フランクリン・プランナースリムノート復活!?


「計画」と「記録」という観点で手帳の使い分けを考えてみたところまでが前回のエントリー。
でも、ボクの今の手帳の使い方では、なかなかこの二つを割りきるのも難しそうだ。

とはいえ、今のシステム手帳での一元化という使い方には有る意味限界を感じているのも事実。

  1. バイブルサイズに綴じているリフィルだけでは、過去の記録&未来の計画という点で範囲が限定されてしまう。
  2. 使い方を分けたからといって転記を繰り返すような二度手間は避けたい。
  3. 情報を詰め込めば詰め込むほどメタボ手帳と化し、重量が日々増していく。

この3点はどちらにしろ改善したい点ではある。

ちなみにこちらが現在の状況。

filofaxのEtonにフランクリン・プランナーのユニバーサルリフィルを綴じて使用している。


なるべくメタボにならないように中身の整理はしていても、だいたい640g前後の重量だ。


ちなみに最近通勤の供で鞄に入れている池上永一の「テンペスト(下)」が520gなんで、それでもEtonは430ページの単行本よりも100g重いということになる...(^^;)ハハハ。


まずは項番1をなんとかしようと考えてみる。
項番3さえ考慮しなければ答えは簡単で、我が家にズシンと構えているバインダー径40mmのバインダーに全てのリフィルを綴じて持ち歩けば良い。
が全てを綴じるとおそらく軽く1kgオーバーとなる重箱のようなシステム手帳を持ち歩くのは現実的ではない。
となるとシステム手帳ではなかなか項番1をクリアするのが難しいということとなる。
ならば、代替手段を検討するしかない。
その際にできるだけ項番2のクリアする方法が望ましい。というのもこの夏、この転記作業のメンドクさ加減からボクはシステム手帳一元化に集約したからだ。
これをクリアしなければ過去の過ちを繰り返してしまうこととなる。

今のEtonの中身は、

  • 情報リフィル
  • 先月のマンスリー&ウィークリーリフィル
  • 今月のマンスリー、ウィークリー&デイリーリフィル
  • 来月のマンスリーリフィル
  • ノートの役割であるメモリフィル

この中を「計画」と「記録」という見方で整理してみようとしたがなかなかうまいこと分けられない。
情報リフィルとメモリフィルは「記録」そのものなのでおいておいて、マンスリー、ウィークリー、デイリーリフィルをどう使用したいか?という観点で整理すると。

【マンスリー】
過去・現在・未来に渡りおおまかに月々のスケジュール&タスクを俯瞰したい。
「過去」は「記録」であり、「現在」はその日の「計画&記録」の両面を持つ。「未来」は「計画」である。
【バーチカル・ウィークリー】
過去・現在・未来に渡り隔週のスケジュール&タスクを俯瞰したい。
そしてなにより、ワークとライフのバランスというよりも仕事、家庭(相方さんとの過ごし方)、自分の3つに費やした時間のバランスを点や線ではなく面で把握すること。
ボクが手帳を使用する中で今一番重要なのはここである。
バーチカルフォーマットで自分の「行動」を色分けして書き出すことで、一目でバランスがわかる。
マンスリー同様、「過去」は「記録」であり、「現在」はその日の「計画&記録」の両面を持つ。「未来」は「計画」であるが、ウィークリーでは「計画」と「記録」の両面が混在しているところである。
【デイリー】
現在、当日のスケジュール&タスクを管理し、仕事上の打ち合わせのメモや自分のアイデアを初め頭に浮んだ由無し毎を記録したい。
このリフィルは「記録」がメインになるのではないか。
今のところノートを別にもつ運用は考えていないので、そのかわりにメモリフィルをノート替わりにし、継続性が無ければ当該日付の箇所にメモリフィルを綴じて基本は時系列で管理する。
今後も継続性がありうるものについては、一時的に「Meeting」「Management」「Project」「Memo」「Document」とラベルを貼ったインデックスの箇所に綴じておき、終了したらその日の日付のリフィルに綴じる。

このようにリフィルの使い方と物理的な制約を考えるとマンスリーとウィークリーは綴じ手帳タイプでの運用が望ましい。
システム手帳形式にはやはり当月のデイリーだけを綴じておくやり方がいいのではないか?

後は項番2の二度手間をどう省くかである。もともと今でもユビキタスキャプチャーとしてのスケジュール管理についてはウィークリーとデイリーの2つのフォーマットに記載しているので、その部分は二度手間は相変わらずだが、それ以外の二度手間の部分をどうするか?
手帳を2つに分けた場合、綴じ手帳タイプのメモをどうするか?
別にノートが存在する以上は最終的にシステム手帳のデイリーに転記する必要が生じてしまう。
ボクはできるだけその手間は省きたい。


以上のことを検討し、ボクの運用に最も適した解はフランクリン・プランナーのスリムノート(「人生は手帳で変わる」手帳のほう)とシステム手帳の併用だ。
スリムノートは夏まで使っていたものである。といっても当時はマンスリーとデイリーはブックレットを使用していたので、スリムノートはウィークリーの部分だけ使っていた。

1年を通した「計画」と「記録」はこのセットでやりくりしようと思う。

「人生は手帳で変わる」スリムノート、ほぼ日の付箋紙セット、今回のポイントとなるフランクリン・プランナーのコンパクト・サテライト。


スリムノートのマンスリーはフランクリン・プランナーのマンスリーそのもの。カレンダー以外に重要な部分の今月の目標とタスクを整理する欄がある。
これはマンスリーリフィルの運用をそのまま引き継ぐことが可能だ。


ウィークリーはバーチカルタイプ。というか、現在ボクはこのフォーマットを自作してプリントアウトしてシステム手帳に綴じて使用しているが、毎月作製するのが正直面倒なのだ...(^^;)ハハハ。
このフォーマットは上段に「一週間コンパス」中段がバーチカルタイプウィークリーダイヤリー、下段が日々のタスク欄となっているのだが、以前からボクは下段を日々タスクではなくウィークリータスク一覧として、仕事、家庭、自分の3つに色分けして使用していた。
上段の一週間コンパスでの「役割」、中段のバーチカルタイプダイヤリーでの「行動」、下段のウィークリータスクでの「やるべきこと」の3つとも仕事・家庭・自分と3つに色分けして記録することにより、非常にわかりやすく自分をコントロールすることができる。これはオススメです。


そして、今回のポイントとなるコンパクト・サテライト。
綴じ手帳タイプなんで、ブックレットのノートを挟んでもいいのだが、となるとノートの運用がバラバラとなり転記作業が発生してしまう。
これを避けるために目に留まったのがこれなのだ。
もともと厚くて重いフランクリン・プランナーのバインダーを持ち歩けない時に使用するモンとして出来たものらしい。
フランクリン・プランナーのコンパクトサイズの長さで若干幅が狭いメモパットであり、書いたら切り離してそのままバインダーに綴じることが出来る。
これなら、後でシステム手帳に綴じればいいので二度手間が省ける!?
喜び勇んで差し込もうとしたが......。
若干長さがスリムノートサイズよりも長いのである。
これをスリムノートカバーに差し込むには5mmほど上部をカットする必要がある。
多少バランスが悪くとも、転記の手間よりもバランスの悪さをとり思い切ってカットした(笑)


これを全部セットするとほぼ270g。
鞄の中に他の荷物が多く、重い時には最悪このスリムノートセットのみ持参すればナンとかなりそうだ。


一方、システム手帳はデイリーの管理をメインとする。
今回スリムノートが加わったンで鞄の中の総重量を気にしなければ、整理して開いたバインダーに2〜3ヶ月分のデイリーリフィルを綴じて運用も考えられるが、そんなに毎日腕を鍛えたくも無いので、思い切ってのスリム化を考えている。

今はバインダー径23mmのfilofax Etonを使用しているがこれを径15mmのfilofax Guildfordにしてみたりとか。


中身は、

  • フランクリン・プランナーの価値観、ミッションステートメントとか記入したリフィル
  • デイリーリフィル一ヶ月分
  • ノート用のメモリフィル15枚程度
  • 情報リフィル10枚程度

前後の情報はスリムノートに移管しているので、今現在必要なモノさえあれば事足りると思うのだ。

これで、Guildfordの重さは360g。

スリムノートとGuildfordの合計は630g。情報の幅やパッケージが増えた割にはなんとか現状のEtonとさほど変わらないところまでシェイプアップできた(笑)


この数ヶ月、A5綴じ手帳だの能率手帳ゴールドだのLettsの手帳だの、Leather Smithだのはてはスマイソンだのと非常に触れ幅が広かった来年の手帳選びだったが、これでなんとか腰も据わるか?(笑)

あ゛っ!?そろそろいい加減来年のフランクリン・プランナーユニバーサルデイリーリフィルを買いに行かなくてはっ!?!?