有名写真家でありながら、読ませる文章を生み出す才能もお持ちで作家でもある田中長徳氏ととあるテーマで都内をブラりお写ン歩する『チョートクブラぱち塾』。
塾と名前にありながら、けしてモデルがいるわけでもなく、撮影塾なわけでもなく、ひたすらおじさんが列を連ねて路地から路地をカメラを手にして練り歩くという、端から見るとただただ怪しい団体、それが『チョートクブラぱち塾』。 でも、そんなチョートク氏ならではのトークと緩さがとても居心地のいいお散歩同好会なのでございます(爆)
そんなチョートクブラぱち塾も昨年12月と今年1月と連続で参加して以降、2月から4月はなにかと所用で参加できなかったんですが、新元号が令和に改元されての一発目の5月は『新年号。令和を祝うブラパチワークショップ』ということで、久々に参加するために丸ノ内線茗荷谷駅へ! 今回は、茗荷谷駅をスタートして、チョートク氏が生まれ育った音羽近辺をブラりということで、以前から田中長徳氏の書籍の中で触れられている音羽エリアに興味があったんで、なんとしても参加したく(笑)
この日のメインカメラはLeica M2にVoigtlander COLOR SKOPAR 21mm F4。フィルムはKodak GOLD200。 サブはコンパクトデジカメのRICOH GRⅡ。 なので、以降フィルムの画像とデジタルの画像がとりとめなく並びます...(^^;)ハハハ。
茗荷谷駅を13時に集合して、簡単な本日の予定の説明を受けて、ブラり開始です。
小日向エリアを進み、その名もズバリ『茗荷坂』。
チョートク翁もいちおうスポットスポットではマジメな話もしてたりするんですが、こういうのが目にとまると、ついつい話よりもこっちの方へ興味が向かい...(^^;)ハハハ。
健康も大分改善されてきたようで、チョートク節も開始早々に快調です(笑)
この日、この後ますます実感するんですが、茗荷谷駅から南に向かってひたすら下っていくんですよね。 なので路地はほとんどこんな感じの階段や坂ばかり。
旧街道のような坂道をひたすら下っていきます。
道中、昭和感を感じるとついついシャッターを押してしまいます。 そうそう!GW中の昭和探訪ではSummaronの35mm f3.5を付けて撮りまくったんですが、さすがに路地裏の狭小エリアの建築物ともなると35mmでは画角が狭く、今回は手持ちのレンズで一番広角な21mmを付けて望んだのでございます。 でも、全体は入るけどグイィ〜ングイィ〜ン感がすごい...(^^;)ハハハ。
この日、チャンスがあればと窺っていたのが、チョートク氏がシャッターを押す瞬間を撮れないかと。 しかし、さすがプロというか、仙人というか、あ゛っ!?撮りそうだと思ってボクがレンズを向けるよりも早く先生は撮り終えてしまうんですよね...(^^;)ハハハ。 もぉ〜露出は撮る前から体感露出計で決めてるし、ほぼノーファインダーでファインダーが目の高さに合わさる頃にはシャッターは押されている感じ。 ってか、サングラスしているのにファインダーの見え具合どうなってんだろ??
結局、この一枚ももうシャッターを押し終わった後の瞬間でございます...(TT)涙。
それと、今回是非写真におさめたかったのがチョートク氏の令和なライカの勇姿。 これだといまいち意味解りませんが、後ほどちゃんとしたのが撮れたんで、そちらで(笑)
いつ見ても、まるで仙人のような佇まい(笑) ここでの御講義内容は昔々の実写版月光仮面のロケ地の話だったろうか??
丸ノ内線の線路を横切るトンネル内で.......。
突然、少年ジェットの主題歌を歌い出すチョートク翁♪♪ すいません、キャラクターは存じ上げておりますがリアルタイム世代ではないので、その歌存じ上げません...(^^;)ハハハ。
昭和探訪で池袋の昭和な家屋を見つけて廻ったノウハウとして、蔦の絡まる家屋は昭和である!ということ。 ここ小日向にも所々で蔦の絡まる昭和な家屋が点在しておりました。 フィルムだといい感じの色合いです。
もう、植物に家が喰われているのではあるまいか?という佇まい。
いっぽうではこんなモダンな建物も隣接していたり。 昭和と平成が混在しております。
そんな中、昭和を感じるブロック塀の奥に黒猫さん? このブラぱち塾では絶対いそうだよね?という割にあまり猫さんに出会えたことなかったんですが、この日はこの黒猫さんを皮切りにその後も何匹か。 今回ブラパチ猫クラブのメンバーで初めてお会いできた方もいらっしゃっており、猫を見つけてはおじさん二人キャッキャしておりました(笑)
そして、今回のプラぱちワークショップの一つのランドマークである文京区小日向台町小学校。 不審者ではございません。卒業生です(笑) チョートク氏現役時代の鉄筋校舎がまだ使用されているとのことで、なかなかの風格でございます。
現在の小日向二丁目、三丁目あたりが旧小日向台町だったんですねぇ。
小日向台町小学校を後にして、公園で休憩。 一時限目のワークショップ開催です。
チョートク節が炸裂している中、ボクは待ってましたとばかりにLeica M5の軍艦部に貼られた『令和』ステッカーとともに、令和なライカをパ写リ! この絵面が撮りたかったのです(笑)
なんだかんだと30分くらいのワークショップを終えて、一路音羽方面へ。 道中なにやら昭和な風情のマンション?
昭和な団地の建築物といった佇まいですが、音羽ハウス?というようで。
音羽に向かう道中もひたすら下り坂。 とにかく、北から南に向けてこの辺りは江戸の昔は山だったんですかね?
チョートク氏絶賛の高床式な住宅(笑)
坂と坂と坂で構成される三差路...(^^;)ハハハ。 こんなところ毎日徒歩や自転車では生きていけません。
鷺坂のところで、なにやらお話があったようですが、ここでのエピソードは全く耳に入ってませんでした(笑)
歩いて通り過ぎていく人がいたりして、すごいな。
ブラぱち名物、本日の参加者ご一同。 『歩きたばことカメラのポイ捨ては禁止です』!!(笑)
そうこうしているうちに音羽の今宮神社に。 音羽だけに、音羽な出版社系の企業が名を連ねていらっしゃいました。
この辺りでようやく坂を降りきった感じですかね。 この路地の一本南側は、もう有楽町線が並行して走る音羽通りに出ます。
石垣のような人目につかない路地を背景していく謎の集団(笑)
この界隈も昭和な建物がそこかしこに。
音羽通りに面した部分は平成に生まれ変わった建物が並んでますが、一本裏側にはまだまだ昭和が息づいてます。
電気・電話のケーブルの類の跡なのか? よくわからないケーブルルート。
コンクリートの間から水が滲みだしてきているようで、所々沁みになってます。
そして、こちらが今回のブラぱちのメイン! 『新年号。令和を祝うブラパチワークショップ』のメインを飾るスポットがここっ!
ってなにっ!? この聖なるマンホールのあたりが、かの聖人・仙人で在らせられるチョートク翁が生まれ落ちた場所で在るとか無いとか(爆)
ちなみにこの聖なるマンホールの場所が現在どうなっているかというと、武蔵屋商店さんの店先と(笑)
さてさて、我らがチョートク翁ご一行様は、聖なるマンホールを後にして、護国寺方面へ向かいます。 毎日こんな階段を上がり下がりしていたらイヤになっちゃいますよねぇ。 ってか、もう初老を越したら無理でしょ?
コンクリートの壁を活かして、なかなか現代的なストリートペイントなども。
なんか妖怪、宇宙人しばりとかあったんだろか?
音羽にもまだまだやんちゃな若人が生き残っているようでございます。
なかなか家具の配置に悩まされそうな間取りのマンションがあったり。
お茶の水女子大の正門を通り過ぎ。
ゴールは間近!
護国寺でございます。 有楽町線はよく使うんで、護国寺駅はしょっちゅう通り過ぎるけど、護国寺を詣でたのは実は初めて。
そして、境内ではこの日2匹目の猫さんに出会います。
なかなか下半身がふっくらして逞しい茶虎さん。
境内の山門前のベンチで本日ラストのワークショップ。 ここで、ちゃんと本日の参加者の記念撮影を撮り直し(笑)
ばっちり、チョートク翁の『令和なライカ』も納めさせていただきました(笑)
ベンチでチョートク翁の話を聞いていると、ブラぱち猫クラブのメンバーがあそこの猫が気になると? 遠すぎて、全然目に入ってなかったんだけど、言われるがままに視線を移すと石橋のところに確かに猫さんがっ!? よくこんな距離から解るよなぁ〜と感心なのです(笑)
チョートク翁の話は他所に、それより気になる護国寺猫(笑) ということで、そろりそろり向かうと確かにキジ白さんがいらっしゃいました。
さらには山門脇の建物の玄関口でずっとお姉さん方に構って貰っていた別のキジ白さん。
姉さん方もいらっしゃらなかったんで、向かってみると。
もぉ〜めちゃめちゃ悠々自適でございます...(^^;)ハハハ。
そんな猫と戯れる変態の勇姿を、ブラぱち猫クラブのメンバーが撮っていてくれました(笑)
そんなこんなの5月のチョートクブラぱち塾。 『新年号。令和を祝うブラパチワークショップ』は茗荷谷からお日向〜音羽へとチョートク氏の思い出を辿りながらの下り坂のブラりお写ン歩でございました。 さらには今回は4匹も猫に出会えたんで、満足満足なのでございます(笑)