モレスキン+システム手帳=モレステム手帳?


前々回のエントリーの様に、モレスキン(moleskineモールスキン)に対しては人並みならぬ一方的な思いがあるのだ。
しかし、日々思いは募る一方でなかなかこちらの期待には応えてくれないモレスキン......。

これで、中身がよければなぁ〜と思っていたところ目にしたのがこちらのエントリーだった。
見た。読んだ。思った。「切ったり貼ったりくっつけたり。
まるで、わが意を得たり!のこの改造!

以後、この事が頭に残ってどぉ〜したものか?と思っていたところ、仕事で日々午前様だった先々週、一段落ついたところで現実逃避で職場の机の引き出しの中身を片付け出した時、だいぶ昔に使っていたオーガナイザーがひょっこりでてきた。
このオーガナイザー、Palmとシステム手帳を両方1パッケージに収められるもんでちとしたサイドバッグくらいの大きさがある。
当時はこれにCLIEを付けて使ってたっけ......何年前の話だッ!?

オーガナイザーを触っていると、各部品がマジックテープで張り付いてるだけであり、ミニ6穴のバインダー部も綺麗に本体からはぎ取れた。
この瞬間、今回のボクの野望がメラメラと現実感を持ちだしたのでありました。



早速先週末、このミニ6穴バインダーをもって長年の欲望を満たすべく、モレスキン改造作戦を実行したのでありましたっ!
モレスキン本体については、ポケットノートでは上記のエントリーのように切り張りしないとバインダーの幅を確保できない。
できるだけモレスキン本体に手を入れたくは無かったンで、うちに所在なさげに転がっていたメモポケッツを改造する事とした。

バインダーに付いては当初、穴を開けてカシメで本体に留めようと思っていたが、よくよくバインダー部を眺めてみると、穴を開けたら開閉メカニズムがおかしくなりそぉ〜だったンで、ちと一工夫!
このアイデアは我ながら結構ほかにも使えるかも!と。フハハ。


まぁ〜なにはともあれ、これをご覧あれ!

一見、なんてこたない普通のモレスキン
しかし、表紙をめくると。

中身はミニ6穴のシステム手帳!?

これなら、万年筆でも滲まず裏抜けしない紙を選んでしかも見た目はモレスキン
これぞボクが求めていたものかもしれない!
しかもボクの場合、本来のシステム手帳の使い方は求めていないのだ。
というのもダイアリーは使用後の管理が嫌いなんで使うつもりは無い。これはトラベラーズノートの領分だ。
このモレステム手帳はあくまでテンポラリーの一時放牧雑記帳であれば十分なので、書いた内容は次の放牧場に書いたら捨てられる運命にある。
ここに綴った情報は大切に保管する必要がないので、メモ帳の機能さえ果たしてくれれば良い!
まさに、外見モレスキン、中身は万年筆でも筆記可能な紙の組み合わせでさえあれば十分なのである。
そういった使い方では、ボクにとってシステム手帳形式というのはあってるかもしんない。


というワケで、今回のモレステム手帳の部品はこのようになっている。

左から、
SHIERRAボールペン、AUTHENTICSのペンクリップ、ミニ6穴バインダー、モレスキンメモポケッツ。

今回のポイントはこのペンクリップだ。こいつのおかげで結構簡単に仕上げる事が出来た。
副次的な効果として、このペンクリップ装着によってモレスキンにつきもののペンホルダー問題も解決できるのだ!(笑)
それに、システム手帳の機能はこのペンクリップ+バインダーだけなんで、モレスキンに限らず、手帳カバー等にこれを挿すだけでシステム手帳に早変わり!となる模様。


まず最初にメモポケッツ本体の改造。
メモポケッツはポケットノートよりも幅が広いので、ミニ6穴バインダーを装着するにはこちらの方が向いている。
メモポケッツの表紙を開いて一番上の厚紙も部分を残すように最初のジャバラの部分で切り落とす。
そして、裏表紙一つ手前の仕切りを残すようにジャバラの部分で切り落とす。
あとは本体に残った仕切りにかぶせるように厚紙の部分をノリで貼り付ければ完成!

綺麗に貼れるとこんな感じでポケット一つに改造が可能だ。
用途に合わせて、ポケット部分を複数作る事も可能だが、あまりつくり過ぎるとポケット部分だけで幅を稼いでしまうんで、バインダーが窮屈になってしまうかもしれない。


次に、バインダー部分。
本来はペンクリップとバインダーを溶接でもできればいいのだが、そこまでの環境はうちには無いンでちと一工夫。
このバインダーは革を挟んでいた事もあって、革があった部分が隙間が出来る。
この間にクリップを挿してしまおうと考えた。
こんな感じ。

しっかりと奥まで差すとどっかで引っかかってペンクリップが抜けるという事が無い。

後はモレスキンにペンクリップを装着する時と同じ要領で付けるだけである。

装着するとこんな感じになる。

これだけだ。
これで、モレステム手帳完成!
あとは好きなリフィールを入れればいい。



とりあえず、必要最低限のリフィールをいれてみた。

まずはカレンダーくらいは必要だろうと、表紙をめくるとカレンダーリフィール

メインの雑記帳は、これは前から妄想していた、モレスキンロディア
使い慣れてるロディアのブロックメモの用紙。
これなら、ボクが持っているどんな筆記具でも書き味はダイヂョブだし、あの青紫色の罫線の色が大好きなのだ。
これは、No.13をミニ6穴リフィールの大きさに裁断して穴を開けた。

昨日LOFTでミニ6穴リフィールを物色してたら、UNITED BEESのリフィールがあったンで、
雑記用の方眼リフィール、1テーマ用(ブログネタ等)の罫線リフィール、落書き用の無地リフィール、それとインデックスをUNITED BEESで揃えてみた。

その後ろには5×3の情報カード。5×3の大きさってほとんどミニ6穴リフィールを同じなんですね。
これは、よく後輩とかに仕事のLifehackネタとかを教える時の保存用のネタで使うんで、これも穴を開けて装着!

最後に下敷きとフォト用リフィール
ここには最愛の相方さんの写真をいれよぉ〜かと...(^^;)ハハハ。


そんなこんなで、もろもろ1パッケージにするとこんな感じになるのでした。

なんか、思い入れが強かった分、必要以上に出来上がった時にはテンション上がってしまいましたが、先週1週間身に付けてみたところ、スーツの内ポケットに邪魔になる事なく収まるこの佇まいはなかなかです。
なにより、見た目はモレスキンロディアのメモに文字を書けるというのがたまりません。ムフフ。

どっか、製品化してくれんかな?