一日一編の短編小説を読めるくらいの余裕が欲しいのだッ!


3月の半ばあたりからかれこれ一ヶ月。
年度末の職場の繁忙やら、祖父のことやら、自分の新しい環境づくりやらとにかく忙しない......。


身体のほぉ〜もスッカリ朝方就寝のリズムになってしまい、たまに早く帰れても疲れを癒しに早寝などできず。かといってナニするといっても0時過ぎくらいまでは頭がボォ〜っとしてて集中力がない。
2時を過ぎると急に頭が冴え始め、でも早く寝なければッ!と焦る気持ちもあり落ち着きゃぁ〜しない。
母さん、ボクの頭はどぉ〜なっちゃったンでしょほ...(; ;)ハラリ。


そんな日々を繰り返す今日この頃、昨日久々にBook Listを開けてみたら(ちなみにボクはBooksというMac用の読書管理のソフトで読了の本をかれこれ3年くらい管理している。)、前回本を1冊読了したのが3月11日。
増田久雄の「デイドリーム・ビリーバー」を読了して以来、丸々1ヶ月間本を読了していないことになる......。


あぁ〜何たることだ......。
一時期は年間300冊に迫る勢いでとにかく手の空く時間はすべて読書の時間に費やしていたこともあったのに...(; ;)ハラリ。


たしかに、ブログを始めたり、愛しぃ〜相方さんと過ごす時間が増えた事もあり、読書以外の楽しみに時間を費やすよぉ〜になったことも要因の一つではある。
でも、いまのボクがあるのは明らかに幼少の頃から本と過ごして、本の世界に溶け込み遊んできた経験の積み重ねのおかげである。
それが、ここまで読書に費やす時間をないがしろにするよぉ〜になってしまうとは.........。


これはいかんと思い、時間がないのであれば少ない時間でも十分に味わえる短編小説はいかがなものか?と思っていたところにちょうど良いタイミングで「考える人」の2007年春号で「短編小説を読もう」という特集記事があったので思わず買ってしまった。
「考える人」を買ったのなんて創刊号以来だ。


それとこれがまたよいタイミングで「ウェブ進化論」の梅田望夫さんのMy Life Between Silicon Valley and Japanでも4月6日のエントリーで「考える人」と短編小説に触れていた。

あと一年くらい続くだろう忙しい時期を何とか乗り越えて、特に「ウェブ進化論」で始まったことに区切りをつけるための三冊の本を書く仕事を早く終えて、また短篇小説を一日に一篇読む暮らしに戻りたいと思う。


「短編小説を一日に一篇読む暮らし」


なんて贅沢なんだろう。
日々仕事を始め、いろんな事で24時間が埋まっていってしまう。その中でもなんとかやりくりして、一篇の短編小説を読み、一瞬の間だけでもその世界に入り込み様々なバーチャルな体験を重ねていく。
たとえそれが30分でも1時間でも、そんな時間を1日のうち必ず設けられるような、そんなささやかな贅沢をボクはしてみたい。