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“TEAM H末端構成員”が妄想と現実の狭間で戯れます。

背脂チャッチャといえば千駄ヶ谷ホープ軒!

大学入学と共に上京したボクにとって、トラウマになるほど衝撃を受けたラーメンがある。 それまで上州の田舎で育った身としては、ラーメンといえば街の中華屋さんのラーメンか札幌ラーメンのお店くらいしか知らなかったのである。 札幌ラーメンのお店で食す味噌ラーメンだけでも、それはそれは旨いラーメンだ!と拝め奉って食していたくらいの世間知らずだったのだ。

千駄ヶ谷ホープ軒看板

そんなトラウマ並みの衝撃を受けたお店が千駄ヶ谷の『ホープ』である。 時代はまさに環七ラーメン戦争勃発を受けて豚骨醤油の背脂ギッタギタなラーメンが席巻していた時代である。 そんなリアルタイムな状況な中、大学のサークル仲間に連れられて入ったお店が千駄ヶ谷ホープだったのだ。

千駄ヶ谷ホープ軒外観

あれから四半世紀以上経ち、そのお店は当時と変わらず同じ佇まいで営業している。 ホープ軒といえば黄色、黄色といえばホープ軒なのである。

千駄ヶ谷ホープ軒券売機

ラーメンを頼むのに食券を買い求めるという体験をはじめて知ったのもホープだった。 初めての人というモノはなかなか忘れられないモノである(笑)

千駄ヶ谷ホープ軒メニュー

メニューも昔から変わってないモノと思われる。

千駄ヶ谷ホープ軒入口

とにかく当時はブームの真っ最中だったんで、いついっても人だかり。店内で食べられるのはラッキーで、ラーメンを持って外の道路沿いに置いてあったベンチとかで食べることも多々あったと記憶しているが、いまや落ち着いているようで、この日は余裕でカウンターの場所を確保できた。

千駄ヶ谷ホープ軒のおしぼり

久々すぎたのですっかり忘れていたのがこのおしぼり。 おしぼりは店員さんが出してくれないので、こちらからおしぼりをとってカウンターに着きましょう!

千駄ヶ谷ホープ軒調味料

カウンターの調味料も胡椒に豆板醤、摺りニンニク。 このニンニクが入れ放題というのも当時のボクにとってはかなりの衝撃だったのである。

千駄ヶ谷ホープ軒調味料

それにスープのタレとお酢。 背脂豚骨醤油のギトギト感を緩和するのにお酢は欠かせないのである。

千駄ヶ谷ホープ軒ザク切り万能ねぎ

そして、カウンターの上に置かれているみんな大好きザク切りのネギ! これがあるのとないのとでは、口内の味覚へのダメージがかなり変わってくるのだ。

千駄ヶ谷ホープ軒味玉ラーメン

そして四半世紀ぶり以上のご対面! 味玉ラーメンであるっ!! まさにコレッ! この背脂が浮きまくる背脂チャッチャ系のラーメンにまだ青い春を謳歌していたボクは、これまで食してきたラーメンとのあまりの違いに脱糞間近な衝撃を受けたのだ。

ちなみに以前紹介した大塚のホープ軒本舗さんのラーメンとはこの背脂チャッチャ具合が違うのだ。ホープ軒本舗さんの背脂は濾してあるかのよぉ〜な繊細で滑らかな出来具合。 千駄ヶ谷ホープさんのラーメンは背脂のつぶつぶが残った、とてもハードボイルドな出来具合なのである。

千駄ヶ谷ホープ軒味玉ラーメンのもやしとメンマ

具はもやしにメンマ。

千駄ヶ谷ホープ軒味玉ラーメンのチャーシュー

そしてチャーシュー。 チャーシューもこれまでは出涸らしのしっかりと出汁を取られまくったパサパサ系のチャーシューしか食していなかったので、このトロトロと脂が溶け出すチャーシューにまるで違う食べ物を食しているかのような錯覚に陥ったモノである...(遠い目)。

千駄ヶ谷ホープ軒味玉ラーメン万能ねぎ

そして、いただく前に忘れてはならないのがザク切りのネギ! これを好きなだけ入れて食しましょう!!

千駄ヶ谷ホープ軒味玉ラーメンの麵

今回かなり久々に食してあ゛れっ!?と思ったのが麵!! これいつの間にか進化してますかね? 昔は普通のかん水の入った中細縮れ麺だったの記憶してたが、今風のモッチリとコシのある麵に変わっていた。 これはこれで美味しゥ〜ございます(笑)

千駄ヶ谷ホープ軒味玉ラーメンのスープ

最後まで食べ進めてもスープに浮かぶ背脂(笑) これをスープ一滴残さずに完食するにはお酢に頼らざるを得ないのである。 最後はお酢を2周ほどかけてゴクリゴクリと。

いやぁ〜麵が美味しくなっていて、ますます背脂豚骨醤油は千駄ヶ谷ホープですなぁ〜と確信した一杯でございました。

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