4時間という時間の確保について


レイモンド・チャンドラー曰く、
「作家を職業とする者は1日少なくとも4時間くらいは書くことのほかに何もしないことが重要だ」
ということらしい。


出典は村上春樹訳チャンドラーの「ロング・グッドバイ」のあとがきとのことだが、この本は長らく積読熟成中のため自ら目にした言葉ではない。
akizukidさんのブログで前からよく目にしていたモンである。
最近では、akizukidさんの連載「アナログツールでライフハック:Hipster PDA時々モレスキン,のちトラベラーズノート 第3回」の最後のほうでも触れられている。


ボクは作家でもなく、連載を抱えている身分でもないのでなにも4時間書くための時間を確保することはない。
実際、毎日意識して文章を書く時間として捉えているのは前日のユビキタス・キャプチャーを振り返る30分程度である。
でも、活字・文字フェチであるが故、文字に触れていられる時間が長ければ長いほど恍惚感に浸っていられる時間も長くなるワケである。

しかも、1日4時間脳味噌の皴から文章を紡ぎ出していれば、このブログの文章も少しはまともになるかもしれない!?
ここはakizukidさんを見習ってみようか!


ということで、1日24時間の内、平日の可処分所得ならぬ可処分時間はいかほど確保可能なのか?
自分のタイムスケジュールを整理してみた。

  • 夜寝てから起きるまで最低7時間。この時間を確保できないとその日脳味噌が働かないこと甚だしい。<子供かっ!と相方さんによくツッ込まれます...(^^;)ハハハ。
  • 寝るまでの歯を磨いたり、雑用こなしたり、寝入るまでのバッファーとして30分。
  • 朝の通勤時間40分はラッシュなので、どぉ〜にもこぉ〜にもなりません。
  • 午前勤務時間2時間30分。
  • 午後勤務時間5時間。
  • 18時以降の超勤時間2時間。最低超勤時間の月の1日あたり平均なんで、通常はこれよりかかる可能性大...(T^T)。

この合計が17時間40分。
とすると、残り6時間20分が自由に使える可処分時間という計算になる。


意外と少ないのな......。
これに残業がさらに嵩むとあ゛っ!?と言う間に残り時間が減ってしまう...。
akizukidさんもすごいなぁ〜よく4時間も捻出できるなぁ。


この6時間20分という時間のなかには当然、

  • 食事のお時間
  • お風呂やTVの視聴時間
  • 読書の時間
  • 相方さんとの大切な愛の語らいの時間

も含んでのモンである。
となるとさらに可処分時間は短くなる。


しばらく、タイムスケジュールを前にう゛ぅ〜〜〜と唸り、なんとか捻出した時間帯がこんなモン。

  • 朝の出社準備のなかで30分程度
  • お昼休みの食後もしくは前時間に20分程度
  • 帰りの通勤時間は座れたりするので、そこで30分程度
  • TVやお風呂やダラダラとしている時間から1時間
  • 読書時間を半分削って30分

これを足しあげると2時間50分。
まだ、1時間10分足りないのだ...(^^;)ハハハ。
これ以上はまとまった時間を割くことはほぼ無理で、ほんと少しずつの隙間時間をうまく足し上げていくしかない。

隙間時間単位で思考がブツ切れになってしまうと、かえってペンの勢いが鈍ってしまいそぉ〜な気がするのだが、その辺どぉ〜なんだろ?



やはり、「書くこと」を最重要タスクとして意識しないとなかなか1日4時間という目標はボクには難しいらしく。
そぉ〜いえば昔、作家の友人が「読書やTVはつまらない。それに時間を費やすなら自分のイマジネーションを表現する時間に費やすほうがよほどましだ!」なんてな事をいっていた。
こいつの場合は極端なケースだと思うが、ボクはアウトプットの恍惚感以上にまだまだインプットで恍惚感を味わいたい願望が強いのである。




まだまだ、作家への道は難しいのだ.........ってなるつもりなのかよ!?ヲイッ!?!?