SAY SILLY THINGS!

“TEAM H末端構成員”が妄想と現実の狭間で戯れます。

なにを今更っ!?Pomera DM100をポチってしまったの巻!

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まずはじめにお断りしておかねばなるまい。本エントリーは言い訳エントリーである。 夏の暑さか、気の迷いか...。 おそらく連日の猛暑日とまもなく訪れる夏休みへの期待半分、やる気レス半分でボクの灰色の脳味噌の10万分の1もまともに働いていなかったに違いないのである。

Pomeraと言えば、ほぼ気にならない程度のフルキーボードに近い文章作成専用機。 今の時代何故?と首を傾げる人の方が多いであろう、ネットに接続できる機能なんぞ持ち合わせていない、ワープロ機というか、ワープロですらない。 テキストエディター専用機といってもよいシロモノである。 しかし、この『文章作成』しかできない専用機というカテゴリーは極々ニッチな人々にとっては懐かしくもあり、またその割り切りきった無骨な仕様がたまらないのである。

思い起こせば前世紀...(遠い目)。 Windows95が世間を席巻する直前くらいの時期だっただろうか? 名機HP200LXなど当時出始めていた小型のポケットガジェットを貪りDOSマシンとして環境構築してハァ〜ハァ〜している輩がおりました。 ボクもその中の一端だったが、そんなHP200LX派の他にストレスを感じることなく文書作成が可能なキーボードを備える国産機の一派もいたのである。

これも名機、富士通OASYS POCKETにNECモバイルギアである。 両機ともワープロ利用がメインの機能でありながら、ROMを弄くり貪ったりしてDOS化して、PCカードで本体にない機能を補足したりして遊んでいたのである。

そんな遠い昔を懐かしみ、発売当初は横目で見ながらスルーしていたこのPomera。 だって、さすがにこれはホントに文章作成専用機、Dos化だのなんだの弄ぶモンでもないし、Pomeraの最上位機種であるDM100にいたっては発売当初メーカー小売り希望価格で36,000円もしたのである。 文章しか書けないようなガジェットに対して、その姿勢には感服仕るもののとても勢いに任せてポチれるモンではない。

そんなこんなでその後、合間合間で横目で見つつも、世間ではiPadやらの新しいタブレットはどんどん出てくるは、MacBookは年々薄くて軽いの出してくるはで、ボクの文章作成環境は年々強化され、いまさら文章しか書けないPomeraの出る幕はないと思っていたのだ。

そぉ!いまさらおまえなんぞ入り込める余地はないのであるっ!!フハハ。

そんな誰もが分かり切っている状況に蟻の一穴、電光石火の一撃を食らわしたのは、日頃迷惑にしか感じたことがないAmazon様からのタイムセールのメールだった......。 嗚呼、神様の悪戯なのか、悪魔のおもてなしか...。

そのメールの一番上に忘れ去っていた『Pomera DM100』が鎮座在して在らせられていたのであるっ!? しかも、そのお値段は18,000円っ!?発売当初の半値である。

ちなみにこのPomera DM100が発売されたのは2011年。 すでに4年も前の機種である。その後バージョンアップ版は出されていない。そろそろ次世代機発売なんで在庫セールなんだろか?? 4年も前の機種に対して、半額とはいえその価値は在るのだろうか? 本来慎重な貴兄で在ればそこが熟考のしどころなんであろう。

しかし、ボーナスのお小遣いが今回は喰モン以外で出て行くことがなく、ほぼまとまって残っているという懐具合が例年になく強気なボクにとってはそんなことお構いなしだったのである...(^^;)ハハハ。 タイムセールのメールを見るや否や脊髄反射でポチっ!?

一瞬、あ゛っ!?と思ったが後の祭り。 ポチ後はよぉ〜やくこやつも我が軍門に下ることになったか、フハハ。 とただただ満足感に浸るガジェットバカ一代なのである(笑)

と、『開封の議』エントリーを書く前に言い訳エントリーをと思って、とりあえずPomera DM100で書き始めたこのエントリー。 文章作成しかできないこのPomeraの利点としてPomeraユーザが押しているのはとにかくネットにすら繋がらない仕様のおかげで、文章作成に集中できるということである。 たしかに、そうであろう。 ネットに繋がっているとなにかと気が散るもんである。

ブログ記事の下書きとして使いやすいという人もいる。 でも、ブログ記事を書くに当たってはネットに繋がっていた方が便利ではないだろうか? 参照記事やら、Flickrやらボクは結構リンクを使うので、ネットがないことにはまとまらない。 また、食レポだと写真を見て、そのお店を思い出しながら書いているんで、写真が見られないとやりづらい...。

なので、あくまで下書きの下書き程度にしか使えないのではあるまいか? などなど、このエントリーを書き始めるまでは、これが『無駄遣い』というものか!?!?そぉ~なんかっ!?!?!? と実は戦々恐々としていたのである。

が、このエントリーをPomera DM100で書いているうちにPomera DM100の真の実力をボクは見いだしたのである! こいつは、どこでもはともかく、どんな体勢でも文章が打てるのである。 なぜなら、

  • 折り畳み式キーボードではなく、キーボード一枚のストレート型であるため、文字を打つに辺り一枚板の安定性がある。
  • ディスプレイはバックライト付きであり、多少の暗がりでも文章作成可能、かつただテキストを打つ分には十分なディスプレイサイズである。
  • ブログエントリーを書くに際しては、TextExpanderに登録しているよく使うスニペットATOKに単語登録もしくは定型文登録しておけば、多少の文章加工も可能である。
  • GUIじゃないんで、ほぼキーボードのホームポジションに手を置いたままでの文字入力操作が可能な絶妙なキーボードサイズ。
  • とにかく本体が軽いので、両親指と両手の平の端っこで支えられ、どんな格好していても文字が打てる。

このことから、とりあえずどんな状態、体勢であろうとこのPomera DM100であれば、文字が打てるのである。 たとえば、いまどんな体勢でこのエントリーを書いているかというと、リビングのソファーに浅く腰掛け、ソファーの背に頭を乗っけてグータラモード、足はオットマンに乗せてひざを立て、腿の上にビーズクッションを乗せてその上にPomera DM100を傾いた状態で乗せ、クッションから落ちてこないように両手の親指で支えながら文字を打っているのだ。

文章だとわかりづらいと思うんで、こんな感じ。

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これは想定外の使い勝手だ!? 例えば、いま通常利用の入力用ガジェットとしてiPad AirだのMacBookだのがある。 iPad Airはいくら軽くなったとはいえ、両手で持ちながらソフトウェアキーボードで長文を打つ気にはならない。 MacBookに至っては、軽いとはいえノートパソコンなんで、机上で使うのがベストである。

こんな風に半分寝転がっているような状態でダラァ〜りと文章をそれなりの環境で打てるのはこのPomera DM100ならではである。 これなら、パソコン部屋に引きこもることなく、リビングでTV観ながらダラァ〜りと、うちの相方さんと話しながらダラァ〜りと文章を打つことできる。

持ち歩いていつ何時もお手軽に文書作成というよりも、うちの場合はリビングでダラァ〜りと文書作成する用にリビングガジェットとして使うのが一番合ってそぉ〜な感じである。

ちなみに、Pomera文書はこのままPomeraに残して置いてもあまり意味ないんで、パソコンなりなんなりに転送しないことには最終的な文章にまとまらない。 連携はいろいろとありそぉ〜ではあるが、これ以上投資はしたくないんで、iPhoneアプリQRコードで転送するか、Bluetoothのファイル転送機能でMacにテキストファイルを転送するかということになる。

とりあえず、Pomeraで書くのはブログネタがほとんどあろうから、Macに直接転送するのが一番手間がかからなそぉ〜だ。 必要最低限のHTMLタグはテキストファイルに残してるんで、Macに転送した後にMarsEditでリンクやら写真をつけて、ブログエントリーの作成! という手順だろう。

しかし、このリビングでダラァ〜り書き物はなかなか快適である。 リビングワープロとして、ぜひぜひオススメである(笑)