SAY SILLY THINGS!

“TEAM H末端構成員”が妄想と現実の狭間で戯れます。

「KindleHighlight」の活用で大化けする読書ノートとパソコン上の電子書籍アプリの可能性

Kindle Highlight Creates  Saul Bass Effect

ボクはあまり目的を持って読書はしない。 その時の自分の興味を惹くモノを読む。 その本が興味深いモノだとするとその著者やその内容の周辺を読み漁るということはするが、たいていボクのベクトルは四方八方とりとめが無い。

なので、ある日これ読も!と思ってその本をポチッても実はすでに持っているということが過去に多々あったのだ。 なので、当初メディアマーカーを使い始めたきっかけは蔵書管理が目的だったのだ。

次に、こういうWebサービスでそれなりに蔵書が溜まっていくさまをみると、今度はなにがしかメモを残しておきたいと思うようになる。 なので、多少なりとも読んだことを脳裏に定着させるために自分向けの書評を残すようになったのだ。 いまではブログをちゃんと運営してるんで、ブログのエントリーに書けばいいが当時は既存のサービスで楽したいということもあり。

またこのメディアマーカーはただサイト上に自分の情報を集めるだけで無く、投稿ポイントに合わせて、TwitterやらFacebookに自動投稿してくれたりもする。 それ以上にコレクター魂に火が付いたのは実はEvernoteへの自動投稿だった。

ボクはメディアマーカーには読了後に投稿するようにしている。 その際に簡単な書評もアップすると、自動的にボクのEvernote上の『読書ノート』というノートブックに読了した本の詳細と書評が自動的に溜まっていくわけである。 ボクは読書の際に他の作業で集中力を妨げたくないんで、あまりメモとか撮らないのでこういう感じで読書ノートが溜まっていくのはなかなかありがたく、これまではこの程度の読書ノートで十分満足していたわけである。

そんな蔵書管理から読書管理の道がさらに広がっていくかのような可能性が見え隠れしてきたのである。

以前、こんなエントリーをボクはアップしている。

Kindle for Macのよぉ〜やっとの登場とその可能性についてちっと考えてみたエントリーである。 その中で、ボクはこんなことを言っていた。

そういう意味で、よほどパソコンで他の作業をしながらKindleで参照という機会でも無い限り、ボクはこれまで通りKindle端末やiPadKindle本を読むことだろう。 逆に言うと、読書という点ではパソコンで電書という選択はあまり感じないが、読書という観点では無く、デジタルコンテンツの利活用という面では、Kindle本をパソコンで読めるということは新しい使い方が模索されていくのではないか?という可能性に期待している。

いまだに、パソコン上で電子書籍を読む、読書をするというコトにはボクは遠慮したい。 気分でないから(笑) しかし、『デジタルコンテンツの利活用』の一つの可能性として、以下のエントリーを読んで、なぁ〜るほどぉ〜!と思ったのである。

完全に自動ではなく、ある程度手作業が必要ではあるがそれほど手間がかかるモンではない。

なにより、いまのところ電子書籍であることの一番のメリットであるマーカー、ハイライトした部分の保存ということが目から鱗だった。 Kindleを使っている限り、とりあえずハイライトした箇所は自分の『KindleHighlight』のページにアクセスすれば見られるンで、なんか用があったらそこ見ればいいかくらいだったのだ。

しかし、せっかくハイライトがまとまっているのであれば、それは読書メモの大切な一部なのである。 後でそれだけを読み返せば、なんとなく読書時の気持ちが蘇ってくるきっかけとなる。

しかし、この仕組みはそれだけではない。 KindleHighlightのコピーにはKindle本の該当箇所のリンクが含まれているワケである。 従って、Kindle for Mac上に該当本がダウンロードしてあれば、そのリンクをクリックすれば、Kindleが開いてそのページを表示してくれるわけである。

本エントリーを書かれた彩郎氏ほどかっちりとした読書ノートを育てるという野望は毛頭ないものの、ボクは読了した際にメディアマーカーに書評を登録した後、このKindleHighlightのブックマークレットで取得したハイライト集をEvernoteに自動保存された読書ノートに追加することにした。 これだけで十分な読書ノートである。

あれはどこに書いてあったっけ?とマーカーだらけの紙の本を漁るまでも無く、該当本のEvernote上の読書ノートで該当本のハイライトを探して、リンクをクリックすればKindle本が立ち上がり、前後の文章の参照も可能ということになるのだ。

これは電子書籍ならではの読後の楽しみ方の一つである。 とともに、自分のエントリーで書いた通り、この電子書籍フォーマット上のリンク、URLというものを標準化できればホントに電子書籍に限らず、ネット上のコンテンツに繋がるプラットフォームに大化けする可能性があると思うんだけど......。

親会社さん、真面目に検討出来ないモンすかね???