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我が家の周りの野良猫事情


箱庭の街からいまの町に引っ越してきて驚いたのは、野良猫の数。
空き地にマンションだけ建っている歴史もない箱庭の街と違い、この街は区画整理された住宅街というよりも昔ながらの下町のような風情も佇む町なので、家々の間に様々な路地がある。
その路地路地単位で野良猫達のテリトリーになっているらしく、その路地毎に生活者が決まっているようなのだ。

我が家の裏路地には猫婆さんが雉虎軍団の世話をしているし、表玄関では主に3匹の猫が暮らしている。
最初目に付いたのは茶虎の猫。
そのままチャトラと名付けているが、こいつは野良猫にもかかわらず非常に毛並みが綺麗な猫だ。野良猫でもご飯を世話してくれる人間がいると毛並みも良くなるものなのか?と。
一番のお気に入りは、基本的に体の表面が黒く、下あごから腹にかけては白、四足は黒田が四本の足先が白く、まるで靴下を履いている様に見える猫で、こいつはホワイトソックスと名付けている。
もう一匹は2年半前に引っ越してきたあたりに生まれたのだろうか?という猫で子供の頃は可愛かったが、成長して大人になりすっかり顔がクシャッとなってしまった三毛猫のミケ。

この3匹はうちの隣のマンションの大家か誰かが世話をしていた。いつも決まった時間になるとキャットフードかなにかを与えていた。
3匹も時間になるとそのマンションの非常階段に集まり、餌を食べていたのだが......。


それが、ここ半年前くらいからだろうか?食事の時間帯あたりになるとやたらと猫の鳴き声を聞くようになった。
猫たちは非常階段に集まっているのだが、どうやらいつもある餌がないと急かしているかのよう。
最初のうちは、餌の時間がズレているか、たまたま世話人の体調が悪く餌だしが出来なかったのかと思っていたが、毎晩のように時間を起きつつ繰り返し鳴く猫たちの様子を見ると、餌やりをなんらかの事情で隣の人は止めてしまったのだと気が付いた。

相変わらず、それでも隣をテリトリーとしている猫たちは時間になるとやって来るのだが、餌は貰えていないようだ。
どこか別のところで餌を確保できているのか?野良だけに野生に目覚めて自分で食べ物を捕獲しているのか......。

餌を貰えなくても、日中になると隣の非常階段で日向ぼっこしている姿を見かけるので、まだこの路地をテリトリーにしているらしいのだが......。


野良で生きていくの大変だなぁ〜〜〜と思っていた今日この頃、会社から帰ってベランダで一服していたところ、となりでニャァ〜ニャァ〜鳴いていたホワイトソックスが、諦めたと思いきやボクの存在を見かけるやいなや、うちのベランダにやって来て、今度はイスに座るボクの周りでニャァ〜ニャァ〜を餌を強請りはじめたのだ...(^^;)ハハハ。
彼らを2年半見つめてきてこんな事初めてだ。
人間の怖れよりもせっぱ詰まるほど今日は空腹だったのだろう...(; ;)ハラリ。

猫好きのボクとしてはそこで手を差し伸べたいところなのだが、ここで気を許してしまうともはや隣から餌を貰えていない以上、今度は我が家のベランダで餌を強請るようになってしまう。
世話してやりたいのはやまやまなのだが、そこは中途半端な優しさで餌だけやるようなことはかえってよろしくないのはわかっている。

ということで、泣く泣く家の中に戻ってきたのだが、となりの方に是非とも言いたい。
興味本位で何年も餌やりをしておいて、猫たちはすっかり頼り切ってしまっている状況を自ら作っておきながら飼い猫にすることもなく、突然止めるようなことは残酷すぎます。
そんな中途半端な気持ちなら最初から餌やりなんかすべきでないのです。


この3匹はこれからどうなるんだろうか......。