葉祥明の詩と息子にとっての母親というもの

 
母親というものは
無欲なものです
我が子がどんなに偉くなるよりも
どんなにお金持ちになるよりも
毎日元気でいてくれることを
心の底から願います
どんな高価な贈り物より
我が子の優しいひと言で
十分過ぎる程幸せになれる
母親というものは
実に本当に無欲なものです
だから
母親を泣かすのは
この世で一番いけないことなのです


  
「母親というものは」詩・葉祥明



少々引用が長くなっちゃいましたが、葉祥明の有名な詩です。
今年話題のリリー・フランキー作「東京タワー」で知った人も多いのではなかろぉ〜か。

母と子の関係をとらえる時、母と娘、母と息子の関係によって母の立ち位置は違うのではないか?と思うのだ。
新たな生命を生み出し、自らも一個の「母」として確立していく娘に対し、息子というものはいつまでも母にとっては「息子」でしかありえないのではないか?

ザコンというとネガティブなイメージがすっかり定着してしまったが(佐野史郎の怪演のおかげか?(笑))、息子は基本マザコンなのではないかと思う。
どんなに偉くなろうとも、どんなにお金持ちになろうとも、精神的なへその緒は死ぬまで断ちきることはできないのではなかろぉ〜か?

恥ずかしい時代を知られている中高時代の同級生女子の前では、いつまで経ってもカッコつけられない以上に、母親にはケツの穴まで見られているのである。これは第三者的に冷静に考えるとそぉ〜とぉ〜恥ずかしい事である。
そんな母親の前でいっちょ前な態度などとれるものではない。

.........。

いかんいかん。マヂメな話をするつもりは無いのである。

隣に鎮座ましまして在らせられる我がリーダー。
顔さえ我慢していただければこれほどイイ男はいない。
頭脳明晰、博学多才、抱腹絶倒、傍若無人......etc。
多少の妄想僻さえ我慢してもありあまる人格者であらせられる。

そんなリーダーのところへ業務時間中電話がかかってきた。
ご母堂様からである。

「あらっ!?夏休み中じゃなかったの?」
可愛い息子のことでいてもたってもいられなかったのであろう、ご母堂様。

「あなた、お見合いする気ない?」
白昼堂々なかなか場所を選ばないストレートなご母堂様である。

どうも、リーダーの実家ではお見合い相手も含めて既にリーダーの意思の及ばないところで盛り上がっているらしい。

かくも母親というものはただただ息子の幸せのために見境がなくなるものなのである。

リーダー、そろそろここらで脳内恋愛を抜け出さないと、「30代で結婚できない男」が現実のものと化してきますぞ!

リーダーの優しいひと言で、ご母堂様を十分過ぎる程幸せにしてさしあげなくてはなりませぬ。



母親を泣かすのは この世で一番いけないことなのです


.........プププッ。