SAY SILLY THINGS!

“TEAM H末端構成員”が妄想と現実の狭間で戯れます。

『若い』ってそれだけで財産なのだ。

Chagall's Kiss / シャガールのキス


正直、入社以来帰属意識とかホームとかいうモノを持ったことは無かった。
だが、社内には結構そういった『私は〜出身で〜〜』というホームを持っている人が結構いるモンなのである。
そういう方々を横目に見ながら、へぇ〜と聞き流して来たボクである。

そんなボクがこの夏の転勤を通じてどぉ〜やら帰属意識とやらを感じ始めたらしい。

昨日、都内の各事務所での打ち合わせのために久々に上京したついでに、6月末までお世話になっていた担当に顔を出した。
まぁ〜こっちきてからの聞いていたこととの違いやらなんやら、前上司に愚痴でも放ってやろぉ〜かと。
愚痴もグチグチ言いつつ、その後うちのメンバーの状況はどぉ〜かななんぞと意見交換しているうちに、なんやら親心のような感じがこみ上げて来て......。
なんか、慣れない感情に若干ビックリしたのです。

なにより、まだ2ヶ月半とはいえど居なかったにも関わらず、周りに気付かれないほど溶け込んでいたらしく…(^^;)ハハハ。
嗚呼、これがホーム感覚なのかなぁ〜と。

みなみなさま元気でプロジェクトもちゃんと回しているようなので、ボクとしてはうれしい限りなのでございます。
居なきゃ居ないでなんとか回っていくのが組織というモンなんで。これは善き事哉と。

そんなメンバーのガンバリぶりを聞きながらショックだったのは、こいつらまだまだ若いんだなぁ〜と。
前担当に着任した8年前は、まだ若いと思っていたボスとボクを筆頭にメンバー全員ホント若手ばかりでキャッキャしとりましたが、あれから8年経ちボスもボクも中堅メンバーも皆ヲッサンの領域にどっぷりハマるお年頃になっており、この担当ももぉ〜老けたなぁ〜なんぞと思っておりました。

が、この夏赴任したところではベテランがまだまだおり、ベテランと若手という両極端なメンバーを従えて日々業務に勤しんでいると、これに比べると前担当ってまだまだ若いんだと。
『若さ』というものがもたらす前向きさをうらやましく感じたひとときなのでございました。

東京だよ、おっかさん。

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金沢に赴任して二ヶ月半。うちの相方さんを引き連れて金沢に引っ越してほぼ二ヶ月。

久方ぶりに上京してみた支店長です。

 

二ヶ月半の生活というのはここまで人を環境に慣れさせるというのか?

東京駅に着いていきなりの構内の人の多さに人酔い......(^^;)ハハハ。

一番ショックだったのは、今まで何度も東京駅から新幹線に乗って地方を行き来していて東京駅構内での在来線の乗換えで迷ったことなどなかったのに、本日は上越新幹線の改札を出て山手線に乗り継ぐのに構内をウロウロウロウロ。

すっかりお上りさん状態に陥った我が身を疑いました…。

 

それと一泊二日の出張にあたり、当然のことながら宿泊するホテルを事前に予約するわけですが、これも地方格差と言うかなんと言うか。

うちの会社は宿泊の上限が決まっており、これまで地方に出張する際は上限でもそれなりのところに泊まれて不自由を感じたことはなかったところ、地域会社での宿泊費の上限も同額とされておりとてもその額では都心のビジネスホテルは泊まれないという事実!?!?

 

上限で泊まれるところに範囲を広げたところで、結局翌日打ち合わせの場所までの通勤の通勤の手間などちょっとしたこうつうひを考えると近場にしとこかと、差額は自腹切って新橋と6月までいた担当のビルの間にあるアパホテルにお泊りすることにいたしました。

 

がっ!?チェックインしたらしたで、お独り様用の部屋がとても実用的なコンパクトさ加減で狭い狭い......(^^;)ハハハ。

 

母さん、内側に居る時は気づきませんでしたが、東京は住みづらい街です......。

 

でも、このまま金沢にいようか?なんて言ったらうちの相方さんにぶっ飛ばされるんだろぉ〜なぁ〜〜〜。

 

ちなみに、朝から晩までなにも食べる暇がなかった本日は、新橋についてからよぉ〜やくお食事。

烏森口を出て西へまっすぐ進んだところにある『牛かつ もと村』へ。

 

牛かつ もと村 - 新橋/牛料理 [食べログ]

 

 

ここの牛かつは何と言っても『半生』のうまさ!

 

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カツを食べているというよりも、サクサクとした衣がついた牛のタタキを食べているといった食感です。

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定食についてくるわさび醤油でもよし、山ワサビのタレも絶品ですが、宅に置いてある岩塩で食すのもオススメです。

お肉系は金沢ではまだ全然開拓できてないんで、堪能させていただきました(笑)

 

 

 

 

同級生は恥ずかしい。

20090315 Mister Donut 1 同級生は恥ずかしい。

といっても、『同級生』のことが恥ずかしいわけではない。

『同級生』。しかも中学・高校時代の同級生というモノは何かにつけて特別なモノがある。

何かにつけてというのは良い面でも悪い面でもということで。

 

 

特に中学時代の同級生となるとなおさらである。

鼻水垂らした小学生はさすがに卒業したものの、思春期を迎えた中学男子というモノはそれはそれは恥ずかしい行動をとるイキモノである。

ほぼ頭の中はピンクの花園。

理科の教科書で受精・受粉を目にしただけでも想像力豊かな中学男子であればオカズにできるくらいの逞しい生存能力を持つイキモノ、それが中学男子である。

そんなピンク、桃色、桃とお尻の見分けも付かないほど下劣な妄想に耽りながらも、女子を前にすると青二才の正義感なんぞというものを振りかざす。 その小っ恥ずかしさに気がつくこともなく、いけしゃぁ〜しゃぁ〜と酸素を吸って生きていられるこの図々しさたるや、他の霊長類に比べうるモノのいないそんな生き恥をさらしながら生きているのが中学男子なのである。

悲しいかな、その当時は誰もこの恥多き人生を自覚することなくスクスクと成長していくのである。

だって、食えば食うほどどんどん背も伸びるし、筋肉も付くし、体毛もあちゃこちゃ生えまくるのである。

 

同級生というモノは、そんな自分の恥をさらしながら同じ空間を過ごしてきた相手である。

いわば、ケツの穴まで知られてしまっている(ちなみに精神的なケツの穴です。)ような相手に対して、『家族』や『教室』『学校』といった共同体から無事に巣立ち、『社会』という共同体で暮らせるほどの社会性を身につけてから、またコミュニケーションをとるようになるということほど、恥ずかしくて仕方がないことはない。

 

という意味で、『同級生は恥ずかしい』のである。

いっそのこと、ケツからゴミ用ポリバケツに入り込んで、ヤドカリのようにいそいそと同級生の前を横切りたいくらいにボクにとっては恥ずかしい。

 

そんな同級生ではあるが、各局ドラマの今クールでは不倫をテーマにしたドラマが2つ。なかでも柴門ふみ原作の「同窓生」はボクにとっては理解に苦しみ過ぎて口から内蔵が出てしまいそうなストーリーでしかない。

バブル期、同じ柴門ふみの同級生はかなり入り込めたモノだったが、今回の同窓生は「???」しか頭に浮かばない。 小っ恥ずかしい少年時代を知られている相手に対して、安心感はあれどファンファン状態になり得るモノか?しかも今の自分の生活を賭けてまで?

ストーリー展開も大人のぬいぐるみを着た中学生が演じているかのような展開に、赤くなったボクの頬はそのまま毛穴から血が噴き出しそうになる。

そんなファンファンありえんっ! と昭和であれば「関係者出てこいっ!!!」ということになるのであるが、しばらく年賀状程度で不義理をしていた同級生とある日突然コミュニケーションが発生する事態にボクも陥るのである......。

 

Facebookが紹介されるようになって早々にアカウントは作ったモノのしばらく放置した後、本格的に国内サービスが開始されるようになってようやくボクもちゃんと使うようになった。

が、待てど探せどなかなか同級生なる方々と繋がることなく数年が経ち、今年春から夏に季節は移ろぉ〜かという時期によぉ〜やく大学のサークル仲間と繋がった。

お゛ぉぉぉ〜っ!とテンション上がったモノのボクは都内を離れ金沢へ…(^^;)ハハハ。

まぁ、オンラインでも繋がりを持つのはよろしかろうとよぉ〜やくFacebookらしい使い方もできるかと。

 

して、つい先日。

季節は夏から秋に移ろぉ〜かという時期に、例のFacebookの使い物になるのかならないのかよくわからない機能、「友だちかも?」「○○さんはFacebookを使ってます」というメッセージが飛んできたのだ。

 

それは突然やってきた!?

中学生の同級生でもどぉ〜でもいい同級生ではなく、仲良かった女子の名前がディスプレイ上に表示されていたのである。

さんざん、同級生は恥ずかしいと言っておきながらこれが同級生マジックというものなのかっ!?!?

ボクの判断は脳を経由することなく指先からの脊髄反射のみでメッセージ発射っ!!!

 

「うっそ!?マヂで??初めて○○卒業生が出てきたっ!?まぁ〜さんです(笑)お友達から始めてくださいm(._.)m」

 

まさか、毎週のように少年サンデーを読み回していた同級生がFBで繋がれるとはっ!?!?

毎年毎年年賀状だけのご挨拶ですいませんm(._.)m

うちの結婚式以来不義理しててすいませんm(._.)mm(._.)m

姉ぇ〜さん&旦那共々不義理ですいませんm(._.)mm(._.)mm(._.)m

 

ついでにその姉ぇ〜さんから他にも同級生がFBやってると言うことで紹介されて「お友達から始めてください」と。

恥も外聞もあったモンぢゃないですが、歳をとるとやはり同級生というものは恥ずかしい以上に懐かしぃ〜モンなのだなぁ〜と思った、晩夏のFBでの出会いだったのでございました。

 

 

田舎のひとは贅沢である!

『田舎のひとは贅沢である』 これはボクの思うところである。

 

大学とともに群馬の実家を離れて上京し、もはや実家生活よりも都内での生活の方が長くなるほどだったが、今回の転勤で久方ぶりに都内を離れての暮らしとなった。

金沢での生活も2ヶ月が経ち、この信条はさらに思うところとなったのだ。

 

衣食住のうち、「衣」は多分に個人のセンスが入り込む余地が高いので置いておくとして、わかりやすい「住」からいうと田舎の住環境は都心に比べて圧倒的に広い。

この広さという感覚は、これまであまり重視していなかった。コンパクトなほうがなにかと便利だと思っていたから。

都心暮らしなんでそんなひろいところは望むべくもないという現実的な制約はあったものの、狭さなりの密度というものをボクは好意的に受け取って生活できていた。

それが、転勤にともない都心では味わえない広い家で暮らすようになるとどうであろう。

なにせこれまで2LDK50平米前後の間取りで暮らしていたところ、3LDK80平米の物件がほぼ半額で借りられるのだ。しかも駅10分圏内で。

うちの場合はペット可が絶対条件なんでそれなりの年季が入った物件ではある。でも6月まで暮らしていた池袋の物件もそれなりの年季の入った物件だ。 なので、ほぼ同様の年期具合でもほぼ半額なのである。

 

しかし、その価格以上に実感したのは「空間」の大切さ。

これまでのコンパクト現実主義一辺倒だったボクではあるが、この広い空間というものが気持ちの余裕を生み出すモノであるということをしみじみ実感したのだ。

金沢の街を見ても池袋だったら3件分の3階建ての住宅が建つくらいの敷地に、悠々と一軒家が普通に建っている。 これは都心暮らしからすれば贅沢以外の何モノでも無い。

 

さてさて、肝心の「食」である。

これは実家を離れて初めて実感したものだ。都心での食生活に不満があるわけではなかったが、正月に帰省したときに実家で出される特に野菜類を中心とした生鮮食料品を味わうとしみじみ思う。

群馬は海無し県なんで魚介類は普通以上ではないものの、野菜に関してはあきらかに味わいが違うのである。

これに最初気付いたときは結構衝撃だった。 上京前までは普通に食しており、その味わい深さになんら感慨深いモノを感じたことはなかったが、美味しいモノを食べさせてもらって成長してきたんだなぁ〜と。

 

で、ここ金沢で思うことである。 魚介類にいたっては、贅沢以外のなにものでもないと思うわけである。

都心では魚は肉よりも高いので、干物以外はあまり積極的に食べることもなく、たまに食べても雲丹とマグロさえ食べられれば満足なもんだったのだ。

こちらにきてからは、白身魚を中心にどれもこれも美味しいこと。むしろマグロがちょいとにおって感じてしまい、敢えて食べなくてもいいかなと思うくらいになってしまった。

 

これは都内に戻ってからは辛いかもしれんなぁ〜と早くもいらぬ心配をしているわけではあるが、この2ヶ月写真に撮った魚介類を並べてみた。

 

まずは6月30日、小松空港に降り立つやいなやまずは寿司でしょ!と金沢駅のまいもん寿司を目指したところ、駅構内改装中で営業しておらず、おなじ駅構内のすし玉で食べたのが魚介生活の食べ初めだった。

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金沢にはもっとおいしいお寿司屋は多々あれど、でもこのレベルでも十分うま゛ぁいっ!と感じてしまうほど都内で日常たべるところの魚介とレベルがちがうのだ。

 

その後はしんばらく週一くらいのペースで食べに行ったり連れてもらっていったりをしている。 近江町市場の海鮮丼だったり。 IMG_4036.JPG

 

うちの相方さんが引越とともにやってきて、またすし玉だったり。ガス海老の旨さも初めての体験でした。 IMG_4112.JPG IMG_4113.JPG

 

これから金沢の姉ぇ〜さんと呼ばせていただきたいお方とお初にお目にかかったくら屋の岩牡蠣はこれまでに味わったことがない衝撃っ!?

こんなにでかくておいしい牡蠣があったのねっ!?これまで知らなくてごめんなさいと頭を垂れざるを得ない味わい。

白海老のかき揚げも絶品! IMG_4374.JPGIMG_4373.JPGIMG_4372.JPG

 

なかでも一番の衝撃だったのが、中央卸売市場にある三四味屋さんのお刺身っ!

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この写真の一皿はあくまで1/4人前である。

しかも盛り方が横に切り身が並んでいるのではなく、切り身がお皿の上に縦に立てられてのこの密度なのだ。

とてもじゃないが、独りで食べるのにも苦労する分量なのである。

ただ量で攻めるだけかとわけではなく、市場脇のお店なのでその日仕入れた鮮度が高く、身が引き締まったお刺身のてんこ盛りである。

 

すっかり白身魚のおいしさに舌が慣れたところで、たまにはマグロでもたべようかと大トロ丼なんぞも。

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ただ、やはりマグロの臭みのほうが気になる身体になってしまったようで、脂ののったお魚だったらのど黒の方がおいしいよななんて思ってしまうボクがいます…(^^;)ハハハ。

 

回転寿司発祥の地とされる金沢でも、うちの会社のジモティー一押しなのがもりもり寿司!

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ここは確かに美味しぃ〜です。回転寿司のイメージでいくと高いと思われるかもしれませんが、カウンターのお寿司屋さんに比べると安いし、といっても多分このネタだったら、都内でも普通のお寿司屋さんで出てくるレベルの高さでは?

金沢で回転寿司ならまずはもりもり寿司をオススメです。

 

 

後は、海鮮メインというよりも普通の定食屋でもこのレベルの高さ! これは近江町食堂の白海老のかき揚げ定食と付け合わせで頼んだのど黒のお造り。 IMG_5220.JPG

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こちらはつい先日、市場めし屯場でいただいた刺身定食。

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定食屋でもこのクオリティーでお刺身がいただけるとはなんと贅沢なっ!!!

すでに2ヶ月で贅沢を身につけてしまったボクの舌をどぉ〜してくれるのよっ!!!

 

 

キリもあればピンもあるもので、これは最後に番外編。

ピンといってもあなどれません。 スーパーのお寿司コーナーにて価格より20%引きの780円でお連れしたお寿司。

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18巻も入ってこの値段とは......やはり田舎のひとは贅沢です。

 

 

 

転勤後、初めて髪を切りに行く。

ホントは先月くらいには切り時だったものの、新しい土地でどこの美容院にしたらいいかわからず、いろいろ注文すんのも面倒くさいなぁ〜あぁ〜あぁ〜といってるあいだに二ヶ月近く経ってしまい、もはやボクの頭はワックスで立たせられる限度を超え、すっかり良い子ちゃんヘアーになってしまい......。

 

なにせ、これまでほぼ10年間、独身時代最後の数年は箱庭の街での支店にて、うちの相方さんと同棲以降は池袋の本店で同じ美容師さんに髪を切ってもらっていたため、ツーカーでその時の気分で良いようにカットしてもらってたからいちいち細かい注文をつけることなくすんでいたのだ。

これがまた、見知らぬ土地で一からこの信頼関係を構築するのはかなり困難を極めるなぁ〜と思うと、金沢での美容院探しもそら恐ろしくなり、その美容師さんに

♂『金沢で知ってる美容師さんいます?』

と聞いてはみたモノの、知らぬ存ぜぬの冷たい一言…(^^;)ハハハ。

どぉ〜やら美容業界たるモノ、よほどの大先生でもない限り日本全国知り合いがいるというようなモノでは無いらしい。

 

とはいえ、遺伝的に薄らさんになる傾向が全くないと思われるボクの髪は、刻一刻元気に伸び続けるワケで放ってはおけず、ネットで金沢界隈の美容院を調べ上げたのでございました。

 

条件としては、

普段であれば週末に行くことになるであろうから【家の近所】

もしくは、【家から職場までの道中】

さすがに武蔵を通り越して香林坊片町界隈まで手を伸ばすと週末通いづらいんでそんなあたりで探したのである。

 

いくつか条件に合った物件の一つが『Quo VADIS』さん。 フランスの有名な手帳と同様のお名前のこのお店に狙いをつけたモノの、HPを見る限り、

  • オーナーお一人でやられていらっしゃる ムム?
  • プライベート感覚漂う1人サロン    ムムム?
  • オーナーの写真が帽子かぶってる    ムムムム?

HPからは、なんかとにかくボクちゃん緊張してしまいますっ!!的な雰囲気を醸し出されすぎて気後れすることこの上ない印象だったんですが、まぁ〜意にそぐわなければ8番らーめんの隣の床屋で坊主にでもしてもらうべしっ!と開き直って、本日そのQuoVADISのドアをくぐったのであります。

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コンパクトなお店の中に椅子は一脚。 そらぁ〜オーナー一人でやられてるんで、椅子がいっぱいあってもそんなにカットできませんわな(笑)

とりあえず、ヘアカタログのなかから一番これまでのイメージに近そうなカット写真を指さして、

♂『こんなかんじで切っちゃってちょぉ〜だいっ!』とボク。

 

最初、ボクの頭の形を後ろから上から、右から左からとジロジロと見聞され、おじさん(*^^*)ポッっとしちゃいましたが、この間にイメージトレーニングがすんだようで、コームとシザーを手にすると颯爽とサッサッサッと髪を切り出すオーナーさん。

そのうちシザーをレザーに切り替えてザッザッザッといぃ〜感じに梳かされていくボクの頭頂部。

これまでボクの髪を切ってくれてた美容師さんをどちらかというと大まかなイメージで仕上げる感覚派な美容師さんとすると、ここのオーナーはまさに職人気質なシザー&レザー捌き。

 

自分が思っていた以上な仕上がりに大変満足な今日のひとときなのでありました。

金沢ではここにお世話になりましょぉっ!

 

 

よぉ〜やく観光!?わじま号の旅!

そんなこんなで金沢生活が始まったワケですが、これまたホント思っていた以上に天候がキツい。

なにせこの時期『北陸』と『北』が付くにもかかわらず、都内に比べて蒸し暑いことこの上ないのです。

また、どういうわけか空が低く感じるお土地柄で日が出ているときには日差しが必要以上に強いし、曇ったら曇ったで蒸し蒸しと…(^^;)ハハハ。

夏厳しく、冬も厳しいそんなお土地柄。

 

うちの相方さんが引っ越す前にネットで調べていて、

♀『金沢って、天気が良いとラッキーらしいよ?』 と。

まさかぁ〜とおもっていたらホントにそう。

 

『お弁当忘れても傘忘れるな!』との格言があるごとく、晴れていようがなにしようが突然雨雲に覆われて雨が降り出すし、雨かと思って用意してると突然晴れ出すという非常ぉ〜に天気が目まぐるしぃ〜お土地柄なのです。

天気予報で『雨、時々止む』とはいうワケワカな予報もあるし(笑)

 

ボクが暮らしているところからみると、東には山々が西には日本海があるんで、太平洋側から押し出された湿った空気が飛騨の山々で冷やされてモクモクと雲を成長させて、東側からは重たい雲が山裾にそって次から次へと垂れ込んできて、日本海側からはこれまた湿った空気が平野部に入り込んで、ちょうど金沢近辺で勢力のせめぎ合いをしてるんではないかと。

 

たとえばこれ。

ある日の一枚なんだけど、まさに東側からは山々からずっしりと重たい雲が垂れ込んできて、西の日本海側からはこの日調子が良かった高気圧が出張ってきており、まさに闇の国と光の国の狭間で暮らしているのであります(笑)

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前置き長くなりましたが、そんな厳しい気候の金沢での生活になかなか慣れず、せっかくの夏休みも雨雨雨、そして雨で出かけることもままならなかったんですが、よぉ〜やく本日ちょいとした遠出なのでありますっ!

金沢市民の足を一手に引き受ける北鉄バスの定期観光バス『わじま号』で能登の旅! 朝7:50金沢駅東口から『わじま号』に乗車して出発!

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ちなみに今日は平日ということもあり、うちら二人の他に二組+一名の計七名のグループでした。

 

まずは、能登半島の頭の真ん中辺り輪島まで。

ここでは輪島の朝市をぷらりぷらり。

お婆ぁ〜ちゃんたちに次から次へと声をかけられます(笑)

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なんと朝市のなかに永井豪記念館がっ!?

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永井御大は小一まで輪島で暮らしていらっしゃったそぉ〜です。

いちおう、中を見学したモノの...うぅ〜ンいまいちかな。中に展示されてたマジンガーZとかデビルマンの撮影がOKだったらまだヨシとするかとおもえるものの、ワザワザ入るほどのところではなかったかも。

でも、あばしり一家とかなつかしぃ〜なぁ〜と。

 

朝市のあとは曹洞宗大本山だったという總持寺へ。

当時はかなりの大伽藍だったそうですが、明治31年の災禍で伽藍の大部分を焼失して以降は神奈川県横浜市鶴見に本院は移って、ここは祖院として残ったそうです。

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今回のバスの運転手さんはなかなかサービス精神旺盛で、ちょいちょい小ネタを入れてきます。

總持寺から厳門に向かう途中、ホントネタでしかないンですが『バス後方にトトロ岩がっ!?』と。

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あの岩の目は誰かのイタズラなんだそぉ〜ですが、こういうのはアリで良いかなと(笑) それくらいの余裕はほしぃ〜モンです。

 

また、コースにはない世界一長いベンチにも途中立ち寄り。

全長460.9m、総勢1000人以上が座れるみたいです。

いったいなにゆえこんなん作ったんでしょ?ネタとしてはありですが(笑)

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今日は天気が良かったんで海がホントお綺麗でございました。

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これで終わりかと思いきや、ここには岸壁の母の碑が立っていたりと。

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またまた道中、伊勢志摩夫婦岩に並ぶ日本海の夫婦岩もあったりと。

 

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厳門までの道中はなかなかオモロイ小ネタが揃っちょりました。

 

 

そうこうしているうちに厳門へ!ここは松本清張の『ゼロの焦点』の映画の舞台になったそう。

これはちなみに陸側から撮った厳門。

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この後、思いの外小さな遊覧船に乗り予想以上のスペクタクルな経験をするのでありました。

 

 

まずはそのまえにレストランでがんもん定食!

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まぁ、北陸それも能登なんでお魚は何食っても都内以上に美味しぃ〜ンで、感動も薄らいできましたが、ここの名物?さざえ飯はなかなかでございました。

がんもん定食でなくても単品でもいただけるよぉ〜です。

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さてさて、食後の運動で急勾配の岸壁を下りながら遊覧船乗り場へ!

道中からしてスペクタクルっ!?

 

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こんな感じの漁船にベンチくっつけました程度の舟で航海です…(^^;)ハハハ。

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小さいだけあって、ちょいと沖に出ただけでそらもぉ〜グゥァングゥァン波に揉まれます。

もはやスペクタクルを通り越して恐怖すら感じる今日この頃。

10分もすると厳門がみえてきます。

これが海側から見た厳門です。

よくよく見ると陸側からおりてきた人影が見えてます(笑)

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その後もいろんな奇岩の間を小さな漁船(笑)でくぐり抜けていきます!

これ、ジャングルクルーズお兄さん並のナレーションがあったらさらにスペクタクルなんだけどなぁ〜。

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波に揉まれて半分三半規管がやられている中、岸壁を上っていくのはかなり難儀ですが、そんな貴兄のために杖を貸してもらえます(笑)

 

予想以上に楽しめた厳門のあとは最後のスポット、千鳥浜なぎさドライブウェイ。

金沢のTVCMでもチョイチョイながれている千鳥浜。

ここ数日の大雨でお盆以降は浜があれていて進入禁止の日が続いており、今日もダイヂョブかな?と運転手さんも心配してたんですが、今日は1kmほどの区間だけ開放されてました。

はじめての波打ち際ドライブ体験!国内ではここだけだそうです。

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こんな家族のスナップでも、波打ち際に車が止まっているだけでなんかそれなりに(笑)

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ということで、この後は金沢へ。

15:50金沢駅西口着、道中8時間のプチ旅行なのでございました。

もぉ〜ちょっと涼しくなってきたらも少しうちの相方さんを連れ出してあちこち行けンですけどねぇ〜。

 

はやく、秋よ来いっ!!!

 

 

実はけっこうな転機だったりしてるのかも???

実は先月、長年暮らした東京を離れ金沢へ転勤しているのです。

群馬で生まれ育ち、大学から上京してそのまま実家生活以上の期間を暮らしてきたわけで、金沢には大学時代に旅行で1回、仕事で2年前に2回ほど来だけで、縁もゆかりもないといえばない。

実家でも都内でもないところで暮らすというのはかなりの久々感。

打診はずいぶん前からあったものの、本来転勤というからにはそれなりに準備期間があると思っていたのにいつまで経っても決まらず、正式に決まったのが通常の人事異動と同様に一週間前。

それから、お客さん周りでほぼ一週間は終始してなにも準備できぬままに6月30日に金沢入りし、翌日7月1日から新たな職場に着任と…(^^;)ハハハ。

いろいろと感慨深いものとかあるのかと思いきや、そんな余裕もなく、せっかく前の職場の面々が柄にもなくシッポリした送別会をしてくれたにもかかわらず、本人は泣いてあげることもできず......。

なんでこんなにバタバタせなあかんのよっ!と誰に憂さ晴らしすれば良いのかもわからず、7月1日からの2週間はホテル暮らしだったのでございました。

 

今回、改めてわかったのは『住所不定』というご身分ではなんの手続きもできないということ(笑) なにせ、決まってからの期間が期間だったんで、金沢での新居もおぼつかず、ホテル暮らししながら会社の厚生担当に部屋を探してなんとか新居を決めたのです。

毎週末はとりあえず池袋の家に戻り、ちょいちょい準備をしながらももっぱら引越準備はうちの相方さんに任せるしかなく、ボクは引っ越し屋の手配をするくらい。

上京してきて、世田谷の若林〜下北沢の学生生活、就職してからの府中での社員寮生活、オープンとともに移住したお台場生活、うちの相方さんと出会いともに暮らすようになった要町〜池袋。

 

まさか、東京から離れるなんてことは想像もしてなかったか?というと正直、この数年仕事で地方に行くことが多くなり、土地土地の表情を感じる中で地方暮らしもいいなぁ〜と思っていたのも事実。

そんなタイミングだったから打診があったときにはあまり深く考えずにOKしたのも事実。

 

7月12日に都内最後の生活圏だった一番のお気に入りの街、池袋を引き払い、

IMG_4076.JPG 『さようなら、池袋』

 

7月13日にうちの相方さんを引き連れて改めて金沢入り。 IMG_4154.JPG 「こんにちわ、金沢」

 

本格的な金沢生活が始まり、はやくもひと月経ちましたが、夏の暑さと雨の多さに閉口しながらも楽しく2人と1匹で暮らしております(笑)