情報求む!


先日ヤフオクファイロファックスのバインダを落とした。
商品の写真を見る限りでは、バーガンディーのスリムタイプで現行モデルには無いタイプくらいにしか思っておらず、安く落とせればいぃ〜かなってくらいだったのだ。
数日後配当されてきたパッケージを開けて、中身をチェックすると...。

ほぼ新品のカバー。色合いも赤すぎず暗すぎずちょうど良い。
カバーを開くとさすがにスケジュールリフィルはなく住所録とメモ帳が入っていた。
メモ帳は随分年季が入っているようで、経年劣化で色が付いている。
結構しまい込んでいたのかなと思いつつ、ふと住所録のリフィルを見るとパンチ穴の部分に「1986年」の文字が...。

え゛っ!?と思いつつまさかな...。
いくらなんでも、80年代のファイロファックスって...(^^;)ハハハ
ファイロファックスが日本上陸をしたのが1984年。
当時お尻の青い性春時代を過ごしていたボクにとっては、Hot Dog Pressを初めとする情報誌で特集が繰り返される最新モテアイテムであり、都会ではコレを小脇に抱えて闊歩するのが流行りという必須のファッションアイテムだったと記憶している。

当然、当時からガジェット好きのボクとしてはマストなのっ!と思いつつも、親の臑噛りの身としては本家本物のファイロファックスなんぞ望むべくもない...(^^;)ハハハ。
とはいえ、この持っているだけで不思議と頭が良く見えるという最新アイテムの「システム手帳」はどぉ〜しても手に入れたいという欲望には逆らえず、ファイロファックスの廉価版であるStylofaxで辛うじて欲望を抑えていたりしていた。

その背伸びと欲望の性春を謳歌していたのがまさに1986年。そんな時代のファイロファックスとなるとこれはいったいなんの因果なんだろうか?
あれから数十年、周り回って当時の憧れのガジェットが今ボクの手の中にあるということになる。
なんて素晴らしい時代になったものであろうか......(遠い目)。

はたしてほんとに当時のものなのか心配になったボクは出品者に問い合わせてみた。
するとやはり当時国内代理店をしていた会社からいただいたもので、大切に保管されていたものらしい。
モデル名とかはよくわからないとのことだったンで、ネットで検索してみたが...。
ヴィンテージのファイロファックス愛好家という方はたくさんいらっしゃると思うのだが、なぜかあまりネット上で整理されたものがない。
2chの過去ログや唯一整理されているとおもわれるHPである「filofax collection」を調べたところ、当時の代表的なモデルである Winchesterの場合は「4CLF」という型番になるようだ。
今回落としたファイロファックスには「4CL」と印字されているんで、Winchesterの系譜ではあるようだがモデル名はついてないようだ。
filofax Collectionでも4CLとして紹介されている。

これ以上の情報がなかなか掴めなかったンで、このエントリーを観てくれた方の中で、このファイロファックスのバインダーの情報をご存知の方は是非情報提供お願いします。
国内で販売されていた時期や、実はこんな呼び名(モデル名)がありますとか、これにまつわるエピソードでもなんでもかまいません。
どうか、追加情報をなんなりと教えてください。
コメントでもトラックバックでもメールでもなんでもかまいません。
ちなみにメールアドレスは右のプロフィールをクリックするとプロフィールページにリンクしますんでそこに載ってます。



そんな夢のファイロファックスがこれである。

外観はほぼジャストリフィルサイズ、現行ファイロファックスのスリムタイプよりも幅が狭い。
現行モデルのGuildford Extra Slimとほぼ同じサイズである。


中身は左側に2つのスリット。右側にカード用スリットが2つ設けられている。


そして右側の下部に
fILOFAX
REAL CALF
MADE IN ENGLAND
4CL
と印字されている。
現行モデルとの最大の違いはやはり「MADE IN ENGLAND」大英帝国謹製ということだ。


ちなみに、その前にともに性春時代を過ごした懐かしさからこれもヤフオクでおとしたStylofaxがこれである。
といっても当時はスリムタイプではなくリング径23mmの普通のバイブルサイズを使用してたのですが。


これもほぼジャストリフィルサイズ。
革は廉価版だけあってピッグスキンである。
たしか色は「オレンジ」と書いてあったと記憶しているが、結構年期が入っている中古だったンでほぼバーガンディーである...(^^;)ハハハ。


中身は左に大きなポケットが一つ。右にカードスリットが6つと小ポケットが一つ。収納面では4CLよりもこちらの方が上なのだ。


左側下部に
Stylofax
Authorized by Filofax Great Britain
と印字されている。
Stylofaxというのはファイロファックス製というのではなく、ファイロファックスからライセンス許可を得て別会社で生産してたというのが正しいのだろうか?


このバインダが不思議なのが、バインダーがどぉ〜やらオーストリア製らしいのだ。
既製品としてオーストリア製だったのか、出品者が途中でバインダー金具を取り換えたのか定かではない。




左からSTYLOFAX、fILOFAX 4CL、fILOFAX CROSS Slim−バーガンディー紅い三連星
というワケで、以前紹介した現行モデルのCross Slimを加えるといつの間にか黒い三連星ならぬ「紅い三連星」が出来上がっていたのでありました。


そんなこんなで、再度最後にお願いです。
「4CL」の情報をお持ちの方!
なんでもいぃ〜です。情報ありましたら教えてくださいませm(__)m