こんな日記ですいません。

  
朝、職場に行くと


「『妄想の◎○●』スゴイですね。固定ファンついてますよ!」


隣に鎮座ましまして在らせられる我が"Team H"のリーダーが宣って在らせられる。


ちなみにこの『妄想の◎○●』(◎○●はいちおぉ伏せ字。)はボクが社内SNSで書いている日記の題名だ。
mixiはてなダイアリーに日々の由無し毎を綴っているが、社内SNSがサービス開始されて調子づいてこちらでもやり始めてしまったのだ。


mixiはてなといった外部の日記ではそれなりにちゃんとした文章を書いてはいるが、この『妄想の◎○●』はほとんど一行日記である。
ほぼ、支離滅裂な内輪受け・出オチネタであり、その内容のほとんど9割近くは隣に鎮座ましまして在らせられる、恋愛妄想狂......ぢゃなく、学究の徒で在らせられる我が"Team H"のリーダーのアリガタイ詔を書き記したものなのだ。
隣に侍る末端構成員としてこのアリガタイお言葉を後世に残すべく、備忘録代わりに始めたあくまで個人的な編纂事業なのだ。


「人の行動の全ては統計学で証明できるのだヨッ!フハハ!!」と日々宣う我がリーダーは文学を理解しないバリバリの理系研究者でありながら、その内面は韓流ドラマに涙するほど情緒溢れる心清らかな魂の持ち主である。
そんなピュアな心の持ち主であるリーダーから発せられる、恋に懊悩する中年間近の青年の叫びや、研究熱が高じて次元の高みに到達してしまった超人的なイイワケは下世話な我ら下々のものの心を強く浄化してくださるのだ。
冷静に『妄想の◎○●』に書かれた内容だけみると妄想と現実の区別がつかなくなった狂人の戯言にしか思えないかもしれない。なんてことを末端構成員は決して思ってはいけない。


そんな、内容の記録であるので他の人がみてもたいして意味がないものと思われていたのだが、足あとをみる限り、たしかに毎日十数人の固定客は訪れていらっしゃる。


そして、今朝の話にもどるのだ。
そんな、『妄想の◎○●』の9/15(金)の日記にたいして休日であるはずの土曜日にこんなコメントを書いてくれた人がいた。


妄想の◎○●を楽しみに会社に出社しています。
がんばってください。


どこかでぇ〜♪誰かがぁ〜〜♪
きっと待っていてくれるぅ〜〜〜♪


上條恒彦が歌う木枯し紋次郎の主題歌『だれかが風の中で』がボクの頭蓋の中で鳴り響いていた......。


『妄想の◎○●』を待っていてくれるひとがいる。
狂人の戯言を楽しみにしてくれているひとがいる。
これはますますがんばらないとなるまいっ!!
というか、ボクががんばってもしかたないのである。リーダーががんばってもらわないと...(^^;)ハハハ。


でも、変にこの日記が広まっても困るのだ。
この内容はほとんどリーダーの発言であり、ボクはその中から語感がよろしくて個人的に笑えるネタでありながら文学的な表現を選別しているだけなので、これがボクの発言と捉えられてしまうと非常に困った風説が社内に広まってしまうことになる...(; ;)ハラリ。
ボクはまだまだリーダーの域には達していない。
恋に懊悩もしていないし、妄想と現実の区別はちゃんとつく平々凡々常識的な末端構成員なのだ(笑)