SAY SILLY THINGS!

“TEAM H末端構成員”が妄想と現実の狭間で戯れます。

『私のこと好き?』と聞く女、『僕のこと好き?』に答えない女

[033/365] 14th September

うちの相方さんと付き合いだして9年半、結婚して8年。 我が家では愛情表現に関してはボクのほぉ〜が頻度もパターンも小学3年生バリに豊富なのである。 そんなボクの愛情表現に対してうちの相方さんも扱いきれず、結婚して早い段階でハエを蹴散らすようなめんどくさがり感で追い払われても、めげずにボクは様々なアプローチを仕掛けているうちに豊富になってしまったのである。

なので、我が家では日常的に『好き』とか『愛している』とか『可愛いのぉ〜』という言葉がボクの口から飛び出しているのである。 言葉以上に手も蠢いていることは言うまでもない。辿り着く前に払われてしまうので滅多に辿り着くことは無いが......。

どこをどう検査しても純日本人以外の遺伝子が組み込まれているとも思えないのだが、これは可愛いはずの一人息子の前でも恥ずかしがることも無く、夫婦の愛情を日常生活の中で示し続けてきた我が御尊父様&御母堂様の影響なのであろう。

かたや、我がうちの相方さんと言えば、そういった積極的な愛情表現をなかなか表に出さない御仁である。 照れているのか、そもそもそれほどの愛情表現をボクに対して持ち合わせていないのか、いやいやそんなことはございません。 口に出さずとも行為・行動で推し量れっ!というツンデレなのでございます。きっと...(^^;)ハハハ。 振り返ると付き合いだしてからも10年近くなるにもかかわらず、そういえば言葉で愛情の確認とかされたことが無い。 よほど、小学3年生レベルの愛情表現しかできないボクの気持ちを信じてくれているのか、もはや母のようなレベルで諦観していらっしゃるのか.......。

そんなうちの相方さんから、先日突然 ♀『私のこと好き?』 と聞かれたのである。 これまでそんな確認をされたことも無く、余りに突然であったことと、はじめてそんなこと聞かれたことに否応なく女子的な魅力を感じてボクの脳内妄想は膨らむばかり......。

これはなんというシチュエーションであることだろう? 図書館の誰も来ない棚の影、体育館の裏庭、校舎の屋上...。

♀『ちょっと話があるんだけど、放課後ここに来てくれる?』 ♂『え゛っ!?あぁ、わかった...。』

的な青春の1ページなシチュエーション?? と一瞬のうちに妄想の世界に浸ってしまったボクは、平常時であれば軽くいなしておちゃらけモードにもっていくものの、そんな余裕は全く無く、

♂『え゛っ!?なにをいまさら.......』 となんの面白味も無いすべり度100%の回答をしてしまったのである。 自分からは平気で好きだ好きだ言えるくせに、攻撃されると弱いのだ...(^^;)ハハハ。

すると、 ♀『プププッ。その回答もあったあったっ!』と一人でキャッキャと喜んでいる。

なになに?いったいなにが起きた??と聞くと、2chのスレで『私のこと好き?』と聞いたときの相手のリアクションをただただ投稿しているスレというモノがあるらしい。

うちの相方さんはある意味ボク以上にネットから情報収集を図るのが得意である。 ボクとは全く重ならない分野の深いところまで掘りに行って愉しんでいるのである。 そういう中で出会ったこのスレがオモシロかったんで試してみたとのことであるが、ふと気付くのだ。

今回はネタで『私のこと好き?』と女子的なコミュニケーションを取ってきたうちの相方さんに『ボクのこと好き?』と聞いても、けしてうちの相方さんは素直に『好き』とは答えないのである。

おそらく、ここで『好き』と行ってくれない限り、ボクの小学3年生的な愛情表現は止まらないのである。 いつの日か『ボクのこと好き?』という問いに『好きよ』と答えてくれる日が来ることを願ってもやまない晩秋の週末なのであった......。