SAY SILLY THINGS!

“TEAM H末端構成員”が妄想と現実の狭間で戯れます。

STAY HOMEで時間たっぷりなのに読むのは日記ばかり?

2020年のゴールデンウィークSTAY HOME
中には県境を越えるな!越えてくるな!!との注意を促す自治体もあるほど、日本国中過敏になっている中、3月末のテレワーク開始以来一か月強池袋から出ることなく過ごしてきたボクですが、GW中特段予定があるわけでもなく、電車に乗ってお写ン歩に出かけられる雰囲気でもなく......こんな自由に使える時間がたっぷりあるなら、じっくりと長編小説でも読めば良かろうモノなのに、この数週間積ん読棚からおもむろに取りだしてページを捲るのは日記ばかりなのです...(^^;)ハハハ。

外出自粛中の読書中の日記

古いところでは教科書にも載ってる吉田兼好徒然草。まぁ〜橋本治の現代語訳ですが...(^^;)ハハハ。
それにチョビチョビともったいぶって摘まみ読みしていて、一向に読了する気が無い永井荷風断腸亭日乗
十年以上積ん読棚の肥やしとかしていて、いつの間にかホントに肥やしになっちゃうんじゃないか?危ぶまれていたJJこと植草甚一御大の植草甚一日記
noteで日々日記のようなチョートクのカメラノートも拝読させていただいてますが、チョートク翁の日記と言えば佃日記

と、この一か月で手に取った本は全て日記本ばかりなのです。

外出自粛中の読書中の日記

緊急事態宣言という異常な非日常の空気感に緊張しているのか?
でも、外に出ると人通りは少なくとも生活物資に困ることもなく、テレワークになって通勤時間という縛りがなくなり、可処分時間は増えているのに、なかなか読書に集中できないというか...。
お得意の妄想の世界に浸ることになんとなくこれじゃ無い感と感じているというか......。

なんか他人の日記を読んで日常が日常であることを確認しているような感じが強いかな。
特に、JJ氏の植草甚一日記には戦時中の日記が掲載されているんですが、戦時も末期の都内にB29による空襲が続いている時期でも、庶民は平然と暮らしているんですよね。
JJ氏自身も当時は日々映画館に通勤しており、そんな中今日は何時から何時まで空襲ということを淡々と書き留めたりしているのです。
断腸亭断腸亭で、より文学者らしい文明批評の視点から時の武断政治の渦中を厳しく批判をしながらも、日々の生活を書き留めている。
今以上の非常時にもかかわらず、庶民て力強いモノだなぁ〜と感心させられます。

こんな閉塞感を伴う空気感の中、できるだけ日常でいようと意識を向けているけど、このどこか非日常的な空気感に疲れを感じ始めているのかも知れないな...(^^;)ハハハ。