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情報を活かす手帳の生かし方


文具熱に侵されて以来、「手帳術」「メモ術」「ノート術」の文字を表紙に見つけると脊髄反射的に手に取りレジに進んでしまう性癖となってしまったため、これまでこの手の本は数十冊読んできた。
家の書棚も所定のコーナーを持つほどの量となっている。
そんな、ある意味変態気味なボクでも最近のこの手の本は結構食傷気味となっている......(^^;)ハハハ。

なら読まなければいぃ〜のだが、やはり性癖はなかなか直らないもので、最近話題のものではなく昔出版された本をAmazonマーケットプレイスブックオフなどで見繕って懲りずに読んでいる...。
前回のエントリーで触れた「スーパー手帳の仕事術」もそんななかのひとつである。


今回は前回のシステム手帳とは対極にある国産手帳の定番中の定番、「能率手帳」に関する本なのだ。
しかも能率手帳を生み出した日本能率協会開発部自らの著作である。
能率手帳本のなかでも王道の極みであろうその中身は?

能率手帳の生かし方―仕事 時間 発想が2倍広がる (ゴマセレクト)

能率手帳の生かし方―仕事 時間 発想が2倍広がる (ゴマセレクト)

出版は1986年。世はまさに前回のエントリーでも触れたよぉ〜に「システム手帳・fILOFAXブーム」のまっただ中。
日本のビジネス手帳の王道中の王道の「能率手帳」の王政復古・反撃の狼煙だったのだろうか?


内容は能率手帳の活用をベースとしたレフト型の綴じ手帳に関する168のTipsが書かれている。
なので、能率手帳だけのTipsというわけではなく、レフト型の手帳であれば応用の効くものだ。

その内容は、22年前とも思えない。ここ数年出版されている手帳術・メモノート術でも触れられている内容がこの時点ですでにほぼ網羅されている。
まさに「手帳Hacks大全」である。


ということは、手帳の使い方そのものはこの20年間なにも変わらず、手帳活用紹介の限界はここまでということなのだろうか?
それとも20年前からこのように情報提供されているにも関わらずなかなか定着していないから、いまだ繰り返されているのか?


最近の手帳術を振り返ってみても、この本に無く新たな観点で書かれているものは、大きなカテゴリだと

・第四世代手帳系
 フランクリン・プランナーや社長さん系の「夢」手帳につながる第4世代手帳に関する手帳術

・スケジュール+タスクの一括管理
 バーチカルフォーマットをスケジュール管理+タスク管理で提唱した佐々木かおりのアクションプランナー

・2ヶ月閲覧ジャバラ系
 野口教授が「超」整理手帳で提唱した2ヶ月見開きによる長期俯瞰スケジュール管理


まぁ、後は様々に工夫をこらしたフォーマットは増えているが手帳術そのものは変わらないように思える。



この本は、上記のような新しい観点に基づいた手帳活用を考えているわけでもない大多数の普通の手帳ユーザであれば、誰でも参考になるTipsなのだ。
さすが、定番ならではの奥深さである。
能率手帳の長年のユーザでも、「え゛っ!?能率手帳ってそんな風にも使えるの?」というTipsに出会えると思う。



たとえば、手帳の裏表紙に何枚かポストイットを貼っておくことは、いまでは常識の範疇のTipsだが、ここでは「ポストイットは紙の上でははがれやすいので、見返しにあらかじめセロテープを貼っておき、その上にポストイットを貼るとよい」とさらに一歩踏み込んだTipsが上げられている。

また、能率手帳を初めこの手のビジネス手帳には必ずといっていいほど巻末に情報ページが綴じられている。
これが、日本の手帳の様式美を形作っており、そんな手帳を推奨を始めた能率協会開発部の人自らが、「手帳の巻末資料で不要なものは、切り取って手帳をスリムにしてしまえばよい」なんて開発組織自ら太っ腹なTipsも書かれている。

ここ最近のビジネス誌で特集を組む「手帳術」にあるような商品紹介のための手帳術ではなく、あくまで1ユーザの使い勝手向上を念頭に置いたTipsであるところが清々しい(笑)

さすがに22年前ということで、手帳における独自の情報管理の主軸はアドレス帳であり、そのアドレス帳絡みのTipsに10個も割いているのは時代を感じますが...(^^;)ハハハ。


なんか、せっかくフランクリン・プランナーのスリムノート+バインダーのセットで来年の手帳を運用しようと決めたばかりなのに、再び「能率手帳GOLD」熱が再燃しそぉ〜な今日この頃なのである......(^^;)ハハハ。