SAY SILLY THINGS!

“TEAM H末端構成員”が妄想と現実の狭間で戯れます。

アイデンティティが希薄になる瞬間

Who I Am?

もはや身も心もすっかり金沢人である!

雪が降ってもテンション上がることも動揺することもない。
一日のうち、10数分間隔で晴れたり雨降ったり霰になったり、ドカ雪吹雪いたかと思ったらあっという間に晴れ間になろうとそういうもんだと諦めが付くようになった。
週末街に繰り出さなくても家に引きこもって楽しめるようになった。
料理もうまいし申し分ない。

もはや金沢人なのであるっ!と言い切りたいところであるが、なかなかそうとも言えないのである。

仕事の場面において、案件に関することであればこれまでのキャリアとノウハウでどうにかなるものの、人の配置、体制ということになると『地縁・血縁の無さ』ということで限界を感じるのである。
自分の組織の中の人員であれば問題は無いが、いざ来年度事業計画に向けて体制補強となるとボクの力の及ぶ範囲外となってしまう。
どうしてもこれまでの地場での人脈というモノがないため、直接自分で動けない歯がゆさ、限界というモノを感じるのだ......。

また、石川・富山・福井といった北陸三県をベースに言ったり来たりしている分には『北陸』という自我がまだ芽生えているのか、あまりアイデンティティが揺らぐことはないが、それ以外に足を伸ばしたときに、ふと感じるのである。
『ボクはどの立場でここにいるのだろうか?』と。

先日大阪に行った際も、昔の大先輩に会ったりすると当時の立ち位置に戻ってしまい、今の立場が希薄になるのである。困ったことに...(^^;)ハハハ。

さらに、ボクの場合在籍出向なので前職の担当の体制図にもまだ載っているのである。出向期間が明ければ戻るのだ。
また、いまの会社とその前事業部が支援関係にあるため、現在いろいろと案件化に向けて調整を図るのも重要なボクの仕事なのである。
そのため、ちょくちょく前職場に顔を出す機会がある。
ここまでくると、ボクはいったいどちらの立場で立ち振る舞うべきなのかほとほとトホホな状況に追い込まれるのである......。
今の社長の顔を立てるべきか、いずれ戻るところの事業部長の顔を立てるべきか...。

嗚呼、悲しきサラリーマン......。