。
今回最大のランドマークと思っていた染め物関係の工場を探しているうちに渋江小学校まできてしまいました。
ハチミツも生産する染物工場の向かいあたりは渋江小学校
とあるんで、だとするとこのあたりに染物工場が?と思うんだけど、どぉ〜もこの辺は住宅エリアっぽくって工場っぽい感じがないんですよね。
この本の中でけっこう泉さんもテキトーな位置関係で書いてるのも多いンで、場所が違う??...(^^;)ハハハ。
なので、ハチミツを見つけられずに泣く泣く進むと平和橋通りを横断します。
しばらく進むとグリーンミント色の建物に、平和橋自動車教習所東京クレーン学校の文字が。
その脇には確かにUFOキャッチャーがございます(笑)
校舎の反対側に出て、UFOキャッチャーの全景を(笑)
緑とオレンジに塗装された見慣れないカラーのバス
と書かれていたのはこちらのバスでしょうね。
そんなUFOキャッチャーを後にして、ラストスパート!
すると前方になんか寂れた感じがアメリカンな倉庫?工場??
郵便受けもいぃ〜感じに眠たそうです(笑)
もう、この渋江商店街の通りも終点間近です。
そしてこちらのT字路が今回の終点!
今回はほぼ一本道。1.6kmとなってますが、途中横道に入ったりしていたんで、実際は本にある通り1.4km位なんだと思います。
ちょっと右方へ行くと、広い川の堤にぶつかる。湾曲したこの川は昔からの中川だ。
と書かれていたんで、ちと右の方に進んでみるとありました。堤が。
堤を登ると地図の通り90度以上湾曲している中川。
反対側はこんな感じ。
帰りはどぉ〜しようかとGoogle先生と睨めっこしていると、四ツ木駅に戻るのも京成立石に向かうのもあまり違いなさそうだったんで、堤をちと歩いたところで京成立石に向かいます。
これからは番外編!(笑)
でも、こっちの方がオモシロかったりしましたが...(^^;)ハハハ。
道中、自生の瓢箪に出会ったり。
で、どぉ〜やら自生の瓢箪を加工して、こんなことして楽しんでしたり(笑)
なんとも素晴らしい、カプセルホテル巨大版!みたいな昭和のカプセル団地に出会えたり。
ちなみにこちらは東京都住宅供給公社木田川端町住宅というそうです。
両脇の昭和カプセル団地の向こうには平成のマンションと、ここにも昭和と平成の狭間が垣間見られました。
お初にお目にかかった立石仲見世ですが、駅前再開発とかどうなるんですかねぇ?
そして、京成立石駅前の立石仲見世へ。
ここはもっとチャンと徘徊したいですなぁ〜。
そして、帰りはこちらの京成立石から青砥に出て、青砥から日暮里まで京成線で戻り、日暮里から山手線で池袋へ。
うぅ〜ン...前回がモロにアトラクション的体感型の道だったんで、今回の渋江商店街はなんとも逆な眠い道...(^^;)ハハハ。
でも眠くなるというコトは、それだけ落ち着いていられるということでもあるわけで......。
【14 四ツ木の灸とハチミツ・・・渋江商店街】