Jobs睨下の詔なのだっ!


先日のMacworld San FranciscoでのJobs睨下の基調講演で、ついにその全貌をあらわしたiPhone
Macな方々を中心にデジタルガジェット好きな方々も取り込んで、今週はNETのあちこちでこの話題で花が咲いておりますが、ちなみにこのエントリーはiPhoneに関する話ではないのです(笑)


いまや押しも押されぬ大企業のTOPであらせられるJobs睨下。
彼のカリスマは基調講演でのそのプレゼンテーションにこそ、その底知れぬ魅力と本領が発揮されますが、ただただライバル企業の製品をこき下ろすそのアグレッシブさだけでなく、ときに間の抜けたような擬音やユーモアを交えたトークにその存在感があるのでは?と。
おそらく、自社製品のアピールにとっては大舞台となる基調講演の中でJobs睨下ほど観客が楽しめるプレゼンを心得ている(?)CEOはいないのでは?そこが彼のカリスマたる所以なんぢゃないかなぁ〜と思うわけです。
が、ちなみにこのエントリーは睨下礼賛に関する話ではないのです(笑)



今回のMacworldでも、途中で学生時代にWozとやらかしたイタズラ話を盛り込んだり、睨下自ら舞台上で「シェ〜」のような謎のポーズをとったりと、なかなか常人としての域を脱せない経営者ではありえない行動で楽しませていただきました。
(うちの社長がそんなことやってるのをみたら、おそらくボクは泣き出すことでしょう。)




そんなJobs睨下ですが、年も押し迫る年末の「idea*idea」さんとこのエントリーでこんなエピソードが紹介されてました。


【名言】 60cmのケーブルでつながれるのさ!



"Then you're connected with about two feet of headphone cable."


昨年鳴り物入りで(これが本人達以外にはけして鳴ってないのが笑えますが...。)登場したマイクロソフトZuneについてのインタビューでのJobs睨下の詔だそぉ〜です。


インタビュアーの「Zuneはオンラインコミュニティを構築しようとしています。それはiPodにとって脅威ですか?」との問いに対して、Jobs睨下は、
「んなこたぁ〜ねぇ〜よ!ネット上でZuneユーザーめっけて、その娘に曲あげるったぁ〜って、そんなことやってる間にその娘はちげちまうだろぉ〜よ。んなしちめんどくせぇ〜ことやるより片方のイヤホン抜いて彼女の耳に突っ込んだほうが早ぇ〜だに?したら、キミとその娘さんは60cmのケーブルで繋がれんぢゃん!!」
と仰せになったらしい。


さすが、カリフォルニアの青いバカというか、いかにもピッピー文化を通過してきてたようなJobs睨下であらせられます。


そっか!?その手があったか!と素直に受け入れてしまうボクはすでに信者に成り下がっているのですが、Sony製リモコン対応用のような短いケーブルのイヤホンだったら、もっと近い距離に接近できるなっ!...ムフフ。
なぁ〜んてな妄想に一瞬意識が飛んだのですが、ボクがよく使うイヤホンタイプを思い返してみると、そんなうまいこと繫がれるのか?という気がしてきたのであります。


ボクがいま使用しているデジタルオーディオプレイヤーはiPod nanoの第一世代。
第3世代iPodのあの赤く光るLEDの魅力に逆らえず、SonyからAppleに改宗して以来、新しいiPod製品が出るたびにJobs睨下にお布施を捧げ、iPod nanoがでてからよぉ〜やくこれが自分にとってのベスト!と落ち着いた。
プレイヤーをいろいろ試しているうちに、ヘッドホン/イヤホンの類にも目が向くようになり、イヤホンではカナル式のものが常用なのだ。


この両耳深く押し込むカナル式、ボクは内耳炎、中耳炎の類ではないが、やはり耳に刺したプラグを抜くと多少の汚れが付くときもある。自分の耳とはいえ、抜いた後はプラグ部分を一拭きしてからしまっていたりする。
こんな自分の半体内的な恥ずかしぃ〜ところに突っ込んだものを女の子に突っ込むというのは、なにやらセクシャルな妄想に取り付かれてにっちもさっちも他の誘惑に駆られてしまうのではないかと、ちと躊躇してしまうのである。


Jobs睨下の詔を実践するには、少なくともiPod付属のイヤホンのようなタイプを前提として、余計なことは考えないカリフォルニアの青いバカ的な無邪気さが必要なのではないかと末端信者は思うのでありました。
エバンジェリストへの道はまだまだ遠いのであります.........(遠い目)