今更気付いた...。


焼きそばパンを一かじり。
その断面を見つめ、今更ながらにその組み合わせの無茶ブリに気が付く。

焼きそばもパンも主食として揺るぎ無い地位を築いているモノである。
それを調理パンノリで一つの食べ物として組み合わせてしまうこの暴挙......。

普通の神経であるならば、「調理パン」というカテゴリに入るパンというものは、「おかず+主食」この組み合わせを一つのパンで成し遂げることに、心血を注ぐものであろう。
「カツサンド」等はまさしく正しい調理パンの王道と言える。

しかして、焼きそばパンたるや?

いや、これを暴挙と言えるのだろうか?
ガキの頃から、なんの疑いもなくこれを受け入れて育ったボクには、暴挙などと言える資格は無いのかもしれない。

確かに、焼きそばパンはうまいのだ。

主食+主食でもかまわないではないか!
ならば、うちのボスがよく喰う「焼きそば+ご飯」はどうか?
焼きそばパンは許せても、これはボクには許せない。

では、同じノリで関西の定番メニューのお好み定食はどうか?
......ありえない。

焼きそばにしろ、お好み焼きにしろボクにはご飯のおかずとしてを受け入れることはできない。


では、なぜ焼きそばパンは受け入れることができたのだろうか?

パンとご飯という違いもあるが、ガキの頃から何の疑いもなく慣れ親しんでいるということが大きいのだろう。

ほぼ味覚が出来上がってしまっている今となっては、なかなか新たな味を受け入れることは難しい。

ガキの頃からお好み定食に慣れ親しんでいれば、ヲトナになっても何の抵抗もなくたべられるのだろうが......。
かといって、お好み定食が食べられないからといって、我が人生になんら影響はないのである。フハハ。