SAY SILLY THINGS!

“TEAM H末端構成員”が妄想と現実の狭間で戯れます。

北陸新幹線がやって来る Yeah!Yeah!Yeah!

Shinkansen Type-E7

北陸新幹線がやって来る。ヤァ〜ヤァ〜ヤァ〜だ。 本日時点で、

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残りあと26日。いつの間にか残り一月を切っているのだ。 この『いつの間にか』というのがポイントである。

金沢転勤が決まってから、まだ都内にいる頃は『今度、北陸新幹線も通るし。金沢も盛り上がるっしょっ!』な体な感じのことをよく言われた。 金沢駅を降り立ち、鼓門に向かうと、

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たしかにこんな体で迎えてくれる。
『新幹線が春を連れて、やってくる。』
ヤァ〜ヤァ〜ヤァ〜である。 ヒドいのになるとこのJRのコピーを真似て、『新幹線が新しいファッションを、連れてくる。』である。

ここまで行くと、悲しみしか沸いてこない...(^^;)ハハハ。
JRの駅を一歩出ると、この北陸新幹線開業という地方都市にはそうそう何度も機会が無いビッグイベントを盛り上げよう!という気概が、金沢市内にほぼ感じられないのである。

近江町市場、ひがし茶屋街はいくら開業日が近づこうがいつもの近江町市場・ひがし茶屋街だし、香林坊・片町はいつになっても香林坊・片町である。 金沢城趾も兼六園も今も昔も金沢城趾・兼六園のままである。

いったい金沢市民のどこが盛り上がっているのだろうか? たしかに百貨店の類は多少ハァ〜ハァ〜し始めている。 武蔵のエムザは黒門小路という旅行客向けの専門店街を整備した。しかし、ジモティにはみる価値無しだ(笑)。 百貨店や駅前の観光企業は地ビール販売とかなにやらどこでもやり出しそうなことをやりはじめている。

肝心要の市内の名所旧跡、いわゆる金沢の観光名所と言われるところはどうかというと、これが自治体関係者によると、いまいち反応が鈍いらしい。 ようは大々的にアピールしなくても京都奈良といった有名所に行き慣れた、いわばそれなりの旅行客はこれまでも十分来ていたと。 それなりの落ち着いた観光客相手に十分商売できていたんで、そこにキャァキャァ〜とミーハーな五月蠅い観光客が押し寄せられると、一見さんに常連客の遊び場を荒らされてしまいそうなのがイヤだということらしい。 これはこれで、さもありなんである。なにせ保守の中でのプライドの高さでは北陸の他の追随をゆるさない金沢人なので。

そう、けして金沢自体はそれほどこの北陸新幹線開業というイベントに盛り上がってはいないのだ。

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駅の構内も南側は整備されたが、北側の残り半分は相変わらず工事が続いている。 いったいいつになったらできあがるのかも解らん体で...(^^;)ハハハ。

かように地元はゆっくりのんびりという感じなのだ。 カウントダウンの緊張感のかけらもない。 かたや、日増しにメディアでの北陸新幹線の取り上げ方は増えている。

先日、開業初日の一番列車の販売が開始され、ヤフオクでとんでもない値段がついたという。

まぁ〜新しいiPhoneが出るとApple Storeに並びたいのに並べないからヤフオクでいくら高くても買う!という心理と同様なんだろうが、ちょっとどうかと。 くれぐれもご忠告するが、受け入れ側はそれほど暖まっていないのであるっ!(笑)

メディアでの扱いも、どうも在京のキー局を中心に東京目線で富山・金沢を紹介している様にしか見えない。 地元の『金沢のこういうところを紹介して欲しいのです!』的な面はほとんどないのではないだろうか? これもやはり地元の熱がそれほどでも無いからなのかもしれないが...(^^;)ハハハ。
しかし、北陸新幹線、ボク的に全く興味ないかというとそういうワケでも無い。 なにせ、これまで都内へ出張するのに小松空港行ったり、羽田から都心に向かったりということを考えると、金沢駅から東京駅まで乗り換えすること無くイケるのは非常に楽なのだ。 出張の手間暇を考えると大歓迎である。 金沢市民的には、観光客が押し寄せることより、京都・大阪以上に東京に行きやすくなる方が歓迎なのかもしれない

とはいえ、いま金沢はこんな状況なので北陸新幹線で金沢観光に来られても、盛り上がりがいまいちだからといって、ガッカリしないでいただきたい。 新幹線があろうが無かろうが、きっと今まで通りの金沢でみなさんをおもてなしいたしますので(笑)