SAY SILLY THINGS!

“TEAM H末端構成員”が妄想と現実の狭間で戯れます。

やっぱり針が好きっ!なNikonフォトミックFTNに手が出ました。

Nikon EMの露出計でやっぱり針だよなぁ〜と。 そしてSEKONIC TWINMATE L-208で露出を測っては、あぁ〜この針のプルプル感落ち着くわぁ〜〜とつくづく最近のLED式の露出計よりもボクにはアナログな針式があっているんだなぁ〜と思う今日この頃。

Nikon F フォトミックFTN

案の定、我が家のNikon F用にフォトミックFTNをお迎えしてしまいました...(^^;)ハハハ。

Nikon F フォトミックFTN上

このフォトミックFTNなるモノは、一言で言うと露出計付きファインダー。

Nikon F フォトミックFTN左

完全機械式のNikon Fに露出測定機能を追加させるためのファインダーなのです。

Nikon F フォトミックFTN裏プリズム部

こういうアクセサリが豊富な点はシステムカメラと言われる一眼レフならではですね。 Leicaもアクセサリは豊富だけど部品を取り替えるっていうシステムではないモンなぁ。 しかし、このフォトミックFTN、かなりお安めな価格で落札したモンで、説明書きにも外観とファインダー内の状況は記載があったモノの露出計動作の記載が一切無く、安いだけに露出計は動かないジャンク品かな?とでも安いからいいかとテキトーにポチったシロモノだったのでございます...(^^;)ハハハ。

SR43ボタン電池パッケージ

なので、まずは露出計の動作を確認しないことにはただの鉄の塊が増えるだけになってしまうわけで(笑) 早速動確なのです! まずは電池を用意。でも,フォトミックFTNが発売されていたころの電池はMR-9という水銀電池で現在は製造中止。 なので代わりにこのSR43電池を使用します。

関東カメラサービスカメラ用水銀電池アダプター 変換型 MR 9 H D アダプター

でも悲しいかな、このSR43はMR-9に比べてサイズが小さく、電圧も若干高めなんで、これをいろいろと細工して使えるようにするTipsもネットにいろいろ転がってますが、初心者には安全安心な関東カメラサービスの水銀電池アダプターをおすすめします。

SR43+関東カメラサービスカメラ用水銀電池アダプター 変換型 MR 9 H D アダプター

水銀電池アダプターにSR43をこのようにセットします。

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フォトミックFTNを裏返して、シャッタースピードダイヤルの後ろにあるのが電池室。

Nikon F フォトミックFTN電池ケースにSR43をセット

ネジを回して蓋を取り、水銀電池アダプター+SR43を二つ、このようにセットします。

Nikon F フォトミックFTN電池セット

フタをして、通電準備は完了!

Nikon F フォトミックFTN電池チェック前

フォトミックFTN上部の小さな小窓が電池チェッカーになっており、この状態は針が右に切れていて通電していない状態。

Nikon F フォトミックFTN電池チェック後

シャッターダイヤルの前にあるボタンを押すと通電を開始して、電池チェッカーの針が中央の『』の辺りに振れれば通電OK!! わかるかな??

Nikon F フォトミックFTNシャッターダイヤルASA設定ダイヤル部 電池チェッカー 露光ボタン

ちなみに上記写真のシャッターダイヤルより前の並びにあるのが通電チェックボタン。 その脇にある小さいボタンが測光ボタンになってます。 なので、露出を測る時にはこの測光ボタンを押して測ります。

Nikon Fアイレベルファインダー

とりあえず電池室の腐食とかなさそうなんで、露出計は動きそうな気配。 次はフォトミックFTNNikon Fに装着です! こちらはもともとのアイレベルファインダーのついたシンプルこの上ない質実剛健Nikon F

Nikon F アイレベルファインダー

まさに一眼レフの基本中の基本のようなとんがり帽子の勇姿です。

Nikon Fからアイレベルファインダーを外す

ファインダーを取り外すにはこの位置にあるボタンをプッシュ。

Nikon F からアイレベルファインダーを外す

するとカパッという感じでファインダー部が浮き上がるんでボディから取り外します。

Nikon Fからファインダーを外したところ

するとこんな感じに。多分このスクリーンも曇ってると思うンだよなぁ〜。 これも取り替えないと...(^^;)ハハハ。

Nikon FにフォトミックFTNを装着

そこにフォトミックFTNを装着します。

Nikon F フォトミックFTN外観

アイレベルファインダー装着時のシンプルかつ質実剛健な佇まいと比べると、デザイン性の欠片もない、ジョークとしか思えない醜悪なハリボテ違法建築のようなお姿に。 でも、これが銘機Nikon Fの最終形、Nikon F フォトミックFTNであることに間違いは無いのです。

Nikon F フォトミックFTN蟹爪ガチャガチャ

そして、Nikon Aiレンズの初期のお作法であるガチャガチャの由縁となるガチャガチャ機構。 解りづらいですが、レンズの蟹爪がフォトミックFTNの軸と繋がって、レンズ装着時にガチャガチャと絞りリングを左右に回すことで、ボディ側にレンズの焦点距離を通知する仕組みです。 今なら電子接点で自動的に伝わるモノも、当時はこのようなアナログ機械式なお作法が必要だったんですねぇ〜。 でも、このギミック好きだなぁ〜。

Nikon F フォトミックFTN正面

とりあえず机の上にあったNIKKOR NC AUTO 24mm f2.8を付けたNikon F フォトミックFTNの正面。

Nikon F フォトミックFTN背面

背面から。

Nikon F フォトミックFTN上

右側。

Nikon F フォトミックFTN横

左側。

Nikon F フォトミックFTN横

ちなみに肝心の露出計はどうやら動いておりました。 測光ボタンを押すとファインダー内上部にある針が振れて、絞りとSSを組み合わせて、針が中央に来たところが適正露出。 SEKONIC TWINMATE L-208で測光した値とそれほど差異はないンで、大丈夫なんじゃないかな。

おそらく露出にシビアなリバーサルフィルムだとなにかありそうだけど、ラチチュードの広いネガフィルムだったらなんとかなりそうな気がします。



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