エアギターって昔からなかったっけぇ?

  
最近エアギターがなにかと話題だ。


今年の世界選手権ではダイノジのおおちが優勝。というかダイノジがまだいたことにびっくり!?(笑)
今年前半、なにげにTVに露出し始めてエアギターを世に知らしめ始めていた2年連続世界4位の金剛地武志は今年は5位と、初出場初優勝のダイノジおおちにあ゛っ!?というまに周回遅れにされてしまった。
今後のTV出演はだいぢょぶなのかっ!?<金剛地


というか、このエアギターなにゆえ今時分話題になっているのかいまひとつわからない。
ボクにとっては、新しいエンターテイメントというよりも随分昔から同じことやってたよナァ〜という感覚なのだ。


中学で洋楽に目覚め、高校に入ってからはよりディープなHR/HMの世界にどっぷりつかっていた。
当時のムーブメントとしてはNWOBHMが一段落してDEEP PURPLEが復活。
アメリカ西海岸でLA METALというムーブメントが勃興してRATTやMOTLEYCRUEが活躍してた時期だった。


国内では、国内初のHR/HM専門誌BURRNが創刊し、伊藤政則、酒井康が数少ないHR/HM情報を発信していた。


お小遣いをためて半年に一回くらい上京して、当時聖地であった新宿レコードでブートレッグを買い求めるようなHR少年だったボクの夢は、都内の大学に入ったら伊藤政側がDJをやるTSUBAKIHOUSEに突入するのだッ!というものだった。


この当時HR/HM少年・青年達のミサが行われるTSUBAKIHOUSEで夜な夜な行われていた儀式こそ、今で言うところのエアギターそのものであったような気がしてならない...。


伊藤政則がかけるHR/HMチューンに合わせて、基本スタイルはヘッドバンギングでウォームアップ。
次第にそれぞれが思い思いのプレイヤーになってギターを掻き鳴らしたり!しているつもり。
ベースをズコズコ弾いてる!つもり。
ツインドラムでマシンガンドラム叩いてる!つもり。ってドラムやってた人がいたのかどぉ〜かは定かではない...。


常連ともなると段ボールやベニヤでギターを作って掻き鳴らしている!つもりをしていた人もいたらしい。


これって、まさにエアギターそのものだったのではないか?
ただ、あまりにも閉じた世界に純化したエンターテインメントだったため、一般社会に認知されるまでもなく衰退していってしまったよぉ〜だが......。


そんな、ボクも大学に入った途端にカラオケで歌えるよぉ〜な下世話な音楽に興味が移り、TSUBAKIHOUSE詣でを実行することなく、高校当時毛嫌いしていたDISCO通いに耽ることになるわけだが...(^^;)ハハハ。


エアギターの話題を目にする度に、いつの間にか記憶の彼方に押しやってしまっていたあの頃の思いが蘇り、ギターを掻き鳴らしたいと思う今日この頃なのであった。