セルフマネジメントの情報管理について


check*padのサービス不具合の記事を見て、デジタルでの情報管理についてふと考えてみた。
デジタルでの情報管理と言った場合、主に個人のパソコン上でOutlook等のPIMを利用したケースや、社内イントラネット上でのPIM、最近ではGoogleカレンダー等のwebサービスを使用したりと、いろいろと選択肢が増えている。

ボクはアナログ党でもデジタル党でもなく、その都度、利便性に応じて使い分ければいぃ〜程度に考えている1人であまり主義主張はない。
が、今回のcheck*padの状況を見て、webサービスや社内イントラネット上に情報を置く場合、便利だから(社内の場合は強制的に使用させられるケースもあると思いますが)といって簡単に導入しちゃうのもどぉ〜かな?と。
各種便利なwebサービスを提供してくれるところはなにもボランティアで全ての情報の補償をしてくれるワケではない。
サーバの不具合や、データセンターの不具合等であちら側の情報は、ユーザではどうにもならない理由でアクセスできなくなったり、なくなってしまうリスクが存在するのだ。

自分で手帳を無くしたり、パソコンをいじったり寿命がきたりでHDDが飛んでしまいディスク内の情報が御昇天召されたりした場合なら、自分の責任なんでなんとか心の落とし前を取ることもできるが、あちら側に置いてある情報が自分に関係無い原因で無くなったりしたら、地団駄を踏むばかりでなかなか心の平穏が訪れない。依存が高ければなおさらだろう。

いつでもどこでもアクセスできるはずだった便利なサービスが、いつなんどき無くなってしまってもリカバーできるような対策を講じておかなければならない。
これは自己責任でやるべきことだ。


なんか、便利なサービスが次から次へとでて来て、へぇ〜便利な世の中になったなぁ〜なんて能天気にしか感じていなかったボクだったが、この件はちゃんとリスクヘッジしておきなさいと自戒する機会を与えてくれた。





んぢゃ、自分のデジタル情報はダイジョブなのか?とさっそく棚卸ししてみる。

自分自身のマネジメントに必要な情報って何だろう?

1.スケジュール管理
2.タスク管理
3.ユビキタス・キャプチャー⇒振り返り

つまるところはこんなモンなのだ。
これら全ては今のところ手帳メインでこなしている。今年はトラベラーズノートの3冊刺しで対応している。

基本的にいま構成のトラベラーズノートのパッケージを持っていればなんとかなる。

なんだ、アナログオンリィ〜ぢゃねぇ〜か!
といわれれば、たしかにメインは今のところアナログなのだ...(^^;)ハハハ。


とはいえ、デジタルが全くないかといえばそぉ〜でもない。

1については、担当内共有のために必要最低限の情報はイントラネット内でのOUTLOOK予定表を使用。
2は一時期EM・ONEと職場のOUTLOOKで同期を取って管理してたが、EM・ONEの画面上で文字が観辛いンで今は非同期。
また、プライベートタスクをRTMで管理してたが、情報散在を嫌っていまは野放し...(^^;)ハハハ。
3については、いつでもどこでもとなるとその場でメモれるアナログの方が分があるだろうとそもそもデジタル化を試していない。


やはり情報共有の点ではデジタルの方が優位ではあるんで、スケジュールはアナログとデジタル両方で合理性にはかけるが両方で管理していることとなる。
それ以外は、いまのところ個人的にはデジタル化のメリットを感じてはいない。


というのも、情報の扱い方に対してボクは「書く」ということを重要視しているからかもしれない。
まだ20代であれば、とにかくなにがなんでもデジタル化で合理性を図ろう!という感じだったと思う。
だが、30代も後半になってくるといろんな部位を総動員して脳味噌を動かさないと、脳への定着率が悪くなってくるのだ。
そんな、いままでとの違いを意識して以来、ボクはなにかと書いて整理するというやり方を取っている。

キーボードで文字を打つよりも、手を動かして文字を書きながらのほうが頭の中が整理しやすいのである。
また、そうやって書いた文章を身近なところで管理していることで、常に振り返りを行うことが可能となる。
能率手帳の流儀」で改めて感じ入ったことは、手帳にいろんな情報を書き込んで溜め込むこと以上にそれを定期的に振り返ることのほうが大切だということだ。
これには、常に手元に書いて留めて、振り返られるツールが一番である。

これはいまのところボクにとってはトラベラーズノートモレスキンポケットが一番適任なのである。


今後、また好奇心先行で新しいwebサービスに飛びつく可能性は多々ありますが、おそらくそれがメインになることはないと思われ...。
とはいえ、劇的に進化したインタフェースを持つPDAなんか出てきた日にゃぁ〜すぐ飛びつきたくなるんだろぉ〜なぁ〜