「ほっかほか」を自ら否定する潔さ......。


箱庭の街から人の生活臭漂うこの街に引っ越して早3ヶ月半。
駅周辺を主に徘徊して日々使えるお店を開拓しているのだが、池袋まで歩ける距離とはいえ普段使う分には問題ないが、客人を連れて入る気になるお店がなかなかない......(^^;)ハハハ。

幹線道路沿いは都内を感じるものの、一つ裏の路地に入るとまだまだ下町風情たっぷりの街なのである。


そんないつも特に気になることもなく通り過ぎていたところにほか弁屋さんが存在する。
見た目はどこにでもあるほか弁なのだが、よくよく見ると微妙に胡散臭い。(ちなみに、食べたことは無いので味はおいしいのかもしれない。)
ほか弁というと、黄色に赤字で「ほっかほか亭」か「ほっかほか弁当」をイメージするのだが、わが街のほか弁屋さんは「ほつかほか弁当 かなめちゃん」......。

ボクは黄色に赤字というだけでなにも胡散臭さを感じていなかったのだが、相方さん曰く「書体の違いがどぉ〜も胡散臭い......。」と...(^^;)ハハハ。
女の子の直感は恐ろしぃ〜ものなのだ...。
よくよく見ると「ほっかほか」の「っ」がでかい。うえに、他のひらがなにくらべて微妙に下に付いている......。
「ほっかほか」というよりも「ほつかほか」なのである。

ふぅ〜ンと通り過ぎようとしたところ、信じられない光景をボクは目にしたのでありましたっ!?!?


















お店の左側のスペースに何気に張ってある紙2枚......。
そこには、


お知らせ
オカズはいつでも
ホカホカではありません


と流暢な字体で書かれている............。


わざわざ「オカズ」と「ホカホカ」を赤字にして書いてある、この告知。
ほっかほか弁当を謳っておきながら、この開き直りようはいったいどこから来ているのだろうか?
「ほっかほか」の存在理由は一体どこにいってしまったのであろう?

そんな温度に頼らずともコンビニ弁当よりもうまいという自信からなのか?
ただ単に注文聞いてから作るのがめんどくさいから作り置きしていることの開き直りなのか??
はたまた、うちは「ほっかほか」ぢゃなくて「ほつかほか」なのだっ!という店主のブラックジョークなのかっ!?


まだまだ、この街を知り尽くすのには時間がかかりそぉ〜なのだ......。