DVDモトリー・クルー/カーニバル・オブ・シンズ

  
頭脳明晰なバンドのすべてをプロデュースする猿回し、ベースのニック。
体調よくても悪くても一定して80%の力しか出さない、ギターのミック。
そして猿回しに回される二人のヲバカ、ボーカルのヴィンス、ドラムのトミー。


80年代中盤から90年代初頭にかけて活躍したHRバンド、MOTLEY CRUEの4人だ。


Led ZeppelinDeep Purple、KISS、AEROSMITHといったHRを代表するバンドは既に伝説的なバンドであり、チェリーでグリーンな当事のボクがリアルタイムで聴けたムーブメントがLAメタルだった。
MOTLEY CRUEは同時期のRATT等と並び当事LAメタルブームを牽引していた。


たしかMOTLEY CRUEが一般的にブレイクしたのは2ndアルバムあたりからだっと思うが、革に鋲といったイカニモな出で立ちにビビリながらも、ノリのよいRockに身を委ねて、若造ならではの日々の鬱憤を晴らしていたよぉ〜に思う。
そんな、彼らの音楽を聴かなくなったのはいつ頃からだろう?
たしか、ヴィンスがなにかやらかしてバンドを解雇されてフロントマンが変わってからだと思う。
その後、トミーも音楽性の相違とかでバンドを去って、いわばヲバカふたりに背を向けられていたバンドだったが、2005年オリジナルメンバーで再結成をしたとの情報をちらりとみてはいたが、あまりピンとこなかった。


昨日、サンボマスターのLive前にちとテンションをあげてやろうとHMVでテンション向上用音源を探していると、そのMOTLEY CRUEオリジナルメンバー再結成LIVEのDVDが発売されていた。
一も二もなく購入。早速、家でご拝聴。
考えてみたら、彼らのLIVEって音源だけは聴いたことあるけど、映像つきで観た事はなかった。


STARTボタンとポチッと。


はじめは4人のキャラクターの人形劇で始まる。なんかが地球に迫ってくるので、お姉ちゃんにロケット付けて飛ばしてそいつを打ち返そうとかいうイカにもヲバカな寸劇だ(笑)
お姉ちゃんが飛んでいくと、サーカスの舞台が映し出される。このLIVEはTheatre of Painのようなサーカスが舞台なんだろうか?
舞台ではボンデージスタイルのお姉ぇ〜さまが腰をくねらせてオーディエンスを煽る。
そして爆音とともにROCK'N ROLLサーカスがスタートする。
Istアルバムから最新のナンバーまで満遍なくプレイされたが、ただのLIVEで終わらないのがMOTLEY CRUE!
途中、3人がハーレーに跨って登場したり、ヲバカその1のトミーが空中を行ったりきたりでドラムソロやったりまさに往年のROCK'N ROLLサーカス!!!
当時雑誌記事で観ていただけのMOTLEY黄金時代のLIVEが展開されていました。


これ観てテンション上がりまくったんですが、空模様はなにやら雨が降り出し、サンボのLIVEに向かう道すがら、ますますテンションは下がっていったのでありました......(^^;)ハハハ。