SAY SILLY THINGS!

“TEAM H末端構成員”が妄想と現実の狭間で戯れます。

『三太郎』は確かにヒーローかもしれないが、金太郎ってなんか物語あったっけ??

Daiyuzan station

auには興味はないが、『三太郎』シリーズのCMにはけっこう楽しませてもらっている。 太郎といえば?と質問されれば、老若男女各世代一番多いのはこの桃太郎金太郎浦島太郎となるだろう。

それほど、日本人には幼稚園に入る前から昔話でしみこまされているヒーローである。 あ゛っ!?忘れてならないかぐちゃんことかぐや姫も昔話上大切なヒロインだ。
桃太郎といえば、まつろわぬモノを『鬼』と一方的に決めつける体制側が民衆からの支持基盤強化のためにプロパガンダを施し、本来静かに暮らす非征服者である鬼を民衆の熱狂的な指示のモトに退治するという名目で、猿のようにずるがしこい家来、犬のように猛々しい家来、雉のようにすばしっこい家来を引き連れて、強盗殺害盗難そして大虐殺をして体制側に鬼の金銀財宝を奪ってのける物語である。

浦島太郎といえば、海岸で発見された謎の航行機械の周りでハァ~ハァ~と夢を膨らませていた子供たちを蹴り散らし、自らその謎の航行機械に入り込み、タイムトリップ(or 恒星間移動)を体験し、行った先で未来人(or 異星人)によりその事実を忘却させるために、酒池肉林の愛欲まみれでヘロヘロにされて送り返され、戻った先で時間感覚を取り戻すための超急速老化剤を服用させられる物語である。

かぐや姫といえば、地球人という野蛮人の生活を経験するために竹型宇宙船で降り立ったルナ星のお姫様が、貧乏なおじいさnおばあさんのモトでホトトギスの托卵のように寄生して成長し、バカな野蛮人の男共を手玉に取り、将来のルナ星の女王としての女王教育を自ら実践しながら、いい加減こんなバカな男しかいない地球にも飽きたんで帰るわ!とルナ星に戻っていく物語である。

おまけのかぐちゃんの物語までしっかりと覚えているのに、そぉ~いえば『三太郎』の一角である金太郎の物語とはいったいどういうものだったのだろう?

小さい頃から何度も金太郎の昔話は絵本でみたり、まんが日本むかし話でみたり、繰り返し見聞きしているはずである。 しかし、金太郎のテーマソングのとおり、足柄山に住んでいて、熊に跨がりお馬の稽古や、熊と相撲している力自慢のフルチンの露出狂のイメージしか沸いてこないのである。

これは困った。 こんなときボクにはとっておきのツールがある。 先日もちっと触れたが、Amazonのプライムビデオサービスである。 このAmazonプライムビデオのキラーコンテンツが実は『まんが日本むかし話』ではあるまいか?というほどハマっている(笑)

まだガキの頃、土曜日の19時から『まんが日本昔ばなし』は放送されていた。 当時おやじさんが『毎週末にこれを観ると落ち着くんだよなぁ~』といっていたことを思い出す。 当時はこんな古くさい話のアニメのなにが落ち着くのかさっぱりわからなかった。むしろ、こんなの観てたらシワシワに枯れちまうわいっ!と思ったもんである。 しかし、当時のおやじさんよりも年齢を重ねた今のボクには、当時のおやじさんの気持ちが良くわかる。 たしかに、あのオープニングテーマから、本編の市川悦子、常田富士男の両名の声を聞いているととてもリラックスできるのだ。 おやじさんも当時同じようにまんが日本昔ばなしを観ながら一週間の疲れを癒していたのかと思うと、目頭が熱くなってくるのである......。

毎晩、寝る前に一編のまんが日本昔ばなし。 これ、とてもリラックスして寝ることができるのでオススメです(笑)
と、そんなまんが日本昔ばなしには当然のコトながら金太郎があるのだ。 なので、さっそく金太郎をAmazonプライムビデオでいかなる物語であったか、チェックした。

.........嗚呼、そぉ~いうことでございましたかぁ~。 ショックだった。 金太郎のテーマソング以上でも以下でもなかったのである。

金太郎といえば、足柄山に暮らしている力自慢のくそガキで、山の動物たち相手に相撲をとって過ごし、山の主である熊も軽く相撲で一蹴し、山のジャイアンとして君臨する前掛け一丁のフルチン露出狂である。

という物語性も教訓もなにもない、それが金太郎なのである。
国民みな実はウスウス気がついているのだろうか? 金太郎は力自慢のフルチンの露出狂でしかないということを......。 だから、auのCMでも金太郎が主役的なモノは今一つ物語性に欠けるのか......。

がんばれ金太郎! このままだと全く太郎に関係ない一寸法師に三強の一角を奪われてしまうぞっ!!!