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“TEAM H末端構成員”が妄想と現実の狭間で戯れます。

残念な夫でも幸せになる権利はあるっ!?

Rent a Husband

今期のドラマはなにかと夫への不平不満、『残念な夫』をテーマにしたドラマが目立つ。 そのものズバリのタイトルであるフジテレビ系列の『残念な夫。』しかり、日本テレビ系列の『〇〇妻』しかり。 夜のゴールデンタイムのドラマというものはトレンディードラマ以降は、『F1層』といわれる20〜34歳の女子を視聴率確保の最大マーケットとして製作されるようになったため、この層にいかにウケるかが何よりも作るガワの使命なのだろうが、そんなにこの層の女子は自分の旦那に関して不満がたまっているのだろうか?

仲間内で集まって愚痴を言い合うのは当然あるだろうし、そんなことは男女に限らずどっちでも多少の不平不満はたまるモンなのでいちいち気にはしていられない。 でも、これらドラマで描かれている『夫』、『旦那』、『男』の描き方があまりにも女子が不満に思う男の典型的なステレオタイプ過ぎて、いくら何でも男だってそこまでバカぢゃないよと毎回毎回ツッコみを入れざるを得ないのである。 脚本家が拙いのか、演出家がバカなのか? そこまでF1層に阿らないとやっていけないのかい???

とそんなこんなにツッコみを入れていたらこんな記事があった。

「残念な旦那様でも幸せになれるコツ」をお話ししましょう。

ということである。まぁ〜いちいち気にしていたらやっていけないんで、妻側としても頭を切り換えて夫をみてみまよぉ!というコトらしい。 幸せになれるコツというモンは以下の7つ。

コツ1:「他人の旦那様は良く見えるもの」と心得る コツ2:欠点をつついても直らない コツ3:良いところを見る コツ4:比べない コツ5:ほめて育てる コツ6:足るを知る コツ7:幸せにしてもらうのではなく幸せになる

残念なことにというか、おそらくどこの家庭でも同様だと思うが、コツ2〜5はほぼ子育てと同じだ。 ご家庭の旦那さんは、いつしかというか結婚直後から愛しの彼氏様から大きな子供扱いに格下げされる。 女子特有の性格なのか、結婚→家庭というプロセスを踏まえ、『妻』としての縄張り意識、アイデンティティが社会的に確立された時点で、共に生活する男子の見方が変わるのでは無いだろうか?

しかし、おそらく夫に対する見方が変わったのでは無い。 オトコというイキモノの内面、性格というモノは、おティンティンに毛が生えようが、社会人になろうが、生涯の伴侶を得て結婚生活を営むようになろうが、幼児性を捨てきれずに成長してきているイキモノなのである。 そういう意味では、世の女性方が恋愛フェロモンにやられて、オトコが持つ幼児性をとりあえず見て見ぬふりしてきただけなのである。

なので、その辺は今更ながらに責め立てるのはいかがなモンかと思うのだ。 だから、子供を躾けるが如く、アメとムチを携えて、この大きな子供を扱っていただきたい。
また、コツ6と7は妻に限らず、夫側もよくよく心得るべきモノである。 恋愛と結婚の違いの最たるモノは、恋愛はあくまで『非日常』であり、結婚は『日常』であるということである。 日常生活に『祭り』を求めてしまっては、経済的な面以上に精神的にも非常にしんどい。 祭りは特別なイベントであるから非日常なのである。 夫婦で夢をともにすることは重要なことではあるが、それは今の生活をお互いにしっかり見つめ合い、日々の積み重ねを大切にしてこそのモノである。 これはどちらか一方が負荷を負うモノでは無く、夫婦のお互いがお互いをケアし合いながら築いていくモノである。
と、いちいち反応してしまったモノのこれってひとにいわれないとわからないモンなのだろうか? なんか、この辺の価値観を共有できないまま結婚生活を迎えるというのは、そもそもかなりリスクがあるよぉ〜な気がするのである...(^^;)ハハハ。