チョコやらスパムやらドライフルーツやら...(^^;)ハハハ。

  
毎年冬のこの時期になるとそれはやってくる。
遥か太平洋の向こう岸からそれはやってくる。
コンテナでの雑な扱いにも税関の検疫にもめげずにそれはやってくる。


なんてなことを書いてますが、よぉ〜はアメリカの叔父さんからの贈り物なのである。
数年前に亡くなるまでは叔母さんが贈ってくれていた。
叔母さんといっても、母方の祖母のロッテンマイアさんの妹なんで大叔母さんとでもいうのだろうか?
叔父さんというのはこの大叔母さんのムスコ。母の従兄弟にあたる人だ。


この大叔母さん、戦後進駐軍として日本に駐留しにきた日系2世の大叔父さんと結ばれて、大叔父さんの帰国とともにアメリカに渡った。
以来、戦後の日本に残した我が祖母ロッテンマイア&母達の食糧事情を考慮してか、いろいろと食べ物を贈って来てくれていたらしい。
そういえば、ボクも物心つく頃にはなぜか普段あまり食べないチョコレート菓子や、缶詰めに入ったソーセージとかを心待ちするようになっていた。
いまでこそ、ゴディバを始めチョコレート専門のお店があちこちにできて、いろんなチョコが食べられるが、ボクが生まれた田舎ではその時代、チョコの中にキャラメルとかヌガーだとかが入ったチョコレート菓子の箱はまるで宝箱のようなモンだった。


しかし......この大叔母さんの日本の記憶は戦後すぐで止まっているのだ。いわば、「ギブ・ミー・チョコレート!」の時代である。
天国の大叔母さん!あなたの産まれたこの国はその後せっせこせっせこ働いたおかげで、アメリカに次ぐ経済大国にまで成長したのですヨッ!
その大叔母さんに育てられた叔父さんはさらに事情がごっちゃになっている...(^^;)ハハハ。
正直、チョコレートだったら国産のチョコの方がアメリカ産より美味しいと思うし、ソーセージだってスパムなんかよりシャウエッセンのほぉ〜が美味しい。


というか味もそうだが、贈ってくれる量が度が過ぎるのである...(^^;)ハハハ。
叔父さん!日本人は謙虚なんです。馬鹿食いしないんですヨッ!


たとえば、チョコレート菓子。
昔、ロスの隣町の大叔父さんの家にホームステイしてた際にsee'sのチョコが気に入ってよく食べていたのだが、それを見ていてなのか、エライ大きな箱で贈ってきてくれる。



箱の高さからして2段重ねだ...(^^;)ハハハ。
これだけでも十分なのに、その他スニッカーズを始め3袋(笑)



とてもぢゃないが一人で食べきれる量ではない。チョコレートを主食として生きている相方さんの協力を得なければ処理しきれない。
あの......いつもいつも気にかけていただいて大変ありがたいのですが...叔父さん、「ギブ・ミー・チョコレート」の時代は半世紀以上前に終わってます(T^T)


量が問題なのはこれだけではない。
これ↓



袋詰め、1.53kgのドライフルーツだ...(; ;)ハラリ。
こんなにどぉ〜やって処理せよと?
海の向こうではどぉ〜かしらないが、ここ日本ではそんなにドライフルーツの需要は無いはずだ。
少なくとも実家で暮らしている間食卓にドライフルーツが上がったのは記憶に無い。
しかも、祖母のロッテンマイアさんに3歳まで育てられた際に干しぶどうをいやほど喰わされて以来、干し柿以外のドライフルーツは苦手なボクなのである......。
三つ子の魂百までとはよく言ったモンである。
これは、袋ごと相方さんに贈呈することにした。


結局、今回の贈り物はこれである。



その他、スパムソーセージとカシューナッツのお菓子。
スパムはなにかと嬉しい。昔からただで贈ってきてもらうのを食べていたんで、スーパーでスパムなんかを買う気がしない。
なんで、あのスパムが国内ではあんなに高いんだろ???


そんなこんなで、毎回その大陸サイズの量に正直辟易してますが、でも贈っていただけることは嬉しぃ〜のであります。
そうそう頻繁に行き来できる距離ではないんで、年に数回のこのやり取りが祖母と大叔母(姉妹同士)、母と叔父(従姉弟同士)、ボクと再従兄弟と3世代に渡って太平洋の両岸で細やかな関係でも長く続いていければなぁ〜と。