堕ちてプリクラ。

  
Backでは昨年のLive8最大の話題であったPinkFloydのSpeak to meが流れている。
四半世紀ぶりのRoger WatersとDavid Gilmourの共演だ。


このままPink Floyd再結成かと当時はザワついたが、さすが頑固ヲヤヂ共。そのまま世間の期待通りには動いてくれない。
その後二人はソロを発表。またそれぞれの道を頑固に進んでいきやがった。


Wish You Were HereのイントロでRogerがこんなことを言っている。
「この場にいない人たちへ。とくにシドに捧げます。」


...(; ;)ハラリ。


そんなシドもつい先日の7月11日、天に召されてしまったという。
Pink Froydの1stアルバムで才能を開花させまくってRockの新たな扉を無理やりこじ開けたままバンドから居なくなってしまったSyd Barrett
昨年、Live8のステージでRogerはどんな思いを込めてWish You Were Hereを歌ったんだろぅ......。


嗚呼......Pink Floydの曲を一人静かな部屋で聴いているとドンドン堕ちていく.........。



なぁ〜ンて、前置きが長すぎた気配が。
なにも、Pink Floydで堕ちたワケではないのであった。


世間でプリクラなるものが騒がれて幾星霜......。
齡、この歳になるまでプリクラなんぞ撮った事が無いボクであった。
そもそも、ゲームセンターなるところに足を踏み入れる事のない人生だったので、マシンそのものも見た事も触れた事もないのであった。


それがなにを血迷うたか、今の相方と逢瀬を共にするうちにこれは是非に撮りにイカねばなるまいッ!と一念発起して遂にプリクラマッスィ〜ンにその身を委ねる事と相成ったのである。


場所は我が箱庭の街のジョイポリス
ゲートをくぐると早くも2種類のプリクラ発見!?
なにがどぉ〜違うのかいまいち把握できていないボク。
とりあえず、空いてるほうに潜り込んだ。


お金を入れると、次から次へとイロイロと撮影条件を選択していかなければならない。


.........出遅れた。


制限時間が短く、時間切れで次から次へと勝手に機械共に決められていってしまう......。
なんなんだ!?この世知辛い機械は!?!?


どちらかというと、ポォ〜ッとしている相方とプリクラ初体験でワケがわかっていないボクである。
こんな二人組にテキパキという文字は通用しない。


なにやら条件が設定されたよぉ〜なんでとりあえずポーズを作る。
なにげに緊張するではないかっ。
しかも、シャッターのタイミングがよぉ〜ワカラン。
ヂィ〜〜〜っと構えてしまい、表情が硬くなる......。


.........ナメられてる。


機械共にうまいこと遊ばれてるぞッ!
これではいかン!!
ここはリードせねばッなるまいっ!!
気を取り直して残りの枚数を無事に乗り越えた。


なかなかゲーム感覚に溢れたアトラクションだ。フゥ〜......。


しかし、驚いたのはこれから。
撮影がすンだ後には落書きコーナーなるところに移動する。
ここでは先ほどの写真に、文字やらスタンプやら背景やらイロイロと書き込む事が出来るのだ。


しかしここも時間との戦いである。制限時間をチェックしつつ一瞬のヒラメキでデザインを考える。
戦闘モードのワリに、動かしている手から生まれるものは☆だのハートマークだのピンク色なWARDだの、も゛ぉ〜毛穴から脳味噌がトロケ出てきている......。


少々まって印刷されたプリクラを見ると、眼には☆が輝いている(笑)
しかも、低解像度マジックでまるで20代のよぉ〜なピチピチさ加減である。これはある種犯罪だ。
20代の人は10代に。30代の人は20代に。
ローテクとハイテクのコラボレーションである。


その後、すかさず隣のプリクラに並んだのは......言うまでもない。



嗚呼.........母さん。ボク、堕ちていってしまいそほです。