ファミリーマネジメントジャーナルにてアキズキダイスケさんが『恋愛の秋〜セックス、コーヒー、ロックンロール』と表して言及されている。
恋愛の秋〜セックス、コーヒー、ロックンロール | ファミリーマネジメントジャーナル
シリアルポップな恋愛の秋なのです。
アキズキさんといえば、数年前にまだボクが手帳に関していろいろと模索していた頃にブログでちょっとした交流をもたせていただいた。
彼の語り口調も好きなのだが、なにより彼の造語である『シリアルポップ』にボクはガツンとやられた感をもっている。
一見相反するようなシリアルとポップ。 でもその隙間に存在する微妙な空気感をこの『シリアルポップ』という言葉は持っているような気がするのだ。
以来、ボクはアキヅキさんの感性のファンである。
アキヅキさんの著作もしっかり購入させていただいてます(笑)
アキヅキ ダイスケ シーアンドアール研究所 2012-10-27
と、ここまでにしておいて本題。
『恋愛の秋』でアキヅキさんは、
秋は恋の季節です。 私は妻に恋しています。 (ここで「妻」→「彼女」に変換)
私は彼女に恋しています。
こういう言葉の選択って大きいと思うのです。「妻」ではなくて「彼女」と表記すること、それだけのことで私の気持ちは揺らぎます。まるで恋しているかのように。
だから、私が「彼女」と書く場合はそれは妻のことです。
と書かれている。 『私は妻に恋しています。』 なんと潔いっ!?というか、こう言い切れる人って実はいるんだなぁ〜と。
かく言うボク自身、常に目下中高生のようなお付き合いを公言しているのである。
まさに、『ボクも妻に恋していますっ!ムフゥ〜〜っ!!』と力任せに機会あれば叫びまくりたいクソ餓鬼なのである。
この秋で、結婚して丸7年。付き合いだして8年半。
いまだに妻として迎入れた自覚が薄いとうちの相方さんに怒られるかもしれないが、目の中に入れても痛くないほどの中高生時代の思春期少年ような恋愛対象であり続けている。
これは付き合いだしてから判明したことだが、付き合う相手に対して性格は良いに越したことはないと。
じゃぁ、外見の好みはというとボクの好みは常々、
『色白、茶髪のストレート。お目々パッチリ、口がでかい。おまけに前髪パッツンだったら言うこと無し!』
なのである。
付き合いだしてからのある日、うちの相方さんに聞かれて。
♀「外見の好みってどぉ〜なんよ?」
♂「色白、茶髪のストレート。お目々パッチリ、口がでかい。おまけに前髪パッツンだったら言うこと無し!ムフゥ〜っ!!」
♂「............。あ゛っ!?目の前におるっ!?!?」
自分で言って、自分で気がついてソファーから転げ落ちた記憶はいまだに生々しい。
全体のバランスをおいておいたとしても、個々のパーツパーツはものの見事に一致しているのがうちの相方さんなのだ。
そんな彼女に対して恋心が起きないはずはない。 そんなところも妻以上に彼女として観てしまう所以なのかもしれない。
テキストで妻のことに触れるときもボクは『うちの相方さん』という言葉を用いている。
これは、正直なところ奥さんとか妻、嫁といった言葉を使うのが小っ恥ずかしいところに端を発している。
といって『彼女』という言葉ではいまの夫婦関係を表現できないし、照れ隠しでパートナー的な意味合いを持つ『うちの相方さん』という言葉を用いているに過ぎないのだ。
これは一体なんなんだろうと悩もうとした時期もある。
さすがに日常を共にして生活している相手に対して、いつまで経ってもこどもの恋愛感情的なモノを抱き続けるというのは頭がおかしいか変態だろうと。
そんなとき、よしっ!奥さん的な視点で接してみようと思いそうすると、ソファーの隣に座っているうちの相方さんの横顔をみてフト突然、
『っ?なんでこの子はボクのとなりにいるんだろう?』
とありえない感覚が脳内に沸き出すのである。 何年も一緒にいるのにこの感覚は相手に失礼だと思うのだが、これについてはアキヅキさんが言う、
彼女と出会ってもうすぐ20年になろうとするのに、未だに拒否されるのが怖い。振られるのが怖い。
そういう緊張感があります。恋は緊張感です。
恋愛は緊張感というところに準拠するのではないかと。 ボク自身の気持ちは常に恋愛状態なので緊張感を感じているワケで、緊張感を持つということは一定の距離感を探り合いながらという面をもつ。
しかし、頭の中で夫婦なんだという前提で距離感を伸び縮みさせようとすると、頭の中の妻と気持ちの中の彼女のすりあわせができなくなり、『あれ?』という気持ちがわき上がるのではないかと。
これはこれで、ボク的にはこの乖離衝動で常にうちの相方さんに向けて新鮮な気持ちでいられるので個人的には問題ないものの、相方さん的にどぉ〜なんだろ? いつまでも地に足が付かない中坊みたいな旦那でいいのだろうか?…(^^;)ハハハ。
知り合いに話しても呆れられるだけなので、あまり大々的に申し開きをしたこともないが、今回のアキヅキさんのエントリーを見てつい脊髄反射で反応してしまいました。
『ボクはうちの相方さんに恋してます。これまでも、これからも、ずっと』