ショッカーの心の叫び

 
今月に入り、CMでよくショッカーを目にする。
求職サイトBeingのCMだ。


子供の頃はショッカーといえば、ショッパイヤラレ役でしかなく仮面ライダーや毎週新しく登場する怪人と違って、決して注目に値する存在ではなかった。
.........子供って残酷だ。

  • この仕事は、オレを輝かせているんだろうか。
  • この仕事は、オレじゃなくてもいい気がする。
  • ちくしょう。タイミングさえ合えばいつでも転職してやる。
  • うちの職場は無責任な上司が多過ぎる。
  • いまの仕事に不満はない。ただ、もっと輝きたいんだ。
  • これって、土日まで使ってやる仕事だろうか。
  • もっと女性の多い職場で働いてみたい。


末端構成員の心の叫びである。


同じく末端構成員としてショッカーの心のうちがシミジミと染み込んでくる。
不思議なことに子供の頃は無表情に見えていたショッカーの顔つきが、このCMを観ていると無常観に苛まれている心のうちが滲み出ているように思えてくる......。


ヲトナになるって......大変だなぁ。