セルフマネジメントのきっかけは難しい...。


今年度のわが担当の事業計画もほぼ黒字化の見込みは確定。
長年赤字続きでなお且つ近年では某プロジェクトで大赤字を出したこの担当が...(; ;)ハラリ。よくぞここまで立ち直りました...(T^T)。
販管費という名の生活費を削りに削り、担当のメンバーにはひもじく寒い過酷な日々を課し続けたこの一年、ほんとメンバーには感謝感謝この上ないのですm(__)m
うちらもやればできるぢゃないですか!
うちのこはやる時はやるんですっ!!

と胸を張って言い切れればスカッとするんですが...。
そんな事業計画も実は年度当初の昨年度のお土産のおかげで今年は何とかなっているなんてことはおそらく、皆さん忘れているのではないでしょうか?

今年が何とかなったから、来年度もこれくらい行けそぉ〜〜〜だっ!なんて甘い考えはまさか持ってはいないと思うのですが、今年程度の売り上げではお土産分が補填できないのです。
今年以上にがんばらないと、今年のような黒字化の栄誉は三日天下で終わってしまう状況なのです。


そんなことを念頭においてかどぉ〜〜〜か、今年のJB(我が担当のボスでありカリスマ)はチト違う。
1月も終わりを迎えようとしている先週、突然個々のチームのメンバーに自分らのやるべき事、目標とタスクの洗い出しについて、レクチャーをし始めたのだ。

この担当に異動してきてかれこれ2年経ってしまったが、異動してきて驚いたのが営業担当であるにもかかわらずというか、組織であるのに担当としての進捗会議というものが無いのだ。
個々のプロジェクトではそれぞれやってはいるが、担当としての会議は全くといっていいほど無い。
かといって、JBがマネジメントをサボっているわけではない。持ち前のフットワークの良さで常に個々のメンバーなりチームなりのところにいってコミュニケーションをとりながら、担当内での懸案事項のキャッチアップなりメンバーへのアドバイスを実施している。
なるほどぉ〜うちの会社の管理職にはいない異色のアプローチである。
ボクはそんなJB’s Wayを学ぶためにこの担当に来た面もあるので、そんなJBの動きを見ながらこれまでJB流のマネジメントを学んできたつもりではある。

そんなJBがある意味当たり前のことをやり出したのだ。
たしかに、仕事をする上での心得、顧客や社内、協力会社に対するコミュニケーションについては厳しいほどに指導するJBではあるが、個々人の仕事の進め方についてはあまり具体的なアドバイスはしていなかったようにも思える。

来年度からの売上増に向けて、みな既存のプロジェクトを抱えつつ新たなプロジェクトを立ち上げなければならない。ただでさえ、目の前の作業に終われる日々の中で、どうやって「これから」のための作業の時間を生み出すか?
ビジネスマンとしての基本であり、かつなかなか身に付かない重要なスキルをみなに意識させようということなんだろう。

ということで、ボクも昨日チームの進捗会議の時間をもらって、チームメンバーに対してその辺の意識付けをやってみたわけだ。
とりあえず、ボクの持論は説明したものの実際問題各メンバーにどこまで意識付けできたかはわからない。
そもそもタイムマネジメントとかセルフマネジメントとか他人に言われて、「義務」に感じた時点でなんの効果も発揮しないし、余計な作業が一つ増えたというだけのことになってしまう。

かくいうボク自身が、これまで課題管理とか〜マネジメントなるものが大嫌いだったのだ。
システム屋の会社なんで、特に開発なんかやっていると新入社員のうちから、プロジェクト共通の課題管理表のフォーマットとプロジェクト全体のスケジュール表を与えられて、週毎に自分のタスクとスケジュールを記入させられ、毎週の進捗会議で報告をしなければならない。
このやらされ感たるや、自分のための管理なんて視点は全然持てず、ただただ進捗会議の報告のためだけの「作業」と思って何年もやらされ続けてきた。


そんな体たらくで、自分の作業時間をコーディネートするためのタイムマネジメント・セルフマネジメントを意識しだしたのはここ2年くらいのことなのだ。

最初のきっかけは「漢字の物忘れ」...(^^;)ハハハ。
以前の担当ではスピード重視をモットーにしてたボクなんで、紙に書いてさらにパソコンで清書するなんて時間がもったいない!なら、最初からパソコンで作ってしまえとキーボード入力第一主義だったんで、日本語変換に慣れすぎてしまいいざ紙に文字を書こうとすると......漢字が出てこないのだ。
ヲイヲイ!?まだまだボケるには早すぎるぞ!とこれにはヤバさを感じて紙に文字を書くことを習慣化することにした。
これが多分最初のきっかけ。

紙に文字となるとノートや手帳に書くのが手っ取り早い。
当時まだなかなか使いこなせていなかったほぼ日手帳に日記を書くことにした。
すでに文具オタだったボクは形から入る主義なんで、となると筆記具やらもっと書きやすいノート・メモ帳やら。
買った文房具を試すという行為の方が先にたち...(^^;)ハハハ。

そうこうしている内にLifehackやらGTDやらとちょっとした仕事上のTipsに興味を持ち出す。
多分、IDEA HACKSが刊行されたあたりかな。
いろんなHACKを知っては試し、まぁ何かの目的のためというよりも試すことが目的になってましたが...(^^;)ハハハ。
ユビキタス・キャプチャー」なる言葉に惹かれ。(ボクは文具オタでありますが、なにより文字フェチの方が根深いのです。)日記代わりにユビキタス・キャプチャーでいつしかライフログを取るようになってたのだ。
この時の何気ない行為がよかったのかもしれない。

道具を試さざるを得ない文具オタであるボクは、自然と多色ボールペンでユビキタス・キャプチャーを実行していたのだ。
仕事に関することは「黒」、自分のプライベートに関することは「青」、相方さんに関すること・二人に関することは「ピンク」、なんか重要なことは「赤」。
これが、のちのち自分の時間の使い方を見直すのに非常に参考になった。と今になって思うのであります。


おそらく、この辺までが導入部までの経緯。
その後、管理職任用にあたり、研修でさんざんこれまでの業務とマネジメントは全く違う仕事なのっ!とさんざん人事に脅されたんで、んぢゃ「マネジメント」ってモンを勉強しよぉ〜ぢゃないのっ!!といろいろ本を乱読する中で一番腑に落ちたのが「7つの習慣」。もっとほかにもあっただろう?とツッ込む方もいるかと思いますが、人のマネジメントの前に自分のマネジメントだろぉ〜と...(^^;)ハハハ。

これまで試してたGTD的なボトムアップの方法論と7つの習慣的なトップダウンの原理原則論の両方のアプローチを自然な流れで辿り着いたのはラッキーだったかなと。


こうしてみると、いま実施しているタイムマネジメント・セルフマネジメントを実行するに当たり、上司・他人に命令されたり、指示されたりってことがなく、他の自分なりのきっかけでここにいたってるわけです。
自分の趣味も関係しており、自分としてはラッキーだったのかなと思うのですが...。
ボクの場合、ソフトウェアとしてのセルフマネジメントのスタイルを使い勝手良くしていく楽しみも当然のものとしてある一方、ハードウェアをしてそれをどんなパッケージで実行するのか?いろんな手帳やノート、筆記具を試したり、アナログだけぢゃなくネットサービスやソフトウェア等デジタルなモノを組み合わせてみたりと、そっちの方面の方がむしろ楽しいンで、趣味と実益が適っててこれほど楽しいモンもないんですけどね(笑)


さてさて、うちの子達はJBやボクの問題提起がいい意味で、タイムマネジメント・。セルフマネジメントを考えるキッカケになるのだろぉ〜か?
変に義務感を感じてしまってストレスが増えただけなんてことにならなければいぃ〜のですが......。