北陸三大オムライスっ!?!?の巻

DSC01559

『北陸三大オムライス』というものをご存じだろうか? ご存じだろうか?と振っておきながら、Google先生に問い合わせてみてもそんなモノは無い。

しかし、金沢市内武蔵野エムザにある勝乃屋さんにいくと、その北陸三大オムライスをお見受けすることができるのだ。

勝乃屋 - 北鉄金沢/ステーキ [食べログ]

金沢の『ハントンライス
福井の『ボルガライス
富山の『白エビライス』

金沢のB級グルメ全国区というと金沢カレー
このハントンライスも市内の洋食系のお店ではだいたいメニューにあるので、普通にB級として市内では通っているのだろう。
7月の赴任以来、あちこちで目にして、B級グルメファンとしてはすぐにでも食指を伸ばしたいところだったのだが、せっかくの金沢、まだまだ他に食べなくてはならないモンがあろぉ〜モン!と敢えて避けて通ってきた食べ物である。

そろそろよか時期かと以前から何度も前を通り過ぎていた勝乃屋さんに足を踏み入れたのである。
本来この勝乃屋さんはステーキ屋さんである。なのに夏場はステーキとそーめんのセットとかを出したりしているらしいちっとお茶目なところがある。
んでメニューを見るとこの通り、北陸三大オムライスがデデェ〜ンと幅をきかせているのである。

IMG_6037.JPG

ステーキに後ろ髪を引かれながらも、ここは我慢。
今日はハントンを平らげに来たのである。
一度は食せねばならない相手である。

その相手、『ハントンライス』とはいかなるものか?
Wikipedia先生によると、

ケチャップで味付けしたバターライスの上に、半熟の薄焼き卵と白身魚のフライを乗せ、タルタルソースをかける。一見するとオープンオムライスのようである。 元々は、カレイ目の魚である「オヒョウ」を使った白身魚フライが乗っていたが、1976年に「ジャーマンあき」が初めてエビフライを乗せて販売した。

とある。なるほど。白身魚のフライというところが北陸らしい。
実はボクは洋食屋さんではボークカツとかヒレカツよりもお魚系のフライの方を好んで注文する質である。
オムライスの上にエビフライ&白身魚フライのタルタルソースとは、ボクが嫌いなわけがないコンビネーションなのである。

ちなみに福井の『ボルガライス』とは、同じく先生に聞いてみると、名前の由来は定かではないがこぉ〜いうことらしい。

福井県武生市(現:越前市武生地区)発祥のご当地グルメで、オムライスの上にカツをのせ、各店独自のソース(カレー不可)をかけた料理である。かけられるソースはドミグラスソースの店が多いが、中にはトマトソースや中華風あんかけを使うところもある。

福井といっても越前市だからなのか?福井市ということであればふつうにボークカツよりも薄くて細かい衣のソースカツをのっけた方が知名度あがるんじゃん?と思ったモノの、地域が違うンぢゃしかたがない。

ところで富山の『白エビライス』はどぉ〜なんだ?
かなり怪しげな香ばしさを感じるこの料理、さすがのWikipedia先生に聞いても応えてくれない(笑)
これは茶目っ気で勢いで作っちゃった勝乃屋さんのオリジナルであると思われる。
同種のメニューとしてステーキのせオムライスなるモノもあるお店なんで、そぉ〜いうことなんだろう…(^^;)ハハハ。

ということで、ボクはハントンライス。相方さんはボルガライスを注文したのである。

IMG_6040.JPG

オムライスの上にはエビフライが二本と白身魚フライが一つ。
タルタルが濃厚でケチャップの酸味を合わさって、ちっと味が濃すぎかも。
ケチャップライスはケチャップとライスのバランスがちょうど良い感じで、パラパラなのにしっかり味が効いていてうま゛しっ!
揚げ油が使い回しなのか、フライの衣が黒っぽいのが難点...(^^;)ハハハ。

IMG_6038.JPG

ボルガライスのポークカツはお肉が柔らかく、これならポークソテーとかも期待できそうな感じ。
ただ、こっちも味が濃く感じたんでこのケチャップの味が濃いのかもしんない。

総じて意外に満足なご当地B級グルメでございました。
ただ、昨日のエントリーに続きますが、やはりここのオムもフワトロ系の玉子でございます。
薄焼き玉子のオムライスって、ホント絶滅危惧種なんですなぁ〜......(遠い目)。